
アサヒビールのスーパードライが新しくなりました。
スーパードライが発売されたのは僕が大学生で未成年の時でした。
いまの成人年齢は18歳で、お酒を飲めるのは20歳です。
しかし、昭和の時代は、大学生になると成人ではありませんが、お酒を飲めたのです。(法律では禁止されていましたが、社会的には大学生は特別に18歳からお酒が飲めるのは日本中で公認されていました。・・・個人の見解ですので、人によっては異なります・・・・)
大学の学園祭でお酒が販売できました。
居酒屋をやっているサークルもあり、先輩は朝から飲んでいる人もいました・・。
もちろん、その時代が異常だったので、いまが正常化していると思っています。
僕の時代背景はこれくらいとして、新ドライの味について検証したいと思います。
今回のアサヒビールが出しているグラフを見てみると、「ドライに感じるタイミングを少し後ろにして、飲んだ感じの味はビールのうまみというか甘さというか、そういうモノを先に感じたあとにドライにキレを出して、いままでのドライの弱点(なんか発泡酒というか第三のビール見たいな味だよね)を克服するような設定と思いました。
たぶん、これはかなり大変だったのではないかと思います。
「うまみがあるけどキレ(ドライ)もいい」という設計です。
「麦芽の量を増やしてビールのうまみを出しても、ドライの酵母がどの量ま」でキレが保てるかというせめぎあい」があったような気がします。
時代の流れが「クラフトビール」のような、うまみが多いビールの時代になってきている危機感があったと思います。
また、スーパードライの売り上げは下がっていたこともあるともいます。
スーパードライって、味的に発泡酒や第三のビールっぽいのです
第三のビールや発泡酒に似ている(とくに金麦。スーパードライの好きな方は金麦が好きです。僕の調査比)なら、ドライは買わないですよね。
うーん、今回の「飲んだ感じは一般的な味のビールにして後味をドライにする」のは正解なのでしょうか?
ビールの味は人それぞれの好みなのでわからないですが、「ビールっぽいけど後味がビールじゃない(第三のビールや発泡酒だ)よね」という感じに味付けに振っているところが、賛否両論というか、いままでのドライファンから選ばれなくなることが加速しそうな感じがします。
味としては、サッポロの黒ラベルのシェア狙いなのかと思いますが、近づけるとドライファンを失う方が大きい気もします。
ただ、従来のスーパードライの顧客を他のビール(発泡酒や第三のビール)にしないための改良であれば、正解だと思います。
飲んだ段階にお飲みごたえをアップさせたという意図には作られています。
そういう意味では、「たくさん飲まないけどビールを飲む20代や30代向けのビールにした」としたら、このチャレンジがどうなるか楽しみです。