決断に揺らいで迷い春寒し
( けつだんにゆらいでまよいはるさむし )
すっかりご無沙汰しております
姑が、入院して1か月以上過ぎました
毎日、付き添いに行っております
今週は、1日お休みを貰う心算ですが・・・
お昼ごろから、夕方まで
時々夜の注入が、終わるまで、付き添います
お部屋は、空気清浄が、効いているので、花粉症知らずで過ごせます
明日、いよいよ胃瘻の手術です
それが、無事に済めば、1週間程で退院の運びとなります
病院では、事あるごとに、相談員さんが、説明に来てくださいます
それも、説明上手
今は、何処の病院でも、そうなのでしょうか?
術後、栄養士さんの講習が、あるそうです
「もうエエ」って姑が、盛んに言うようになりました
わたしは、もう家に帰りたいって事だと思っておりました
でも、本当にそう言う意味なのだろうか
実は、実家の隣組の一軒のおばあさまが、亡くなられました
1〇〇歳を超えていらっしゃいました
TVが登場したころ、周囲では、そのお宅にだけTVが、あって、ご近所誘い合って
そのお宅にプロレスを観に行っていた記憶が、あります
お嬢さんが、某TVを作っている会社の創業者の一族に嫁いでいたので
早い頃からTVが、在ったのだでしょうね
愛嬌のあるお顔の優しいおばあさま、
おじいさまは、ハンサムでした
そのおばあさまは、「胃瘻」を拒否なさったのだそうです
「今まで充分にしていただきました。
もう安らかにおじいさんの所に行きたい」とのこと
つい先日、母から知らせを受けてから、姑にしっかりした意識が、あれば、姑ならどうしただろうか と
考えるようになりました
姑は、なかなかに欲深い人
一昨年から病院に付き添った時も「死にたくない」としきりに申しておりました
だから、今回も、皆、何の躊躇もなく「胃瘻」を選択しました
「もうエエ」
「早く家に帰りたいのか?」
首を横に振ります
話が通じないのだなと思っていたわたしです
鼻にチューブ、車いすに座って、2時間に渡る注入も、シンドイに違いない
オシメを交換してもらうのも、情けない思いをしているのかも
今でも、出来れば、トイレに行きたいと言います
しっかり思いを告げて欲しいものです、
もし出来るものなら