骨董市は早々に切り上げてしまったが、それでもこの暑さにめげずに蔵造りの街並みをサラッと見ながら昼を食べにと中心部にも回ってみることに。 骨董市開催の成田山川越別院から蔵が並ぶ中心部に向かえば、別院からすぐに和菓子のくらづくり本舗があって、ここで冷房が効いた店内で一服がてらに買い物をと女房の提案、汗びっしょりだからそれもよかろうとズズイと中に。
やはりこの暑さでは冷房が効いた室内で一服はいいですなぁ、すぐに女性店員がやってきて冷いお茶はどうですかと言われたのには即お願いしますと、長椅子の休憩場所があるのでそこで待てば、新作和菓子のサービスもあってやや息を吹き返す。これは実にありがたいことで、早速にもお賽銭のご利益があったかな、いや以前からこういうサービスがあるのを知っているから立ち寄ったんですよ、店もこういうシステムにしたらリピーターになってくれると目論んでいるんでしょうから。
くらづくり本舗
お茶菓子のサービス
そのあとは蔵造りの町並に向かって大正ロマン通りを抜けていけば、この通りには古い洋風の建物もあるのだが蔵もいくつか混じっていて、重厚な窓の扉が開け放たれている(冒頭写真)のを眺められた。ちょっと手前には有名な鰻のいちのやがあって、土用の丑の日だったから駐車場は満車状態で値上がっていてもさすがだねと思ったが、この通りもは地元では評価が高い老舗の小川菊があって、レトロな店構えの中は伺えなかったがこちらも恐らく満席だったでしょう。
大正浪曼夢通り
洋館は川越商工会議所
老舗の小川菊
蔵造りの街並はもう何回も訪れているからと、この日はこの前に満席で入れなかった幸すしで昼をということで歩いただけで、あまりにも暑いから菓子屋横丁には足を伸ばさなかった。ちょうどこの日は川越百万灯まつりがこのあとにあるということで、通りには横に吊るすのではなくて縦長にぶら下げた提灯の飾りが各戸境に、そして露天の準備をしているところもあったが、この祭りのことは知らなかった。10月の川越まつりは盛大だから何回も来たけれど最近はご無沙汰、今年は都合をつけて見物したいもんだね。
蔵が並ぶ壮観さ
時の鐘
重要文化財の大澤家住宅
こういうレトロな商店も多い
幸すしには12時半頃となって混んでいないか心配だったが、座敷テーブル一つと窓側のカウンター席は空いていて椅子席の方に座る。ここでは今までやまぶき弁当を食べることが多かったが、女房はやはりそれをというが僕はもうちょっと軽めにと天ぷら定食を注文する。ここの月替わりのコース料理3150円は二種類があって実にコストパフォマンスも高いのだが、昼からご馳走というのも何かの理由がないとちょっとばかり気が引けて、親子三代らしい14人グループがそれを食べていたが、そういうことでもないとねぇ。女房はお茶などの水分補給もしたからお腹パンパンと、もう歳を考えないといけませんぞ。
、裏側にある幸すし
天ぷら定食1575円
やまぶき弁当2100円
そのあとは日高にあるサイボクにもいつも通りに回って、ゴルデンポークやソーセージ類を買って、農産物直売所でもいくつか仕入れてから小江戸はつかり温泉に入って帰ろうと。サイボクにもまきばの湯という日帰り温泉施設があるのだが、我々みたいな2時間以内で帰っちゃうのには高すぎる、夜の最終料金だけじゃなくて途中の短時間利用客の割引料金も考えてくれませんかね。
はつかり温泉は地下1700mからの弱アルカリ性ナトリウム-塩化物泉ということだが、首都圏で多い黒湯であるが塩化物が多いというのが少しだけ違うみたい。そのためか黒湯に多いナトリウム-炭酸水素塩泉よりも濃い感じの湯だ。ここのいいのは内湯と露店ともに38℃の源泉ぬる湯があることで、僕みたいにユックリノンビル浸かりたい向きには嬉しい設定だ。
サイボク
小江戸はつかり温泉