あやめばな避けて吹くかな朝風の
( あやめばなさけてふくかなあさかぜの )
もう30年以上昔の話です
夕飯も終わった晩方、実家の父から電話が、掛かってきました
普段なら父はとっくに休んでいる時間です
「どうしたん?」
「えらいこっちゃ
山火事や !家が燃えるかもしれん
今消防団が、来てえらいこちゃっ
荷物をまとめている なんて言います」
そのうち、声も落ち着いて、心配ないぞとなったのですが
近所の孟宗竹藪に入ったおじさんの煙草の火の不始末でした
直ぐ消火されて、大事にはなりませんでした
週末、兵庫県の赤穂ってところで起きた山火事のニュースをみて
当時の事を思い出しました
あんな大きな火事が、起きたら、風向き次第では、実家も燃えていたかもしれません
実は、私が、小学生の低学年の頃、実家の隣が、
そして、20年ほど前に、お向かいの家が、火事になって全焼してしまいました
何せ田舎ですから、隣と申しましても、200m以上離れて、間にミカン畑が、ありました
延焼の心配は、ありません
お向かいさんは、実家に避難して来ました
親子3代で
かと言う実家でもボヤ騒動が、あったとか
ちょっとした油断で、失う物のなんと大きなことか
赤穂の場合、B.B.Q.の後の炭を自宅前の林にポッと放り込んだって
考えられませんけど
大きなバケツに水を張って、そこに一晩入れておくくらい用心しなければ
まして、あの頃は、乾燥注意報が出ていたほど、雨を待っていた頃でしたし
損害賠償ってどれくらい請求されるのだろう ??
ああ、くわばら、くわばら
甘野老(アマドコロ):
タツナミソウ:
スズラン: