舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

イリマちがい

2007-07-19 21:41:00 | ダンス話&スタジオM
昨日ご紹介した宇都宮のクラスの広告を各地のクラスでお渡ししているのですが、マミちゃんの履歴を見て「エッ!初耳」と言ってる方が意外に多いです(笑)
そういえば、長い付き合いの生徒さんでも案外プロフィールまではいちいち知らせてないかもなあ...。

で、こちらにマミちゃんの出身校である「イリマフラスタジオ」のことも載せまして、メリーモナークの創設に携わったとか4年連続優勝をしたとかのくだりも紹介したのですが、今メリモに出ている類似した名前の教室といえば...マプアナ・デ・シルバさんの「ハーラウ・モーハラ・イリマ」ですね。
しかしこちらの教室およびマプアナさんはイリマフラスタジオとは一切関係ございません。

マプアナさんも由緒正しいキャリアをお持ちの先生で、かのマイキ・アイウさんに師事した方なのですが、マイキ系統は私のリサーチによれば「イリマフラスタジオ」およびクム、ルカ&ルイス・カレイキとはほぼ無関係と思われます。
同じオアフ島、しかも地域もわりかし近いですから、踊りの傾向は遠くないかもしれませんけれどね。

マイキさんご本人の踊りは拝見したことがないのですが、少なくともマプアナさんのところの踊りは非常にシンプルで重心が高く、優等生然とした踊りです(聞くところによると、師であるマイキさんはとても優雅なダンサーだったとか)。

イリマフラスタジオのスタイルも優雅さを目指すという点では近いといえますが、生真面目な印象のマプアナさんのモーハラ・イリマと比べるとだいぶ都会的というか、いってみれば気取った踊り方をします。
イリマフラスタジオは当時カハラ・ヒルトンのダニー・カレイキニのディナーショーや将校クラブでのステージを持っていたので、ショー的要素が強いのはそのためかもしれません。

そういうわけで。
イリマ・スタイルをどれだけ忠実に受け継げているかは分かりませんが、確かなのは、その流れを汲んだわがスタジオもエンターテインメント性をとても重視しているということです。
つまり「トラディショナルな意味で正しきゃそれでいいってものじゃないの。お客さまを楽しませてこそのフラなのよ」のこころですね。

ショーとして完成度の高いものを仕上げるのって、じつは伝統に忠実なものを作り上げるのと同じくらい(もしかするとそれ以上に)難しいことです。
でも、伝説のハラウと謳われたイリマフラスタジオのフラツリーの枝葉の一本を自認するのなら、まあそのくらい切磋琢磨して当然だと、我ながら思います。

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