マッタリ (´ー`) 子連れ狼が撃つ!

マッタリな、トイガン&ドライブのブログです♪

今回のドライブは・・・

2014-10-20 00:06:00 | ∟ドライブ
さてさて、

台風も過ぎ去り、週末はいいお天気が続いておりますね♪
サンデードライバーにはありがたいかぎりです。

今回のドライブは・・・

さてここはどこでしょう?


そう!静岡です。

さんじさん、sizuさんに会いにやってきましたよ~
って、ホントにお会いしたいのですが・・・


本日は、

ココ、富士スピードウェイにやってきました~


空いてる駐車場で、

パイロン使った練習されておりました~


ムっ?

この車は・・・


パナメーラですか!

4ドアのこんな車種でもスポーツ走行されているんですね~


さてさて、
ここから本題、
今回富士スピードウェイにお邪魔したのは、
イベントではなく、トレーニングを受けにきました。

こちらのトヨタの交通安全センター『モビリタ』です♪


トヨタが1987年から展開している安全運転プログラム、
『トヨタ ドライバーコミュニケーション』を発展させ、
トヨタが長年培ってきたドライビングのノウハウを安全運転
に応用したプロブラムを実施るす専用施設です。

まぁ、簡単に言うと、安全運転の講習会です♪


86、というスポーツカーに乗っていると、速さとか、
サーキット走行とか、そちらの方面に目が行きがちですが、
こういうスポーツカーに乗っているからこそ、きちんと
基本となる安全運転が出来るよう心がけるべきだと思って
おります。

へんな運転をして、『これだからスポーツカー乗りは・・・』
な~んて、86乗りの品位を落としたくないですからね。
モチロン、無料ではなく料金がかかるのですが、来月誕生日なので
誕生月割引で、50%OFF!で受講してきましたぁ~♪
(※他にも、家族割や、65歳以上割引もあります)


しかし、

富士スピードウェイの敷地内にこのような建物があるとは
知りませんでした。(富士スピードウェイって、広いのね)


この広大な敷地(約10万㎡)が講習会場です。

教習車は、トヨタのマークX(2.5L)。


走る前に、

まずはコチラの講習から。

そうです、死角の確認です。
こんなにいっぱいあると見えると思いません?


車の外からは(人間が立っている位置からは)

見えそうな気がしますが、


ご覧の通り、

運転席に座ると、全く見えませ~ん!


次に、

右のサイドミラー見てみましょうか。

なにも映ってませんよね。


念のため、

目視も。


でも、実は、

この場所にパイロンが隠れていたのでありました~。


同じく、

左ミラー、


左側

目視。


こちら側は、

ここにパイロンです。


最後に、

ルームミラー、


振り返って、

目視。


こちらは、

こんなに隠れていましたよ~


これ、パイロンだからいいですけど、

小さいおなの子や、可愛いペットだったら・・・
((;゜Д゜)ガクガクブルブル


次は、始業点検ですね。

まず、最初になにをするかと言うと・・・
車の周りをぐる~っと一周します。
車の周りにはなにもありません。

その後は、

車の床下を点検です。


小動物や妖精さんを引き殺さないのもそうなんですが、
特にエンジンルームの下側は、

オイルやクーラント液など、何かの漏れがないかの
確認の意味もあります。車の下にへんな汚れやシミが
なければOKですかね。


その次は

タイヤのチェックです。
路面に触れるところだけでなく、
サイドにも傷や擦れているところがないか
チェックします。
空気圧もひと月に一回はチェックし、少なければ
補充をします。

適正空気圧はコチラにありますね~


こちらのタイヤは

ツルツルに磨り減って、スリップサインが出ております。
こうなる前に早めのタイヤ交換ですね。


こちらのタイヤは

新品ですね。目も山もしっかりあります。


実はコレ、

同じタイヤだったんです。すり減るとタイヤのパターンも
こんなに変わっちゃうんですね~。
(あ~、早くポテンザ履きたい・・・)


お次はボンネット内のエンジンルーム。

エンジンオイルはもとより、

ブレーキオイルの量、


冷却水の量を、

確認します。


あ、ちなみに今回の参加者の皆さんですが、
私のようなぼっちな男性ドライバーだけでなく、
親子連れ(お父さんと娘さんでのW参加)や、
若いカップル、初老の御夫婦、プロのタクシー
ドライバーの方々など、運転歴、性別、年代も
様々でした。

とくに女性のドライバーさん達は、普段ボンネットを
開ける機会もないでしょうから、いいきっかけに
なったのではないでしょうか?

と、ここまでは運転する前なのですが、
この先の実際の走行は、ふたりひと組のペアになり、
運転席と助手席に乗り、後部座席にあるトランシーバー
からの指示で、走行に入ります。
指示をする教官は、トヨタのプロのテストドライバー
の皆さんです。
そして、走行中は写真撮影はNGなのでここから先は
画像、ありませ~ん!(汗)

最初は普段乗り慣れている車とは違う車種なため、
慣熟走行で車と環境への慣れを行います。
広大なコースにパイロンがあり、その間を通り抜ける
走行になります。教官の先導車に続いて、車間距離を
十分安全にとり、その後ろを1台、また1台、と数珠つなぎ
に走ります。途中、スラロームや、車幅の狭いパイロンなど、
気を付けて走行しなければならない場所もありました。

速度は一般道を意識して大体60km前後です。
何周かして、車とコースに慣れます。
その後は、正しい運転姿勢が保たれているかどうかチェックされ、
そのまま35度バンクまで走り、車体が斜めになった状態でも
運転姿勢が崩れないかのチェックです。急な斜めな場所でも、
正しいシートポジションと姿勢が保たれていれば、フットレストを
左足で踏ん張ることで、ハンドルから手を離しても体が傾くことは
ありませんでした。

ただ、『そこでドアを開けて下さい』との指示がありました。
運転席の方は、ドアを上に持ち上げる、助手席の方は、ドアを
下に落ちないよう引っ張り上げる、ようになる訳です。
これがなんの、重いのなんのって!普段の水平の時は思いも
しませんでしたが、車のドアってこんなに重いものだったんですね!
例えば災害時など、平ではないところで車を降りなければならない
事もあるでしょう。前もって体感しておけば、その時に慌てなくても済みそうですね。

ここで、午前の講習は終了で、

用意されたお弁当を頂きましたぁ~♪

女性も居ますし、午後、高速フルブレーキの実習もあるので、
あんまり重たいものは控えめなお弁当でした。

あ、急須で入れたお茶、やっぱりさすが静岡、美味しかったですよ~
(先日sizuさんから頂いたお茶も、家で美味しく頂いておりま~す♪)


ここから、午後の講習に入りますが、やっぱり画像はありません。
(あしからず・・・)
先ほど書いた高速フルブレーキングの講習です。
最初は60km、次に80km、最後に100kmと、
高速走行からの急制動の練習です。一般道ではなかなか
練習できませんからね。
ジワジワ踏まずに、素早くガツン!と思いっきり踏みます。
ずっと踏んだままで、力は弱めず車が完全に停止するまで
ずっと踏みっぱなしです。
これが緊急時の正しいブレーキ操作です。思いっきり踏んでも
ABSが効くため、タイヤがロックすることなく、短い距離で
停止する事が出来ます。

その次は、同じ速度でそのまま走行し、同じところでフルブレーキ
そして正面には障害物があるので、となりの車線にハンドルを
切って避ける練習です。
こちらも、60km、80kmと練習しました。
これもABSのおかげで、フルブレーキしているのに、ちゃんと
ハンドル切って、車を隣に避ける事が出来るんですね~
なかなかフルブレーキ、そしてそこからのハンドル操作、
などはやる機会がないので、(そんな機会がない運転をしてますがね)
いい経験になりました。

これを活かし次のコースは低ミュー路のブレーキングです。
ここではABSの有り、無し、の効果を体験します。
通常はABSは常時作動しているのですが、教習車なので、

ハンドル横に、このような切り替えのスイッチがありました。
これで有り無しを切り替えて、同じ車、同じ条件での体感をします。
まずは、直線低ミュー路。
こちらは、表面がツルツルした小さいタイルが一面に敷き詰められており、
そこに水が張られております。
この路面は、凍結路を再現しており、同じような挙動を疑似体験できます。
最初は、ABSを切って、50kmからのフルブレーキ。
思いっきりブレーキを踏んでから正面にある風船?を避けようとしますが、
さっきの60km、80kmではハンドルを切って車を動かせたのに、
ブレーキがロックされて、ハンドルが動いても、車は全く動いてくれませんでした。
なので、そのまま風船に激突です。

次はABSを入れて同じ事をします。
今度はタイヤがロックすることなく、ハンドル操作に伴い風船を避ける
事ができました。
いやぁ~、普段はあんまり作動させる機会はないですが、ABSって凄いん
ですね~。あらためて感心しました。これならいざって時でも安心して
フルブレーキできます。

しかし、これには続きがありました。
今度は15kmスピードを上げて、65kmでのフルブレーキです。
たったの15kmUPなだけで、車はいう事を聞かず、風船に激突
する方がほとんどでした。これが、凍結時のABSの限界みたいですね。
(ちなみに雪国出身の私は65kmでも回避できましたが、過信は禁物ですね)
つまり、凍結時は65kmでの走行は、いざって時、アブナイって事です。
50kmくらいなら、なんとか危険回避できるってことですかね。


この先のコースでは、ワインディング低ミュー路でした。
こちらは一見、普通のアスファルトのように見えますが、
丸い玉砂利がポコポコと飛び出して敷き詰められており、
やはり水が張られております。
こちらの路面では雪の圧雪路を再現しております。


教官が、『わざと滑るようにスピードだしたり、急にハンドル
切ってみてください』というので、ちょっと無理に車を動かすと
やはりABSなしではスリップやスピンをしてしまい、
車は180度ターンしてしまったり、スピンして停止
してしまったりしました。
ところが、同じ道でもABSがあると、お尻はフリフリ振っても、
車はちゃんと前に向こうとします。この挙動は雪道でも経験があります。
この動きなら、自分の思うように車をコントロールできます。
(むしろ、楽しいっ♪)
しかし、ケツが滑り出すとABSと同時に、VSCも介入するので、
エンジンの回転が上がらないよう制御が入ります。なので、
ケツを滑らせながら、全開でドリフト、とかはできないように
なっているみたいです。アクセルべた踏みでも、エンジンが回りませ~ん。
これはちょと残念(いかん、いかん、安全運転の講習だった)

いやぁ~、あらためて、車に搭載されている安全装置(ABS)は
たいしたもんだと感心しました。

この後は、特殊なレンズが付いたゴーグル(見た目はサバゲで使うゴーグル)
で飲酒運転の疑似体験をします。これかけると、目がぐるんぐるんして
どこを見ていいのかわからなくなります。車、動かさなくてもかけてる
だけで気持ち悪くなってきます。
こんな状態で、パイロンスラローム走行やらされたのですが、うまく
走れる訳ありませ~ん!つまり、泥酔してこんな状態になったら、
車の操作は不可能に近い事が実感できました。


こんな感じで講習は終了で、最後に本日1日の体験を生かした総合走行
に入ります。
3S運転、(セフティー、スムーズ、スピーディー)の順番で、安全に
滑らかに、素早く、な運転を目指します。

そこで使うのがコチラ。

そうです、トランクの上にパイロンです。
これを乗せたまま、(下にゴムの足はありましたが、ただ乗ってるだけ)
固定されてないパイロンを落とさずに、本日のコースを走行します。
与えられた設定は、『トランクの上に、あなたの大事な方が乗っています。
この人が具合が悪くなったので、病院に連れて行く事になりました。
具合が悪いので、急な操作では落ちてしまいます。かと言ってゆっくりと
走ると、どんどん具合が悪化します。安全に素早く病院(ゴール)を目指して
下さい』と、いうもの。

パイロンの上がカットされているのは、風や空気抵抗で落ちないようにするため。
つまり、運転者の急な動作や横Gが、パイロンが落ちるか、落ないかにかかって
おります。


途中で、障害物もありましたが、

(画像のように、いきなり目の前に噴水が出てきますので、これを避ける!)
皆さん慎重に、優しい運転を心がけ、皆さん全員合格でした。
これにはもうひとつの目的があり、後ろをミラーで常に気にするようになります。
(落ないがどうか気になりますもんね)つまり、前だけでなく、後ろも気にしながら
の運転になる訳ですね~


こんな感じで、
朝9:30~17:00まで、1日がかりの講習は終了しました。

最後に参加した皆さんで撮った集合写真入の修了書を頂きました。

いやぁ~、あっと言う間で、楽しかったし、勉強になりました。
百聞は一見に如かず、ではありませんが、自分で体験しないと
分からない事って、いっぱいありますね!

スタッフもインストラクターの教官も、丁重で分かりやすかったです。
テストドライバーである、教官の運転する車に同乗したのですが、
動きが滑らか!スラロームとか、結構なスピード出してるのに、
車の挙動が凄く安定しています。いつブレーキ踏んだのか分からない
くらいの滑らかさでしたぁ~。
あぁ、こんな運転を目指したいな~と思いましたよ。

運転技術だけでなく、教室やトランシーバーでの説明も、人を惹き込む
素晴らしい話術で、納得してお話を聞けました。

今回は個人での参加でしたが、企業・団体向けのプログラムや、
12名以上でオーダーメイドのコースもあるようです。
車に慣れていない方や、女性の方だと、より驚きや発見があると
思いますね。

『モビリタ』で検索すると、HPが出てきますので、
(予約の受付もコチラでできます)
ご興味がある方は、ぜひ参加してみて下さい。

と、

いう訳で、今回のドライブは富士スピードウェイの往復だけなので、

走行距離は、186km。

帰り道、東名が事故で35kmの渋滞。
行きは2時間かからずに到着できたのに、
帰りは3時間半もかかりました。
これが一番疲れたよ、ホント・・・


ではでは~