ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆仔犬としつけ

2008年01月08日 | トリプルスターの日常

アーサー

アーサーはS家(さいたま市)に飼われているジヤックの兄弟です。

月に一度位のペースで、家族と運動場に来ています。

アーサーは生後六ヶ月目に入りますので、そろそろ運動を兼ねて

飼い主さんは、「しつけ」や「愛犬のトレーニング」を本格的に学ぶ時期にさしかかりました。

四ヶ月の頃から、家の近くの散歩などを徐々にはじめたアーサー君。

色々なものに興味を示すアーサー君ですが、下ばかり気にする癖のつかない内にご相談に来られ、ワンポイントレッスンで悩みは解消したようです。

他の犬と遊ばせたり、公園などでオフリードで遊ばせるような事がなかったせいか、兄弟犬のジャックと同様落ち着きのあるシッカリした体の良い犬に育っています。

ハンドリング(犬の扱い)は前回レクチャーした幾つかの基本的な事柄を家族が統一した形で行っている模様で、家族の言う事は良く聞いてくれるそうです。

牡ですから、来月には「去勢」の手術を行う予定です。

基本的な躾が出来ると、犬も人間のパートナーとしての自覚が芽生へ、心身共に素直に成長して行きます。

春になれば本格的な運動(走ったり、泳いだり)が可能な身体になっている事でしょう。

お兄ちゃんを応援に球場に行くことも、一緒にボールを追いかけたりすることも出来るでしょう。

遠くに飛んだボールを探して集めたり、役に立つお手伝いも出来る様になることでしょう、、、、。

気の散る事のない室内で、お兄ちゃんからのトレーニングが毎日行われています。

好きな玩具や、少しのおやつを使って上手にトレーニングが行われているようですね。

本来人と接する事が大好きな犬ですから、人とのコミニュケーションを一番大切に考えた事を何でも行ってみると良いでしょう。

お兄ちゃんの力投!

私の子供の頃(大昔)と違って、今の少年達のスポーツは身体に障害の起きない様に大人達が何時も気を付けて見ていてくれます。

ルールなども、運動障害や成長障害の起きない事を大前提に作られています。(野球で言えば、ある種の変化球は投げてはいけない。など)

成長期の子供達は、みな将来を期待される原石の様なものです。但しその原石はガラスのように脆く、壊れやすいものです。

一見大きく育っている様に見える立派な身体も、未だ未熟な成長期にあり更に大きく逞しく育つ可能性を秘めた身体なのです。

ラブラドールと言う犬種も、扱いは人間の子供達と全く一緒です。

急激に成長する時期(三ヶ月~九ヶ月)には、特に育成に気を使わなければなりません。

ちなみにイギリスの一流のブリーダー達は、ペットとして一般の家庭に仔犬を渡す時、かなり厳しい「注意書」き(飼育指導書) を渡し、口頭でも念入りに注意を促します。(ブリーダー間でその様な事をすることは滅多にありません。)

ご参考に願えれば幸いです。

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◇仔犬の売買における契約(ヘザボーン・ラブラドール)

ラブラドール:Heatherbourn *******  ********

生年月日:○○年○○月○○日生まれ・♀♂

上記の仔犬は質の高い両親から繁殖された、健康な仔犬と判断された(獣医師から)ものです。

両親共に、股関節形成不全(HD)のX線写真撮影とBVAヒップ得点スキームを済ませてある個体です。

また、両親とも遺伝による目の欠陥の検査を受け、また現在有効な目の健康診断書の発行を受けています。

ラブラドールと言う犬種は、HDなど遺伝による障害、遺伝または後天性の目の疾患、また「骨軟骨症」と言う骨の発達不良に因する症状を持つ事が知られています。 成長期の仔犬に過剰な運動をさせる事は禁物とし、生後六ヶ月まである程度行動をコントロールする必要があります。階段の上り下りは禁止し、年上の犬と長時間にわたり荒々しく遊ぶ事も避けた方が望ましく思います。

私は犬に愛情を持って接するブリーダーであり、上記の仔犬は私の出来うる限りの愛情を持って育てられてきました。

しかしながら生き物である仔犬が、一旦私の手元を離れ、新しい飼い主にオーナーシップが移ってからの責任は負いかねます。

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如何でしょうか?ラブラドールの原産国であるイギリスのベテランブリーダー達は、ペットとして子犬を譲る場合この様な書面を新しい飼い主に渡し、飼育に関しての詳細な説明をして、注意を促します。

長年の経験から、飼い主と渡した仔犬に悲しい思いをさせない為の親心、とでも申しましょうか、、、、、。

「遺伝性疾患」の事や病気の対処、怪我の対処、知り尽くしているのが熟練したブリーダーなのですから説得力が有りますね。

◇明日は、給餌の方法などを含めもっと細かな指示書を渡すブリーダーのご紹介を致します。

 よろしければ、ポッチリ押してくださいね。 

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☆☆☆ ななくさ

2008年01月08日 | トリプルスターの日常

七 草

朝から上京し、「挨拶廻り」

忙しくって「粥」どころではありませんでした。

朝昼食は、築地場外の「井上」へ、半年振りのラーメンに満足

夕食は友人と池袋北口の赤提灯で一杯引っ掛けた後、

いつもの「台湾料理屋」で5~6品食べ、マレーシアカレーで〆ました。

 

◇そんなわけで、七草粥とは全く関係ありませんが

犬の顔は犬らしくありたいものですね、、、と言うお話です。

 

☆トリプルスターラブラドールの顔って?
ジャックレモンの兄妹はいつも真面(マジ)な顔付きです。


それは、真面目な家庭環境にあるからなのでしょうか、、?

生みの親が、真面目な犬とは言えませんもの・・・・・

 

犬も人間も、家庭環境(飼育環境)や人生(犬生?)などが顔に顕れます。

可愛がられただけの犬はそんな風な顔に、

虐待や心無い扱いをされた犬は無表情に、

病気や怪我で苦しんだ犬は何故か悲しげな顔に、

もの心つく頃から三歳くらいにかけて経験した状況(飼育環境)で、犬の顔も変ってくるようです。

仔犬の頃は屈託のない明るい顔付きをしていた犬が、長じてキツイ目付きになっていたり

力の無い悲しげな目付きになっていたりすると、ブリーダーの心は不安で一杯になります。

良く犬を理解した飼い主さんから、しっかり躾を学ばされた犬達は、快活で自信に満ちて楽しげな顔つきになってい
ます。

年をとって白髪の顔になっても、明るくて屈託の無い少年少女の頃の様な顔付きの犬に育て上げたいものですね。

 

 

と言う事で、七草を忘れて更にメタボに拍車をかけてしまった▽ブリーダーの一日なのでした。

 

 

皆さまも、今日も一日お疲れ様でした~~~~!
一息つかれたらワンクリック宜しく御願いいたしま~す。



そしてトリプルスターのカレンダーは此方ですご見学希望の方は、ご参考に願います~

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