早いですね~
月日の経つのは、
明日はもう「鏡開き」ですね~~。
いきなりですが、犬はどんな犬種でも、交配後60~63日目の頃に出産するのが普通です。
最近は、栄養価が良くなったせいなのか、はたまた何が原因なのか判りませんが、63日目以降に出産する事が
珍しくなった気がいたします。(50日目後半での出産は珍しくありません)
仔犬の成長にもよりますが、出産後20日もするとブリーダーは「離乳」の適期を覗い始めます。
早めの離乳は、母犬の肉体的ダメージを軽減し、生涯の健康に良い影響を与える事となります。
↓初めは横たわって母乳を飲ませていた母犬も、仔犬が大きくなると(2000グラム前後)姿勢を変えます。
目もパッチリ明いて、すっかり大きくなった仔犬達が盛んに歩く様になる頃を見計らい、母犬は座って授乳するようになります。
そして数日後には、立ったままでの授乳の姿勢をとるようになります。
仔犬たちの歩行を促し、自立への道を歩ませる為です。
犬達が食べるフードは、昨今急激に良質なものに変ってきました。
離乳食として扱える信頼出来るフードも沢山見かけられます。
仔犬は初めて口にするふやかしたフードを、躊躇無く食べ始めます。
母犬へのダメージを軽減する為にも、出来るだけ早めの離乳を心掛けるべきでしょうね。
勿論、ある期間は母乳を飲ませながら、並行して肉などを混ぜた離乳食を与えることとなります。
飼育する側の仕事は確実に増えますが、、、
可愛い犬の事を考えるならば、そんな事は「お安い御用」と思う位ではないとブリーダーは務まりません。
離乳食のスタート初期に与える「フードの内容」は、仔犬個体や母犬の状態で異なります。
国によっても、ブリーダの考え方は様々です。
色々な国の実績を上げているブリーダーの考案してきた食べ物を調べてみると、面白いものですし、参考になります。
母乳を飲ませる場合に於いて、全ての個体が同じ大きさに育つ様にブリーダーは手を貸しますが、離乳食を食べさせる場
合も同じ事が言えます。
大きなボールに頭数分のフードを入れて、さあお食べとばかり一緒くたに食べさせている様では良質な仔犬を作ることは叶わ
ず、気質の面などにも影響を及ぼす事は明白です。
「三つ子の魂・・・・」と言いますが、仔犬達は親の鼻ずらや、人の手の温もりを感じて正しく育つものです。(特に手を掛けなけ
ればいけない時期があり、その時は出来る限り手を掛けるようにします。)
育児拒否傾向にある母犬が育てた仔犬は、落ち着きの無い敏感すぎる傾向が見られ、ラブラドールらしさから逸脱する様な
仔犬に育つ気がいたします。
「氏より育ち」とも言いますが、母犬から早めに離し、手を掛けて育てた仔犬はその後母犬や兄弟犬達との共存も旨くでき、
大きな犬に育つようにも思えます。
仔犬が新しい飼い主の手に渡ってからは、どの様な育てられ方をしているのか知る由もありませんが、長じて表す顔つきや
動作などから、どの様に扱われて来たかを想像するのは私達にとって実に容易いことなのです。
午後から、かねて申し込みのあった機関からの見学者(4名)がありました。
成田空港では、出入国フロアー等で試験的に作業する犬を見かけた事があります。
昨年末の訪英の折には、実際に作業に当たるラブラドールを間近かに見る機会がありました。
代表の方と色々な話をさせて戴きましたが、役に立つラブラドールの研究も新たな課題となるのでしょうか??
◇前回に続き、参考資料をご覧下さい。
日本の飼い主さん達には、現実的ではなかったりする部分もありますが、先ずはご参考までに。
Rocheby Labradors
◆ラブラドール・パピーの食事について
生後八週間目 一日四食
◇午前8時 朝食 ウイータビックス(Weetabix) 2個を半パイント(約250cc)のミルクと混ぜたもの、
または2個分のスクランブルエッグに半パイントのミルクを混ぜたもの。
◇午後1時 昼食 大カップ一杯分の成犬用フード(complete food)を水でふやかしたもの、また
はカップ一杯分の子犬用ビスケットを水でふやかしたものと5~6オンス(約140~170g)の生の牛の
ひき肉、または調理した鳥か羊肉、またはぺデイグリー・パピー・フード大缶一個
◇午後6時か7時 夕食 昼食と同じもの
◇午後10時くら 夜食 朝食と同じもの
この組み合わせを反対にすることもできます。但し、覚えておいていただきたいのは、仔犬はまだ幼
いため、赤ちゃんと同様であまり色々なものを取り替えて与えるとお腹をこわしてしまうということです
。もしあなたの仔犬が与えられた食べ物が好きで体調もよければ、その食事内容を変えないでくださ
い。
生後14から16週間目になると三食にしますが、食事一回ごとの量を増やしてやらなければなりせん。
私たちはだいたい、昼食か夕食を止めますが、肉中心の食事を2回とミルクの入った食事1回にして
います。
六ヶ月から八ヶ月頃には量のある食事を一日二回にします。肉は12オンス(約340g)に増やし、ミルク
の入った食事はウイータビックス3個かポリッジ(オートミールのお粥) 、または玉子とカツオ
(訳注:bonioとありますが、bonito (カツオ)の間違いであると推定します)のビスケットとミルクを混ぜた
ものにします。
仔犬から離れる時は、置いていかれる淋しさを紛らわせるために、その都度骨髄(肉屋で入手可能)
をあげてください。 骨髄は肉屋に頼んで小さく切ってもらい、冷凍庫に入れておき、毎日使う分を解凍
します。前日の骨を与えても、それは昨日の食事の残り物と同じくらいまずいので、犬は興味を示しま
せん!
おもちゃはいいものでなくてはならないという必要は全くありません。古い靴下に紙を詰めたものは、回
収する獲物の代物として大変役立ちます。蓋を取り除いたペットボトルは追いかけて遊ぶのに適してい
ますし、古い靴やスリッパも噛んで遊ぶのに再利用できます・・・但し仔犬は「古い」ものと「新しい」もの
の区別がつきませんのでご注意を!
もしあなたの仔犬が下痢をしたら、ミルクの入った食事を止め、脱水症状を防ぐために卵白を大さじ2杯
の白湯と泡立てたものだけを24時間の間、定期的に与えます。もし便に血が混じっていたり、仔犬がぐ
ったりしていたり、あきらかに症状が重い場合は、すぐに獣医を呼んでください。
常に飲み水を用意し、5ヶ月になるまで運動はさせず、それ以降は監督下で行ないます。
ラブラドルには股関節成形不全やOCDなどの遺伝による症状が見られがちです。
不健全な飼育はこのような症状に影響を及ぼす可能性があるということを覚えていてください。
もし仔犬を続けて飼えなくなった場合は、どうぞ私たちのところへ送り戻して下さい。私たちは、私たちの
犬にはいつでも責任を持っております。
如何でしょうか、ブリーダーの意図を少しでも理解して戴けましたでしょうか、、、?
結構疲れた一日でしたよ、夕食は手製の「クッパ」を戴きました。K子さんは、風邪気味で山田先生の薬を貰いに病院へ
行きました。体が温まったので、ブランディーを片手にベッドに沈み込みました、いい気持ちでしたよ、、、。
皆さまも、今日も一日お疲れ様でした~~~~!
一息つかれたらワンクリック宜しく御願いいたしま~す。
そしてトリプルスターのカレンダーは此方ですご見学希望の方は、ご参考に願います~