
400mほど行くと最初の交差点がある。

交差点から右の道を進むと、中福の稲荷神社の前に出る。

反対に左の道を行くと、狭山市に入り、不老川に架かる石橋がある。
この四つ辻について、「散歩」には次のように書かれている。
「中福の松崎本店の辻に弁天像が建っている。享保一三年(1728)正月、中福の吉沢氏ら九人で建てたものである。隣りにあるのは、天明五年(1785)一一月に建てられた法華経奉読の供養塔だ。」

稲荷神社の方へ行く道角に石仏がある。
右の大きな浮き彫りの像が弁天像、左の石塔が供養と思われる。

角の店の看板には「マツザキ」とあり、酒屋さんのようだ。
その店先にも二体の石仏がある。
どちらも庚申塔のようで、台座の上に大切に置かれている。
割と交通量の多い交差点だが、どの石仏もよく無事で残っていると思う。