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美術とアートは違うのだった?

とっても面白くて一気読みしちゃいました。
美術や美術館という制度に関心のある方全てにお勧め&必読本です。
多岐にわたる問題を巧みに整理して議論している著者の手腕と
ツワモノ著者の論考を上手くクロスさせた編集者の手腕に拍手!

美術館の可能性美術館の可能性
並木 誠士 中川 理

学芸出版社 2006-08
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個々の論考に関する意見は後日アップする予定ですが(大丈夫かな~)、
ちょいと感想の一端を記せば;
若い知人たちが結構「越後妻有アートトリエンナーレ」なんか行っているみたいで、
「う~やっぱ面白いのかな~、そもそも立川のあれってどうなのよ。」
という偏見にとらわれているプラナリアとしては
まちおこしとアートのやや胡散臭げな関係を明快にしてくれたので「スッキリ!」
富弘「美術館」が何故「美術館」でなければならないのか、良~く分かりました。
(でもこの「美術館」に関しては著者の中川さんはそう思ってない感じですね。
 あれってまさに漫画系「美術館」と構造が一緒だ!と思ったんだけどな~?)
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