昔話が中心のこの“Mind Feeling”。
今回もまた、その手の話になる。
深夜アニメに関する話の中で、以前、「物語(=小説もどき)を書く」という事が第3の趣味である…という話をした。その話をしたいと思う。
目覚めた経緯は、以前述べた通りである。
中学時代に、不意に書き始めた物語であるが、材料は、当時の学校生活の不満にあった。はやい話、愚痴っぽい話ばかりだった。
そんな中学生活の不満を、放課後、学校近くにあった自転車置き場で、しこたまその当時親しかった友人と話をしていた(後に、趣味である鉄道の話も出て来る)。そんな中で、「物語を書く」という芽が育てられていった。
個人的に一番思い入れのある作品が1つある。今から12年前に生まれた“The Singer Song writers”である。
書き始めた頃、丁度、その学校の放課後に語り合った友人との関係が悪化し、絶交状態になり、お互いを憎むべき忌むべき存在となっていた。その為、周囲の人間関係に少し変化が生まれた。その事も書くきっかけを与えてくれたのかも知れない。
この作品の主人公は京野世佐美(きょうのよさみ)と言う。シンガーソングライターが彼女の職業である。そして、話の舞台は、ラジオ番組と彼女の日常生活だった。
だが、この作品はある時、行き詰まりを見せ(飽きてしまったのもある)、お蔵入りとなった。
復活したのは、6年後だった。パソコンを手に入れ、データ管理がし易くなった事を受けた。ちょこちょこ書いては居た。やがて、自動車免許を合宿で取る事になるのだが、その合宿場所が山梨県の田舎街で、教習以外の時間が暇だったので、ノートを1冊買って書き始めたのだが、やはりそれでも完結は見なかった。
話を書き終える事が出来たのは、今年の7月である。先述、紹介させて頂き、かつリンクも張らせて頂いた、ブログが開設され、その中に、「イメージスケッチ」というコーナーが設けられ、妄想でもなんでもいいので、物語を書いてみないか?という趣旨であった。そのコーナーで、“The Singer Song Writers”を書こうと思った。この時を逃したら、きっとまたお蔵入りして完成する事は永遠に無い…という思いにかられて、書き始めた。1回に投稿できる文字数に限度があった事とようやく、そのブログサイトを通じて、物語の骨子を組むことがほんの少しではあるが出来るようになったのも幸いした。
だが、何しろ12年前に始めた作品であるし、特に、物語をどんな風にして終わらすか、や、どういう方向に話を持っていくか?、をしっかりと決定していないままに、改訂に改訂(登場人物を変えたり、ふやしたりする程度)を加え、挙句にしっかりと1話完結させていなかったので、制作は困難に困難を極めた。もう12年前の記憶なんて残っていても僅かで、部分的で、薄れていた。
そこで、比較的しっかりとした資料としてなんとか残っていた教習合宿の時に書いたノートとPCに残っていたデータをもとに復元をしていくのだが、当然それだけでは足らなかった。
話が横にそれるのだが、先述の中学時代に関係を断絶した友人とその後、縒りを戻す事になった。その中で、鉄道のフリーランスも生まれるのだが、その延長という形で、架空のラジオ局の開設を行い、そこで活躍するDJ達も設定した。その中に、主人公京野世佐美がエントリーされた。そして、完結こそしていないが、“The Singer Song Writers”の中で登場したキャラクターも、架空ラジオ局の番組でDJをつとめる事になった。その際、しっかりと各キャラクターのデータ(名前、生年月日、血液型、特徴を示す)をつくり、設定を行うのと同時に、“The Singer Song Writers”に登場する人物もしっかりとデータとして残したのも幸いした。
さて、ブログサイトで物語を発表するのだが、3回の投稿で1話完結というルールを作り(そのサイトの管理人様のご意見もあり)、構成を練った。このサイトでのイメージスケッチコーナーでその時点で4作品の発表をしているので、その過程中で生まれたものもネタにして、ともかく完結させるぞ!の1点で創り上げた。(ちなみに、このイメージスケッチのコーナーに掲載される写真は、本来、管理人様がランダムに選ぶのだが、その時は、過去にブログで掲載された写真を強引にイメージスケッチへの流用を依頼したのである。我侭に応えてくれたのである。掲載された写真から、この話が描けそうと思ったからである。管理人様には本当に感謝している)時間はかかったが、なんとか「完成」という日の目を見た。「あとがき」も勝手につけてみた。これも、深夜放送の番組コーナーの影響である。物語を提供する時はかならず「あとがき」をつけるのがルールだった。
リンクを張っておくので、もし、ご興味が御ありだったら見て頂ければ幸いである。大して面白い話ではないかも知れないが…。
http://blog.duogate.jp/tsuyoshiexp/?p=0&disp=entd_p&EP=16139665
余談であるが、こんなタイトルの作品を書いているのと架空ラジオフリーランスに、深夜放送の影響を受け、私は自分で作詞作曲した曲まで作っている。中学時代の放課後語り合い、鉄道フリーランス、ラジオフリーランスまで持ってきた友人と、一応、コンビまで組んだ。当初は、私がメインで曲を作る予定ではなかったのだが、形になったのは私だけだった。コンビ名は、鉄道の急行と表現するを意味する“Express”である。このあたりの話は、また別の機会をもってしようと思う。