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数学にとって美とはなにか

藤原正彦さんと小川洋子さんの対談「世にも美しい数学入門」を読了。

数学の快感に憧れた時期もあったけど、ゲーデルの不完全定理を知り、無常を悟ってやめました。
あ、嘘です。ゲーデルわかりません。
ゲーデル,エッシャー,バッハ―あるいは不思議の環」も読んでません。

それはですね~早世した天才数学者ガロアに憧れてたんですよね~。
20歳で決闘で負て死んじゃったんだよね。
決闘の前日に時間が無い~とかいいながら論文書いて、
それが超凄い論文で未だに良くわかんないトコとかあるらしいという。
生前まったく業績が認知されていないところもステキ。

いまや天才に憧れるどころか脳細胞ボロボロなので
ほ~んのちょこっとしか出てこない数式にやや怖気づいたりしましたが(情けない)、
数学者が数学の何に美を見出しているのかがよく分る楽しい対談でした。

完全に実用を目指していないものって、やっぱ美しいかも、です。

4480687114世にも美しい数学入門
藤原 正彦 小川 洋子

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因みにちょっと可愛らしい装丁はクラフト・エヴィング商会のデザインということで、なんとなく嬉しい。

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