最近知ったおやじさんのこと

　「やすらぎ」たづな会でおやじさんの名前を見つけた。

元ビルマ派遣独立輜重兵第５１大隊本部戦没者、第４中隊戦没者

故陸軍大尉　酒井道雄始３６１柱の中にあったおやじさんの名前！

それ以上知るヨシもないが？小学生低学年のときおばあさんと開けた

おやじの位牌とともにしたためてあった文に、シッタン河上流○○ｋｍ

において行方不明と確かに記されてあった。その文も今では見つからない。

現在、「ビルマ　シッタン」そんな言葉でネット検索すると、この世のもの

と思いたくないおやじさんの「死」が想像され悲しい、平和の世の中になり

体は歳をとったが、こころはこどもが親に駄々をこねるように、おやじを

無残な死に追いやった「国」に駄々をこねたい気持ちになる。人生黄昏に

なって初めて判る親の気持ち、きっと残念、無念だっただろうなあ！しかし

これからだって判らない不条理な世の中である。簡単に会社は人をリストラ

する。簡単に政府は税金を投入する。昔はまだかわいそうにと手を差し延べて

くれ暖かい眼差しがあった。今は、これからは、暖かい眼差しがあり、それを

素直に受け入れるようになれるだろうか？