都路の味や深まり柿落葉
( みやこじのあじやふかまりかきおちば )
今日は、京都で頂いたお食事をご紹介しましょうね
八坂さんから歩いて3分ほどにある料理旅館でお昼を
いただきました。
広間で30人ほど、それぞれグループに分かれて
京懐石を頂きます
こんなに美しく盛り付けられるお料理、日本の他、何処の国にあるでしょう
芸術的です
料理って、科学であり、芸術であり
前菜:
さすが、京都の盛り付け
秋らしい食材とレイアウトです
なかなか こんなにきれいにはできません、素人のわたくしには
柿に見えるのは、サーモンで作られています
ナマコの霙和えの赤い器、素敵です
碗物は、蟹のしんじょでした
しんじょは、美味しく頂きました
ちょっとお汁の量が、多くて、それだけで、お腹が膨れてしまいそうでした
(写真は、ございません)
お造り: お刺身は、死後硬直のコリコリしたのより
少し、身を熟成させた方が、美味しいと思います
こちらvery
手前、小皿に細い細い千切りの昆布を添えてありました
配膳の女性が「昆布をおたいさんで巻いて、どうぞ」って言います
??
おたいさん
一瞬考えましたが、 わたしには、分かります
が、あちこちで「おたいさん??」って声が、あがります
そうです
「鯛の身」で昆布をクルッと巻いて、召し上がってってことです
お醤油をつけなくても、美味
合肴は、茶わん蒸し 優雅にフカヒレが、一切れのっています
焼き物: 写真を撮るの失念しました
炊合せ : 手前は、合鴨の治部煮です
この盛り付けも素敵
後は、もうカメラを持ち上げる余裕も無く ひたすら頂きました
ご飯は、栗ごはん
デザート、柿と梨でした
どうして、こんなに味が、濃いのと思う程、甘くて美味しかったです
いつも、会食の折、写真を撮りたいのですが、周囲の人に遠慮して
撮れないものです
今回、 私たちは、お部屋の隅
みなさん、それどころでなく、お食事なさっておりました
で、 出来ました
やはりおタイサン?の組のほうです。京懐石の由来を知らぬ私めでも入れそうな料理屋さんです、が遠いです。
柿がサーモンですって しげしげと眺めて?でした
どれを見ても綺麗 食べるの勿体ないって感じですね
おたいさん 分かりません
大騒動になる事でしょう 頂ける時のために覚えておきましょう
料理は「食材のみでなく「盛り付け「器」もじっくり鑑賞・賞味されるお客様には「お店・料理人」も用意の甲斐がありますね。
(・・海外・若者・・居酒屋のようにドンドンと口に運ぶ人には「京料理」はお互い「不幸せ」ですね。)
床の間のお花、 ああ、ちゃんと見えませんでした
なにせ一番下座でしたので
お軸は、かぐや姫でした
心配したのは、服装でした
でも、お着物の人は、おひとり
ちょっとおしゃれなカジュアルで充分です
男性もいらっしゃいました
是非、いつかいらしてください
どれも芸術的に美しいお料理でした
こんな絵を描くように、盛り付けられるって
素敵です
器も、吟味されて
上げ膳据え膳、ゆっくり堪能させていただきました
京懐石風に凝った会食の経験は、ありますが、
本物は、見た目にも舌にも、美味しゅうございました
御茶ノ水さんは、美味しい物を沢山召し上がっていらっしゃるから
珍しくもないでしょうが、
本物(?)の京懐石は、初めてで感動しました
お味も薄口でも、メリハリがあり、量もちょうど
男性は、チョロチョロ料理が出てくるのが、嫌いな人居ますね
美しい料理を食べられる日本の幸せです
秋らしくって、目でもごちそう頂きました。
『おたいさん』、私わかりましたよ~~。
『八坂さん』ですっかりこの言葉使い気に入ってしまいましたから。
炊合せもきっとお腹にも優しいお味なのでしょうね。
なんだか喉元がゴクリってしてます。(^_^;)
写真忘れてしまうのわかります。
美しさもさることながら、お味も、繊細で美味しく頂きました
昔は、京都は、内陸で新鮮なものが、提供できないので
器や盛り付けに、工夫するのだと
言われていましたが、
今は、美味しく美しくです
神戸や大阪とは、また違う京都らしいお・も・て・な・し