BBQの後、お茶を飲もうという流れになった。
飲んでいたお茶の中に、写真の蘭貴人(lan2 gui4 ren2)があった。
蘭貴人と言えば、あの西太后のことではないかとふと思った。
陰湿極まりの西太后は、中国でも嫌われものの代名詞。お茶とのつながりとは?!
開けてみたら、一度上海のお茶屋さんで試飲した覚えのある石ころのような人参烏龍茶。
台湾産のものは、西洋人参(アメリカ・カナダ産人参)の粉末を烏龍茶に練り込んだもの。
健康志向の台湾と大陸では、いかにありそうな健康茶の一つ。
原産は台湾だけど、今日頂いたものは、海南特産と書かれていた。
海南のお茶と西太后の関連性について調べてみた。
西太后の時代に、海南の五指山で採れた緑茶が献上茶として指定されていた記述があった。
このお茶に使われる茶葉は、特に箱に明記されていなかった。
石ころのような硬さなので、一度洗茶してみた。
二煎目に茶葉がようやく開いてくれた。肝心な茶殻を撮り損なった(汗)
茶葉の大きさは青心烏龍のような大きさ。
海南は亜熱帯気候地域、五指山で採れた緑茶の葉も大きいのではないかと推測できそう。
茶葉の表面に、人参の粉末だと思われる粒のザラザラ感が確認できる。
台湾の人参烏龍茶をヒントに、海南の五指山で採れた緑茶に人参の粉末を練り込んだ案ではないかな。
長生不老の薬を求めていた西太后と連想させ、蘭貴人の名をつけたとか。
ビジネス戦略としてちょっと面白いお茶だった。