舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

Aulani Disney

2012-02-07 01:41:27 | Disney (パーク、映画&テレビ)
昨年9月、オアフ島西部に出来たディズニーホテル「アウラニ」に行ってきました。
このブログでも、まだ情報が少ないこのホテルの事をちょっとずつご紹介して行こうと思います。



正式名称は"Aulani A Disney Resort & Spa Ko Olina, Hawai'i"です。長っ。
ちなみに「アウラニ」てえのは「メッセージを伝える人、首長」くらいの意味のハワイ語です。

そんな仰々しい名前をつけるだけあって、今回のホテルを作るにあたり、ディズニーはかなり頑張って「本物のハワイ」を追求しています。
ハコを作る為に地元のアーティストを採用したり、レストランで地元の素材を使う事にこだわったり、建物やインテリアのひとつひとつにハワイらしい意味を持たせています。
その追求ぶりは、ちょうど『リロ&スティッチ』のフラのシーンの為に、ディズニーのアニメーターさん達が実際のフラの映像を絵に描き起こしていた作業に似た印象を受けました。




ワイキキから車で1時間ほど走ると、パールリッジを更に通り過ぎて暫く行った頃に、ようやくこの建物が見えてきます。
そうです、アウラニは非常に遠いです。
ハワイの(とりわけオアフ島都市部の)コンパクトさに慣れている人は、この距離は非常に長く感じるでしょう。
しかもワイキキやホノルル空港からアウラニに至る道はひとつしかないので、この道が渋滞中の場合、潔く渋滞に飲み込まれるしかありませんので、所要時間はかなり伸びます。

したがって、アウラニに行く際は少なくとも朝夕のラッシュアワーは避けるべきです。
なおかつココに泊る場合は、交通の便は余り良くない事を肝に銘じておいた方がいいですね。
ワイキキとアウラニの両方に泊る場合は、アラモアナやDFSといったおなじみのスポットにはワイキキ滞在中に行き、アウラニにいる間はホテルライフを楽しむ事をお勧めします。
アウラニ単独で行く場合、レンタカーはまず必須アイテムですね。

とはいえ、これだけ離れた甲斐あって、ホテルはハワイ島コハラあたりの高級リゾートホテルのようにゆったりした作りになっています。
このゆったりさはワイキキ中心部ではちょっと味わえません。
まだ開発中の地域らしく、海沿いに非常に広くスペースを取ってホテルが点在している辺り、周りの景色もなんだかハワイ島のコハラとかコナっぽいです。



長旅を経てクルマが玄関に着くと、まずトロピカルな香りをつけた冷たい水のサービスでお出迎えしてもらえます。
そして、当然ながら玄関にいるスタッフからして既にディズニー・クオリティ。
といっても日本のディズニーリゾートではなく、あくまでもアメリカのディズニーのスタッフのように親切で友好的、それでいながら押しつけがましさを感じさせません。押しつけがましさはゼロです(←大事な事なので2回言ったよ)。




ワクワクしながら正面の建物に入ると、開放感あふれるロビーが広がっています。
天井は高く、壁がほとんどないため爽やかに吹き抜ける風が心地好く、更に奥まで進めばテラスに出てホテルの中庭が一望出来ます。

そして、ロビー一帯を満たすこの、ものっすご~~~く聞き覚えのある歌声は………

アッー! ケアリイ・レイシェルさんじゃないですかー!!!

ロビーではちょうど東京ディズニーシーの入口と同じように、ほぼ一日中アウラニのテーマソングが流れ続けているようです。
そして、なんとその製作&パフォーマンスをしているのが、かの有名アーティストにしてクムフラのケアリイ・レイシェルさんなのですよ!

テーマソングはフルコーラスで十数~数十分ある大作です。
オリ(っぽい詠唱)から始まり、イプヘケがメインでコーラス(ケアリイ・レイシェルさんのとこの人達かな?)がつくカヒコ風のパートあり、ボリウッドのような伴奏が印象的なミュージカル風パートあり、そしてケアリイ・レイシェルさん得意の泣かせるバラード風パートもあり、盛り沢山の内容になっています。

残念ながらCD販売はされていないようなのでロビーに居座って必死に聞き取りました。
私の最も好きなカヒコ風パートの繰り返す部分は、「仲間達…この愛する場所で…ゆったり寛いで…楽しませて幸せにする…愛をもって…」みたいなことを言ってるようです(歌詞カードも無いから適当ですよ)。

あとのところはざっとしか聞き取れませんが、まぁまずはこのホテルの美しさを讃え(有名なホテル讃歌『ロイヤルハワイアンホテル』みたいにゴージャスさを売りにするんではなく、人々の暖かさや自然の美しさを歌っているのが面白いね)、それからよくあるご当地ソングのようにホテル周辺の地域を賛美し、この讃歌がオアフ島全体、更にはハワイ諸島全域に広がってゆく壮大な歌です。
いきなり違う島の山の事とか歌い出した時は結構驚きました。

ちなみに、終盤で登場するバラード風のパートはロビーの壁にぐるっと歌詞&英訳が書かれていますので、これを辿りながら聴くと「ほおぉ~」となります。
歌詞の上にイラストも書いてあるんですが、歌詞と(少なくとも完全には)対応はしていないので、色々謎めいたイラストに向学心をそそられた方はロビーのスタッフに訊いてみた方が宜しいでしょう。
中に異様に知り合いに似てるイラストが一人あるんだが…まさかね。本人がモデルってことは無いよね(笑)。



ロビーを入って右に進むとフロントがあります。
フロントの壁に掲げられた写真は、ハワイの自然や草花が色ごとに並べられてグラデーションをなしており、非常に綺麗です。
ここでホテル内施設においてクレジットカードと同等の役割を果たす恐怖の機能がついたルームキーを作ってもらうのですね。

フロントの右側のデスクには日本語がわかるスタッフがスタンバイしています。
ただし、早朝と深夜はいなくなってしまうのと、日本語が分る度合いは人によってまったく違います(完全な日本人の方から、「もしかして英語で喋った方が早くない?」な人まで)。
ですので、日本語で対応して欲しい事は日中に済ませる事をお勧めします。




フロントのあるメインの棟の反対側、つまりビーチ側から撮ったのがこの写真です。
火山風のプール施設の影になって見づらいですが、メイン棟を挟んで両側に二つの客室棟があり、その間に巨大なプールのスペースが横たわっています。
川あり火山ありで大変な規模のプールについては、また日を改めてお話ししましょう。

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