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熊野路を往く7~古式醸造の蔵で

2013-03-28 21:40:11 | その他地域の農業生産者の皆様
こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。


さて、昨日の続き…
いよいよ丸正酢醸造元さんの蔵へ。

今も古式醸造を頑なに守る「聖域」へと足を踏み入れるのです。

と、その前に蔵への入り口の上に飾られた神棚に小坂社長が灯明を灯しました。
そして、二礼ニ拍手一礼。


▲灯明を灯します


▲神へ、そして大いなる自然への敬意を表します


そして社長はおもむろに傍らに置かれたホラ貝を手に取り、私に語ってくれました。

「発酵は微生物の働きによる自然の恵みです」
「微生物への愛情が無くては良いお酢は生まれません」

「しかし、微生物には表情がありません、微生物の気持ちを感じ取るしかないのです」
「それを感じる為には精神の統一が必要だと思います」

「その為には何が良いか、あれこれ考えたのですが、修験者の吹くホラ貝の音に自分の魂が揺すぶられることに気付きました」
「今も自分の魂を揺り動かし、精神を高め、心引き締める為、蔵に入る前にホラ貝を吹くのです」

そして高らかにホラ貝を吹きました。


▲ボォォーというホラ貝の音


身の引き締まる思いで、薄暗い蔵の中へ足を踏み入れます。
天窓から入る日の明かりの中に酢を醸造する木桶が並んでいます。

その木桶には何か書いた紙が貼ってあります。


▲習字が貼ってあるのかと思ったら…


▲歴代の相撲取りの名前!


先代が大の相撲好き。
それにあやかって一桶づつ相撲取りの名前を貼っておき、「今年は若乃花の出足が良い」とか「羽黒山が次第に良くなって来た」などと出来を見ていくのだそうです。

因に木桶は熊野杉の大木の中心部から切り出した材で作ったもので、最早職人さんも材木も無くなって来て、修理すら覚束なくなって来ているとの事。
しかし、この木桶でなくては古式醸造は出来ないのだと語って下さいました。

「世の中にホーローやステンレスのタンクが出回り出した頃、その導入を考えて見積もりまで出してもらった事があった」
「しかし、試しに木以外のタンクで作ってみたが、木桶で作ったお酢から比べると著しく見劣りして止めた」

「木桶だと5%程目減りしてしまうが、味、コク、風味、そして特に香りが良い」

「8時間で酢を作ってしまうドイツ製の機械が大手に導入されたとき、手作りのお酢は瞬く間に駆逐された」

「丸正酢醸造元のお酢も急激に売上が下がり、最早これまでと思った」
「でも最後にウチの酢と、即醸されたお酢と味を比べてもらいたくて、お取引先800軒以上を一軒一軒駆け回った」

「味の違いを分かってくれたお取引先が、ウチを守ってくれた」
「業績が底を打ち、次第に元に戻り始めたときは、地元とお取引先様、お客様への感謝の気持ちで一杯だった」


▲作られて130年になる木桶を前にして語ってくれた社長


▲この蔵のドラマに感動する私


最後に語ってくれたお話が私を身震いさせられました。
「どんなに人の手をかけたものでもボタン一つで出来るモノは手作りではない」
「人が肌で感じるものを手がかりに、手探りで創っていくモノが手作りなのです」

お酢作りのバックグラウンドが透けて見えるこの瞬間が、私にとって正に感動の時間であり、お客様にお伝えしたいものを胸に刻むときです。

木桶の並ぶ蔵を出て、しぼりを行う槽の前に立って、社長がまたお話し下さいました。

「効率や歩留まりを考えると、最新の機械でギリギリまで搾った方がたくさんのお酢を絞り出せる」
「しかし、搾り過ぎたお酢は美味しく無い、槽で一つ一つ袋搾りしたものこそ、最上のお酢になる」


▲この木造の槽でお酢は搾られる


▲何とも風格のある槽です


最後に瓶詰めをする工程に案内して下さった社長が太鼓を叩いて下さいました。

「朝、景気を付ける為にヒト叩きするんです」


▲力強い太鼓の音が工場に響き渡る


蔵を一巡して、丸正酢醸造元さんを辞するとき、社長様、そして奥様が玄関までお見送り下さいました。


▲力強い握手


更にこの後、小坂和子さんには那智勝浦の美味しいお蕎麦屋さんにまでご案内頂きました。


▲十割蕎麦「森本屋」さん


▲お蕎麦とマグロ丼のセットメニューを頂きました


▲さすがマグロの町 那智勝浦


▲駅までお見送り頂き感謝感激!


紀伊半島を駆け巡った出張は、多くの出会いがあり、初めて知る事があり、美味しい地域の味を楽しんだ、素晴らしい3日間でした。
これからここで味わった感動を一人でも多くのお客様に述べ伝え、楽しんで頂く様に努力して参りたいと思います。

この出張をコーディネートして下さった「販路開拓サポート」の小地澤さん、紀北町並びに紀宝町の商工会関係者の皆様、紀宝町役場の職員の方々、更には生産者の方々や「食」に携わるお仕事の方々に、心から感謝を申し上げ、「熊野路を往く」全7話を閉じたいと思います。


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