こんにちは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。
このブログを和歌山県の那智勝浦町の港が見えるホテルで記してます。
昨日の続き…
松阪からはレンタカーで一路紀北町へ。
紀勢自動車道で山間を飛ばしていきます。
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▲紀勢自動車道へ
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▲東紀州の山々は深い
紀北町に着くと、先ずは紀北町商工会さんへご挨拶に。
2011年、千葉で開催されたフーデックスで紀北町の様々な物産を知り、その中から浜甚さんのだしパックを取り扱わせて頂いているのですが、そんなプロデュースや販路開拓などを積極的に取り組んでいる商工会さんです。
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▲応接室には現在開発中のジュースのサンプルが!
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▲お食事時だったので近くの「地域レストラン」へ
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▲その名も「マルデッシュ」
経営指導員さんも単純な経理のアドバイザーではなく、商品開発や販路開拓まで関わる方々で、常にたくさんの資料を持っていて何か興味を持つ事があればサッと手渡してくれます。
まるで地域素材の商社の様な商工会なんてスゴいですね。
さてお腹も満腹になって向ったのは紀北町海山区の「浜甚水産部」さん。
当店でもおなじみの「だしパック」を作っている会社です。
快晴の下、海沿いの道を快調に走り漁師町の引本へ。
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▲青い空と青い海!昨日まで雪国だったのに
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▲昔ながらの漁師町の面影がある街並
鰹節工場で濵田社長がお待ちという事で車で乗り付けました。
すると工場の前でご夫婦とお子さんが出迎えてくれました!
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▲奥さんともうすぐ1歳のお子さんもご一緒
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▲工場の前には燃料用の木材
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▲早速工場へ
工場ではサバ節を作っている最中。
中はダシの美味しい香りが漂っています。
この香りだけでウドンが食べられそうです(笑)
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▲この中でサバを乾燥させます
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▲燃料はさっきの薪
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▲こんな感じで中はサバがぎっしり
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▲しっかり乾燥しています
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▲自らの目で品質を確かめる社長
こうして乾燥されたサバを今度は燻製にします。
この工場自体が大きな燻製設備になっています。
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▲ここが薪をくべる場所
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▲中にはゴウゴウと火が焚かれています
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▲薪はナラやシイが煙がたくさん出て良いらしい
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▲薪を投げ入れて
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▲それをくべていきます
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▲すると灰が巻き起こり煙が立ちこめる
こういう環境の中で魚を燻製にするのですが、先ほどの乾燥させたサバを燻製する前に一仕事します。
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▲身と頭を分けます
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▲二つに割って骨を除く
こうして仕分けた頭や骨もこの後使い途があります。
和歌山で甘いミカンを作る為の肥料になります。
間伐材を燃料にし、更に魚の使えない部分も肥料となる。
更にカツオも生で食べる大きいものではなく、ほとんど利用されない小さいサイズのもの。
何でも利用し、更に何も捨てないで再利用する姿勢には大変感銘を受けました。
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▲工場の裏に広がる美しい海
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▲そしてほのぼのとしたご夫婦
浜甚さんを辞するときふと工場の脇を見ると何やら石塔が。
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▲お魚の供養塔
自分を取り巻く全ての事に感謝し、全ての命を生かそうとする浜甚さんの姿勢がとても心に残りました。
そして私達は次の場所へ…(つづく)
デリカテッセン&カフェテリア 紅玉
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