KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2025

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

北海道標準語。

2019年02月13日 | 北海道
東京にあこがれて
学校をでてすぐ
東京に暮らした。

東京の文化に
あこがれて
暮らしてはみたものの
日々の生活に追われ

数年が過ぎてのち

東京の文化が
何たるかも知らずに
東京を去った。

それでも

東京での暮らしは
それはそれで
楽しいものだった。

友だちや仲間が
たくさんできて
仕事でも遊びでも
毎日が充実していた。

ただ

本当に言いたいこと。
心の中に秘めたこと。

自分の気持ちを
うまく表現できなくなった。

「そうだべ」
「ちがうべや」

東京の日常で
故郷のことばは封印された。

故郷のことばの持つ
独特のニュアンスが
言い換えられない。

手袋をはく。

ゴミをなげる。

手がかじかむ。

シバレル冬の朝。

はんかくさい。

がっぱを履く。

お風呂をうめる。

このペンよく書かさる。

ロストルでかまかす。

なんまらしゃっこい。


子供のころから
慣れ親しんできた
北海道のことば。

「そうだべ」と
何度も言いそうになった。

北海道のことば。

地方のことばは
「方言」で括られる。

でも「弁」という言い方は

京都にも大阪にも
東京にもあるけれど

北海道弁となると
同じ「弁」でもなにか違う。

そんな印象がする。

そう思うのは
たんなる道産子の僻みか。kyokukenzo

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
私は北海道ことばを
「北海道標準語」と称し
胸を張って使います。

北海道標準語です。
方言とは言いません。笑。 曲 健三。
コメント
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