茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

ミカンの皮を使ったお茶ー五行茶の金茶

2013-11-05 13:41:22 | 中国茶・世界のお茶
30年頃前の中国では、家庭で天干ししたミカンの皮は、漢方薬局に持ち込めば、買い取ってもらえました。

陳皮(チンピ―)という名がついたミカンの皮は、中国では、昔から大切な漢方食材で、美肌効果、血圧降下効果、抗アレルギー効果、喉や気管の不調の緩和として知られています。

なんとなく乾燥を感じ始めたこの時期に、五行茶の金茶を淹れました。

清々しい文山包種をベースに、陳皮や金銀花、そしてレモングラスをふんだんに使った美肌の一杯です。


金銀花は、入手が難しいかもしれませんので、なくても良いのです。


陳皮は、ミカンの皮をカチンカチンになるまで一週間ほどかけて天干します。日に日に、オレンジ色だったミカンの皮が、くすんだ赤みのあるオレンジ色に変わります。頂く直前に軽く洗って、ハサミでスライスにします。毎回4-5本あれば良いのです。応用で、グレープフルーツの皮もレモンの皮も同じように天干ししてお茶の素材として使えます。


ガラスポットの蓋を開けた瞬間、柑橘類の香りが湯気とともに登りあげ、肌も気持ちもフレッシュになる一杯です。

スッキリしたお味に、今日は、ドライりんごと頂きました。秋を味わう季節の一杯です。

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