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もともと記憶力に自信はないんだが、年とともに更に悪化している自分が怖いので、
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スメラも登場。。
千葉伸夫氏の「原節子―伝説の女優」を読む。
原節子と言えば昭和を代表する美人女優である、と
漆原教授@動物のお医者さん、もおっしゃっておりますが(笑)、
日独合作映画である「新しき土」(1937)に出演している女優さんでもあるのです。
古本屋でパラパラと読んでみたらなかなか面白そうだったので購入。
本書は原節子のブレイクのきっかけであるこの映画から項を起しているのですが、
そこでは原節子が抜擢された理由のみならず、合作映画の作られた背景、
ドイツで行ったプロモーションの様子、アーノルド・ファンク(監督、ナチ映画史における重要人物)、
そして日中映画前史の重要登場人物でもある川喜多長政(プロデューサー?)、
についても詳細に触れられているので非常に参考になりました。
また、女優としての大切な時期に戦争が激しくなっていき、
結果彼女も多くの国策映画に出演している訳ですが、
その時代に映画のおかれた状況についても詳しく書かれているのも興味深し。
原節子に関して言えば女優・アーチストとしての成長と絡めて論じられていますが、
併せて義兄で国策映画に突っ走った映画監督の熊谷久虎のことなど、
(彼の参加していたのは「皇塾(スメラ)」という右翼団体で解説も有、
建築家の坂倉準三もメンバーだったはずなので興味深し。)
戦時下の映画人の様子にも触れられていて、考えさせられること多し、です。
戦中の国策映画絡みで手に取った本でしたが、伝記・評伝としても
ドキュメントの積み重ねにより何事かを浮き彫りにしようという手法に説得力のある、
なかなか良い本でありました。
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原節子と言えば昭和を代表する美人女優である、と
漆原教授@動物のお医者さん、もおっしゃっておりますが(笑)、
日独合作映画である「新しき土」(1937)に出演している女優さんでもあるのです。
古本屋でパラパラと読んでみたらなかなか面白そうだったので購入。
本書は原節子のブレイクのきっかけであるこの映画から項を起しているのですが、
そこでは原節子が抜擢された理由のみならず、合作映画の作られた背景、
ドイツで行ったプロモーションの様子、アーノルド・ファンク(監督、ナチ映画史における重要人物)、
そして日中映画前史の重要登場人物でもある川喜多長政(プロデューサー?)、
についても詳細に触れられているので非常に参考になりました。
また、女優としての大切な時期に戦争が激しくなっていき、
結果彼女も多くの国策映画に出演している訳ですが、
その時代に映画のおかれた状況についても詳しく書かれているのも興味深し。
原節子に関して言えば女優・アーチストとしての成長と絡めて論じられていますが、
併せて義兄で国策映画に突っ走った映画監督の熊谷久虎のことなど、
(彼の参加していたのは「皇塾(スメラ)」という右翼団体で解説も有、
建築家の坂倉準三もメンバーだったはずなので興味深し。)
戦時下の映画人の様子にも触れられていて、考えさせられること多し、です。
戦中の国策映画絡みで手に取った本でしたが、伝記・評伝としても
ドキュメントの積み重ねにより何事かを浮き彫りにしようという手法に説得力のある、
なかなか良い本でありました。
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吐夢さんの昔話
満映関係の興味から、映画監督・内田吐夢(1898-1970)の自伝を読む。
この方、甘粕の死の現場に居合わせたことでも有名(というか、それで知ったんだけど)。
波乱万丈の人生(だと思うんだけど)を硬軟各種のエピソードを取り混ぜ、
気楽な語り口で綴って、なかなか面白いです。
でもこの気楽な感じが曲者で、監督が甘粕をどう見ていたか、そもそも何で満洲に行ったのか。
微妙にわからない。
(一応、陸軍の後援で取る予定の映画がポシャッたお詫びと言う説明なんだけれども)
(1945年5月に満洲に行く、というのは「疎開」とも取れる行動でもあったようだし)
(「二兎を得ようとしていた」との二兎とは?)
(基本放浪癖があるのが実は一番の理由だったりして)
全体の気楽な雰囲気から監督もあんまり気にしていないんだろう、と受け取ってしまいそうですが、
多分これは相当意図的なボカシではないかと。
だって後半に収録されているエッセイの中に映画監督の著作権が著作権法で認められない、
という事態に対する見解を書いたものがあるんだけれども、
どうしてどうして、なかなかに論理鋭い文章です。
重い本、重い伝記にしたくない、という洒落っ気と気配りの結果かしらん。
だってやっぱなかなかにヘビーな人生だもの。
映画界入りした監督が師と仰いだのが作家の谷崎潤一郎(1886-1965)なんだけれども、谷崎と映画の関係って深かったのね?
お金の無い若手映画人が谷崎邸に押しかけ、それっ、とばかりに先生も一緒に飲みに繰り出す、なんて
文豪=真面目・怖いっていうイメージとは正反対。とっても気さくでステキな人だったようです。
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この方、甘粕の死の現場に居合わせたことでも有名(というか、それで知ったんだけど)。
波乱万丈の人生(だと思うんだけど)を硬軟各種のエピソードを取り混ぜ、
気楽な語り口で綴って、なかなか面白いです。
でもこの気楽な感じが曲者で、監督が甘粕をどう見ていたか、そもそも何で満洲に行ったのか。
微妙にわからない。
(一応、陸軍の後援で取る予定の映画がポシャッたお詫びと言う説明なんだけれども)
(1945年5月に満洲に行く、というのは「疎開」とも取れる行動でもあったようだし)
(「二兎を得ようとしていた」との二兎とは?)
(基本放浪癖があるのが実は一番の理由だったりして)
全体の気楽な雰囲気から監督もあんまり気にしていないんだろう、と受け取ってしまいそうですが、
多分これは相当意図的なボカシではないかと。
だって後半に収録されているエッセイの中に映画監督の著作権が著作権法で認められない、
という事態に対する見解を書いたものがあるんだけれども、
どうしてどうして、なかなかに論理鋭い文章です。
重い本、重い伝記にしたくない、という洒落っ気と気配りの結果かしらん。
だってやっぱなかなかにヘビーな人生だもの。
映画界入りした監督が師と仰いだのが作家の谷崎潤一郎(1886-1965)なんだけれども、谷崎と映画の関係って深かったのね?
お金の無い若手映画人が谷崎邸に押しかけ、それっ、とばかりに先生も一緒に飲みに繰り出す、なんて
文豪=真面目・怖いっていうイメージとは正反対。とっても気さくでステキな人だったようです。
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基盤交換
さて、イマイチ調子の悪かった事務所のエアコン。
ブレーカー落とすと復活したり(<初歩的な手段らしい)、何事も無かったように動いたり、
だったのですが、夜に止まることが多くて「やっぱ寒いのいやじゃんねえ」ということで
大家さんにお願いしてダイキンさんに来てもらいました。
折り返し電話が来ると言うことだったのですが、全然来ないのでこちらから電話したところ、
「お電話ありがとうございます~、留守番電話に入れさせて頂きました件ですねぇ」
とあっかるい対応。むむ?←番号を間違ってメモったらしいことが判明。
(ダイキンから謎の留守電が入っていた方、そういうことです)
それで翌日には来てくれたんですが、やっぱ基盤交換しないと駄目かなあ、ということになり、
「もう頼んであるんで明日には来ると思います」
と言う訳で先ほど交換して頂きました。段取り良いね。今日は予定より大分遅刻してきたけど(笑)
しっかし何故この手のキカイは修理に来てるときは症状でないのかねえ(笑)
今日は朝から何度か試みたんだけど動かなかったのに、
サービスマンが来たら何事も無かったように動くんだよなぁ、これが。
で、今日最後の客先立ったらしく、修理終了後業界話を少しばかり(<重要な情報収集活動)。
外資系の企業で現象が再発するまで泊り込みで監視させられたことがあるそうです。
さすが外資。
そんなこんなで、お陰さまで今のところ無事動いています。
ブレーカー落とすと復活したり(<初歩的な手段らしい)、何事も無かったように動いたり、
だったのですが、夜に止まることが多くて「やっぱ寒いのいやじゃんねえ」ということで
大家さんにお願いしてダイキンさんに来てもらいました。
折り返し電話が来ると言うことだったのですが、全然来ないのでこちらから電話したところ、
「お電話ありがとうございます~、留守番電話に入れさせて頂きました件ですねぇ」
とあっかるい対応。むむ?←番号を間違ってメモったらしいことが判明。
(ダイキンから謎の留守電が入っていた方、そういうことです)
それで翌日には来てくれたんですが、やっぱ基盤交換しないと駄目かなあ、ということになり、
「もう頼んであるんで明日には来ると思います」
と言う訳で先ほど交換して頂きました。段取り良いね。今日は予定より大分遅刻してきたけど(笑)
しっかし何故この手のキカイは修理に来てるときは症状でないのかねえ(笑)
今日は朝から何度か試みたんだけど動かなかったのに、
サービスマンが来たら何事も無かったように動くんだよなぁ、これが。
で、今日最後の客先立ったらしく、修理終了後業界話を少しばかり(<重要な情報収集活動)。
外資系の企業で現象が再発するまで泊り込みで監視させられたことがあるそうです。
さすが外資。
そんなこんなで、お陰さまで今のところ無事動いています。
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日中映画前史のまとめ本
佐藤忠男氏の「キネマと砲声~日中映画前史」(岩波現代文庫版)を読む。
日中戦争期の中国大陸における日本の文化工作としての映画、
の本としては最初に読むべき本かもしれなかったのですが、
出版年が1985年(リブロポート版)と古いのと、
なんとなく著書のスタンスを回避していてあまり読む気がしていなかったのでした。
ですが、著者の「日本映画史」が素人にも面白かったのと(ツマミ食いだけど)、
2004年に文庫に入ったのだから内容に増補があるかも知れない、
ということで、改めて手にとって見た訳です。
ワケですが・・・、、やっぱ古い。
角田房子さんの「甘粕大尉」は著者も参考資料としてあげていますが、
それ以降も満映関係を始めいろいろと情報が増えているのでこれはしょうがない、のですが、
著者自身の現代の視点から見てもちょっと古いように思えるのでそこは厳しいかなあ。
かと言って現在の知見を入れて手直しを始めたら別の本になってしまう気もするし。
と言う訳で、本書の価値はやはり最初にこの問題を取り上げたこと、
その時のスタンス・時代背景(「著者ノート」など特に)、その後の研究の展開に与えた影響、
など、既に歴史的ドキュメントの範疇で語られるべきものではないかと。
とすれば当然文庫に入った時に適切な「解説」が必要とされると思うのですが・・・それが、ない。
現在でもこの時代の日中映画関係史を一冊で読める本はないと思うので、非常に残念です。
(一人者の佐藤氏の著作に解説を付けられる人材がいないのであろうか?)
あと「タウトがユダヤ人」ごときケアレスミスは訂正してあげるべきでしょう?>岩波書店さま。
キネマと砲声―日中映画前史 (岩波現代文庫) 佐藤 忠男 岩波書店 2004-04 売り上げランキング : 404396 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
日中戦争期の中国大陸における日本の文化工作としての映画、
の本としては最初に読むべき本かもしれなかったのですが、
出版年が1985年(リブロポート版)と古いのと、
なんとなく著書のスタンスを回避していてあまり読む気がしていなかったのでした。
ですが、著者の「日本映画史」が素人にも面白かったのと(ツマミ食いだけど)、
2004年に文庫に入ったのだから内容に増補があるかも知れない、
ということで、改めて手にとって見た訳です。
ワケですが・・・、、やっぱ古い。
角田房子さんの「甘粕大尉」は著者も参考資料としてあげていますが、
それ以降も満映関係を始めいろいろと情報が増えているのでこれはしょうがない、のですが、
著者自身の現代の視点から見てもちょっと古いように思えるのでそこは厳しいかなあ。
かと言って現在の知見を入れて手直しを始めたら別の本になってしまう気もするし。
と言う訳で、本書の価値はやはり最初にこの問題を取り上げたこと、
その時のスタンス・時代背景(「著者ノート」など特に)、その後の研究の展開に与えた影響、
など、既に歴史的ドキュメントの範疇で語られるべきものではないかと。
とすれば当然文庫に入った時に適切な「解説」が必要とされると思うのですが・・・それが、ない。
現在でもこの時代の日中映画関係史を一冊で読める本はないと思うので、非常に残念です。
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