こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。
今日は当店を建てて下さった「
株式会社 高橋建業」の社長でもあり、私の家内のおじでもある高橋勇悦さんのご葬儀でした。

▲遺影と愛用の眼鏡
年末より体調を崩され、入退院を繰り返されていたとは聞いておりましたが、これ程すぐに、この世を旅立たれるとは考えてもおりませんでした。
紀伊半島の出張を終えた翌日のお昼過ぎ、最後まで意識ははっきりしておりながら、しかし、今際の際はごくあっさりと、苦しむ事も無く亡くなられていったそうです。
自分が設計し、建築された自宅で亡くなられた、つまり自分の「作品」の中で最後を迎えられたのは、せめてもの幸いであったと思います。
偶然にも亡くなられる直前に私の家内がお宅にまでお弁当を配達をしており、勇悦さんに一声掛けたところ頷いていたという事から、最後のお別れが出来たようです。
家内は勇悦さんに大変可愛がって頂いたので、もしかすると最後に会いたいという思いが引き寄せたのではないかと親族で話しておりました。
勇悦さんは鋭い感性を持たれ、同時に、本物のもの作りへの強い信念を持った建築家でした。
同時に次第に失われていく日本の匠の技を嘆き、何とかそれを残したいという情熱の人でもありました。
家内共々、勇悦さんのお宅には何度も足を運び、お酒を酌み交わしながら様々な事を語り合ったのですが、いつもあらゆる物や事の「本質」というものを大切に考えておられた様に思います。
当店を建てられたときは、家内と何度となく打ち合わせを重ね、その話し合いの瞬間瞬間にまた新たな、或いは細かいイメージが生まれる、そんな創造的で刺激的な時間を過ごさせて頂いたようです。
それ故、この「デリカテッセン紅玉」の店舗は、勇悦さんからも愛着を持って頂き、様々なお客様をお連れ頂きました。
本と、煙草と、コーヒーと、ドライブと、そして仕事をこよなく愛した高橋勇悦さんの死を心から悼み、また彼の作品であった当店「デリカテッセン紅玉」の店舗をこれからも大切にしていきたいと思います。
合掌
デリカテッセン&カフェテリア 紅玉
〒019-0509 秋田県横手市十文字町梨木字沖野66-1
TEL 0182-42-5770
E-mail:kougyoku_deli@mail.goo.ne.jp
秋田県横手市十文字のデリカテッセン&カフェテリア
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