goo

東武の田園調布

池袋から東武東上線に乗って5つ目、常盤台に行ってきました。
常盤台は昭和初期に東武鉄道と内務省が協力して開発した分譲住宅地で(1936(S11)年から分譲)、
いわば東武鉄道版田園調布と言える場所ですね。
駅を緩やかな円弧状に囲む植樹帯のあるプロムナードやクルドサックの採用など、
非常に意欲的な街路計画がされているのが特徴ですが、
現状は無秩序な周辺部の発達に飲み込まれ、
その狙いが十分に継承されているとは言えないのが残念。

建築は和風住宅が主だったらしく、当時からのものと思しき住宅が今でも散見されますが、
洋館はあまり無かったようです(一軒あったんですけど個人住宅なんで写真は自粛)。
 
左:下見板貼りの帝都幼稚園
右:民家の塀、郵便受け周辺の図。
そんな中で(あまり話題にならないような気がしますが)、駅(たぶん1935年竣工)が良いです。
 
左:駅舎外観。ライト風というと話題になるか(笑)。軒先の波波模様も素敵ですね。
右:改札内通路。鉄骨の○がかわいいし、大谷石の壁も凝っています。

末永く現役でいて欲しいので、もうちょと綺麗に使ってください>東武鉄道の皆様、利用客の皆様

ご参考;
「うおつ そうた の Webページ」さん中のコンテンツ「もっとよくなれ!東武東上線 ときわ台物語
東京紅団」のページ(下の方、地区別散歩情報→板橋区→常盤台散歩 と辿ってください)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )