KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2025

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

本は読むな。

2018年11月20日 | 歳時記
本は読むな

私が敬愛する
養老孟司東大名誉教授は

大学でこんな忠告を
うけたそうです。

先生には著書もあるし
私は読書が趣味なので

先生がそう言うのを
「オヤ?」と思いますが

これには色々な
ワケがあるようです。

要するに

昔の研究には
外の光が必要だった。

当時は鏡で外の光を
取り入れて研究したので
夜には研究ができない。

だから

昼間は本を読むなとなる。

本を読んだ分だけ
顕微鏡の時間が減る。

というワケです。

すなわち

本を読んでいると

実際に何かをする
時間がなくなる。


と言うことです。

いまで言うなら

スマホを見ていると
あっという間に

時間が流れて
結局なんにもできない。

本を読むのは

それと同じことだった。

本を読むよりも
山などの
なにもないところに

何も持たずに出かけて
仕方がないから歩く。

そう言うことを
やりなさいと言われた。

体で何かすることと
本を読むことの

バランスをとれと
言うことなんです。

書物やネットの情報は
絶対ではありません

実際に行動して
自分の頭で考えることが
自立の第一歩なのだと

先生は説いています。kyokukenzo


余談。

先生の専門は解剖学。

20年ほど前

学生が言った言葉に
嘆いた教授がいたそうです。

先生、この死体間違ってます!

教科書に書いてある通りに
なっていないというのです。

だから死体が間違っていると。

その学生さん。

立派なお医者さんに
なってるといいのですが。kyokukenzo

(参考)NHK 100分de名著(読書の学校)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする