マリアンヌ・フェイスフルのワイマール

これは良いです。
彼女の声が好きとか嫌いとか、上手いとか下手とかを超えて素晴らしい。

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邦題に「シングス・クルト・ワイル」とあるように、
ワイルを中心としたワイマール期の歌を歌ったアルバムなのですが、
原題の「20世紀のブルース」とはすなわち、これらの歌が60年前の過去の歌ではなく、
長年に亘り歌い続けられ、活き続けてきた歌であることを意味しているようにも思えます。
また、アコースティックベースとピアノによる、歌に寄り添うようなシンプルなバッキングは
少し潰れた声で歌われる彼女のボーカルを背後から支え、その魅力を際立たせています。

因みにライブ録音なところも雰囲気最高で大変良いです。