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米国トランプ大統領が日本などに海上輸送路の自主防衛を主張!!日本は自力で海上輸送路を守れ!!

2019-06-26 00:00:00 | 防衛
G20大阪サミットを前に緊張が続く米国とイラン、中国、北朝鮮との関係は、水面下で行われてきた交渉が、徐々に成果を挙げ始めている模様です。

一方、日本にとっては劇的な国際情勢の変化や、それに対応出来る外交・安全保障体制の一層の充実が死活的に重要になってきました!!

6月25日01時25分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「米、イラン追加制裁署名 ハメネイ師への金融制裁も」の題で次のように米国トランプ大統領の強硬姿勢を伝えました。

『【ワシントン=住井亨介】トランプ米大統領は24日、イランへの追加制裁を定めた大統領令に署名した。新たな対イラン制裁には、最高指導者ハメネイ師に対する金融制裁などが含まれる。トランプ氏は同日、ホワイトハウスで記者団に対し、「イランによる核兵器保有を許さない」と主張。イランによる20日の米無人偵察機撃墜を念頭に、「私は米国が多大な自制を示してきたと思っているが、将来もそうするわけではない」とも述べ、圧力を強めた。

 ロイター通信は24日、英国、フランス、ドイツの3カ国がイランに対し、核合意を後退させるなら、重大な結果を招くと警告する外交文書を送ったと報じた。

 制裁発表に先立ち、ポンペオ国務長官は23日、追加制裁は「イランの制裁回避をより困難にさせる」ものとなるとしていた。トランプ氏も24日、ツイッターで「米国のイランへの要求は単純だ。核開発をせず、テロを支援しないことだ」と述べていた。

 ペンス副大統領も23日、CNNテレビに出演し、「イランの核兵器保有は決して認めない」と繰り返し、追加制裁で「イラン経済は文字通り粉々になる」と警告。その一方でトランプ氏が「前提条件なし」でイランと対話する意向があるとも強調。追加制裁にはイランを対話の場に引き出す狙いもあるとみられる。

 これに関連し、ポンペオ氏は24日からサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)を歴訪し、イラン情勢を協議。ロイター通信によると、国務省のフック・イラン担当特別代表は23日、原油輸送の大動脈ホルムズ海峡の自由航行確保を、大阪で28、29両日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で協議すると述べた。』

G20サミットでもホルムズ海峡の海上輸送路の確保が議題になる程、緊迫した情勢になっています。

米国トランプ大統領は6月24日、自身のツイッターで次のように日本などに海上輸送路の自主防衛を主張しました。

『中国は91%をストレートに、日本は62%、その他多くの国も(筆者加筆:ホルムズ海峡を通って)原油を得ている。では、なぜ他の国(長年)の輸送レーンを無償で保護しているのでしょうか。これらの国々は、常に自国の船を守るべきです。

米国が世界最大のエネルギー生産国になった以上、そこにいる必要もありません。米国のイラン要求は非常に単純で、核兵器を持たず、これ以上のテロのスポンサーをしない事です!』

正に、冷戦時代の「安保ただ乗り論」以上の厳しいトランプ大統領の指摘です!!

一方、同日、zakzak by 夕刊フジが「トランプ氏、訪韓時に正恩氏と会談も? 緊張状態が続く米朝間“劇的展開”あるのか」の題で「“不発”米朝首脳会談」の特集項目にて、次のように伝えました。

『ドナルド・トランプ米大統領が、今月末に韓国訪問した際、北朝鮮との間にある非武装地帯(DMZ)視察を最終調整している。外交筋が明らかにした。視察が実現した場合、トランプ氏が北朝鮮問題をテーマにした演説を行うとの見方があるほか、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談に臨む可能性まで報じられている。

 「前回の訪韓時に行けなかった非武装地帯を訪問する日程について、韓米が詰めの調整中であると聞いている」
 韓国紙、ハンギョレ(日本語版)は23日、複数の韓国政府当局者の話として報じた。

 トランプ氏は2017年11月に韓国を訪れた際、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とともにDMZの視察を予定していたが、悪天候のため中止した。今回のDMZ訪問は、大阪で28、29日に開かれるG20(20カ国・地域)首脳会合後の訪韓に合わせた計画で、30日が有力視されている。

 ハンギョレによると、ロナルド・レーガン元大統領や、ビル・クリントン元大統領、バラク・オバマ前大統領らが単独でDMZを訪問したことがあり、文氏が同行するかが関心事だと指摘した。
 トランプ氏がDMZで演説を行うとの報道もあるが、韓国メディアは「まだ何も決まっていない」との大統領府の見解を伝えた。

 DMZ訪問に合わせて、トランプ氏が、正恩氏と会談を行う可能性について報じたメディアもある。

米紙ワシントン・ポスト(電子版)は23日、トランプ氏が訪韓時に南北国境で正恩氏との会談調整を試みようとしているのかもしれないという、一部専門家の見方を報じた。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、トランプ氏から正恩氏に親書が送られと報じた。親書に対し、正恩氏は満足の意を示し、「トランプ大統領の政治的判断能力と並々ならぬ勇気に謝意を表すると述べ、興味深い内容を慎重に考えてみる」と述べたという。

 2月の米朝首脳会談決裂以降、緊張状態が続く米朝間で「劇的展開」があるのか。』

5月のトランプ大統領の訪日の際にも「多くの密談や密約が交わされた」と筆者は観察・分析しています。
ですから、G20大阪サミットやその後の動きで国際情勢が劇的な変化をするのも当然の事なのでしょう。

更に、日本がホルムズ海峡や周辺海域を「タンカー輸送路防衛」を行うとすれば、ソマリア沖の海賊対策のためジブチを拠点とした警戒部隊である数百人規模の部隊どころでは済まず、少なくとも一桁違いの兵力や戦力を貼り付けねばなりません!!
すぐには出来なくとも、本格的な空母機動艦隊や強襲揚陸艦隊等も複数保有してホルムズ海峡やアラビア海等に定期的に派遣しなければならなくなります。

勿論、補給艦や大型DDH、掃海艦、その他陸海空等の戦力増強も不可欠です!!


米国トランプ大統領が日本などに海上輸送路の自主防衛を主張!!
日本は自力で海上輸送路を守れ!!
米国が同盟国だからと言っても、いつまでも守ってくれないぞ!!



6月24日の夕刊フジ記事の目玉
出典:zakzak ツイッター



5月27日に夕刊フジが報じた、日米首脳会談の前段階でのボルトン補佐官と安倍首相との「南北朝鮮情勢等に関する密談」についての記事紙面

出典:こちら夕刊フジ報道部

画像の安倍首相(右)とトランプ大統領(左)のゴルフ場での笑顔は実に、意味深いものがあります。


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