トルコから石灰棚を眺めながら生活する日記

ラム子のロカンタ(日本食食堂)、
ゴールデンレトリバーとカンガル犬との日常を綴っていました。

突然の別れ

2013-11-21 17:48:56 | 日記
今日のパムッカレ

私がよく無責任飼い主として、ブログネタにしていた、
あのシロちゃんの元飼い主一家がトルコを離れ、故郷のアゼルバイジャンに
帰ることになった。

トルコ語とアゼルバイジャン語は同一言語の変種と見做されるとのことで
意思疎通に困ることはないんだって。なので、アゼルバイジャンから
よく出稼ぎにトルコに来る人が多い。いわゆるじゃぱゆきさんね。
だから今回摘発され、国外退去命令が出された



シロちゃん事件(詳しくはこちら➡パムッカレの中心で叫ぶ(喚く

子供たちは、ろくに学校に通っていないようで、
高校生くらいの長男を筆頭に、中学生と小学生の3兄弟。
子犬を拾ってきては捨ての繰り返し。(その数10頭以上)

そして、私がシロちゃんと命名したんだけれど、野良犬(しかも成犬)だった
シロちゃんをパムッカレに連れてきて、自分のところで飼い始めた。
その後、飽きたらしく、また新しい犬を連れて来て、シロちゃん飼育放棄し、
どこかに捨てに行ったものの、帰省本能があるから、戻ってきちゃったわけ。
それを無情にも追い払おうとした兄弟。

行政がつけた狂犬病予防済のタッグを
無理矢理外し、シロちゃんの耳は化膿し、血まみれで放置された。
それを見るに見かねて、私が病院に入院させ、治療を受けさせた。
その金額合計600リラ(3万円



シロちゃん入院のためのお迎えの車がやってきたとき。
ケントが乗り込んじゃって、獣医さんに君はお留守番だよと宥められ、がっくりケント

とっかえひっかえ、何度犬たちを入れ替えてだろうか。
今思えば寂しかったんだと思う。だからといって、動物をオモチャのように
扱っちゃいけないよね。

この辺ではイジメは無いようで、あの子供たちも近所の子とみんな仲良く遊んでいた。
近所の子供達は事情(親の職業)を知らないだろうが、親たちは蔑んでいたにも
関わらず、罪の無い子供たちを誰も差別するようなことはしなかった。

7歳くらいの子供に対して、いい大人の私が『犬にだって心はあるんだ!』と
怒鳴ってしまって、ちょっと反省。
それまで、私たちはよく口をきいていたのに、それからは私は完全無視しちゃったもんな。

昨日、15時に出発するというので、見送ろうと待機していたのに、
わずか数分、厨房にいたときに、お迎えが来て去ってしまった。
私はチョコを3個用意していて渡そうと思っていたのに
大変心残りです。

子供たちもよく軍警察が家にやってくるので、普通の家庭だとは
思っていなかっただろう。父親も偽物(日本でもよくある話で滞在のための
偽装結婚だった)

アゼルバイジャンに帰ったら、ちゃんと学校へ行って欲しい。
そして、何か将来目指せるもの、夢を持って生きていって欲しい。


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コメント (12)
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