KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

楓橋夜泊。

2023年01月13日 | 中華料理
漢詩をよむ(その2)。

先日、漢詩を調べた際
「唐詩選」の世界に触れました。

「唐詩選」は
江戸初期に舶載された
当時のベストセラー。

なかでも「楓橋夜泊」は
ホテルや会館のロビーに
掲げられているのを
見ることが多い名詩です。

そんな時、スラスラと
事もなげに読み下すと

そこにいる皆さんから
尊敬されること確実です。

「楓橋夜泊」 中唐・張継
月落烏啼霜満天
月落ち 烏啼いて 霜 天に満つ
江楓漁火対愁眠
江楓 漁火 愁眠に対す
姑蘇城外寒山寺
姑蘇城外 寒山寺
夜半鐘声到客船
夜半の鐘声 客船に到る
(七言絶句:天・眠・船で韻)

月が沈み、烏が鳴き、
満天に霜が降りる、
岸辺の楓樹、遠くの
漁り火が眠れぬ目に映る。
姑蘇城外にある寒山寺、
そこでつく鐘の音が、
舟にまで聞こえてきた。


浮かび上がる蘇州情景。

読むと、
自分の心も鎮まります。kyokukenzo

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