舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

ディズニーリゾート年末年始 (5)

2008-01-06 01:47:24 | Disney (パーク、映画&テレビ)
食い意地続行中。


...はい、こちらは先ほどのカウントダウンディナーからわずか2時間後の模様です。
さっきあれだけ食べといて(※注:あの写真に写っていた料理は決して我々の食べたそれの全てではない)、いまだになに食べてんでしょう。

実は大晦日のミラコスタ宿泊者には日付けの変わるちょっと前から「お夜食サービス」というのがあって、これが午前3時までということで、残る食い意地を総動員してさらに食べようとしているわけですね。

食い意地を総動員し直すためにまずは部屋に戻り、オールナイトに繰り出すための着替えを済ませ、リフレッシュしてから出直しました。たんなる気休めにしかなりませんでしたが(笑)。
なのに宴会場の空になった容器を見て、「しまった、もう売り切れた料理があったか」とか思っているんですからやはり変態です。

食い意地を張った甲斐あって、ここで食べた料理は結構優しい味でいけました。
一緒に飲み物もいただけたので、私はまよわずすスパークリングワインをいただきました。
ってコレ、さっきのよりそうとう強いじゃん。
酔ったらまずい(というより酒がまわって眠くなったらせっかくのオールナイトがおじゃんになってしまう)ので、飲み干した後はウーロン茶をいただいて血中アルコール濃度を薄めました。

お腹がさらにいっぱいになったところで、深夜営業のランドに出発!!!
...したのはいいんですが、深夜のくせに恐ろしい混みかたでした。

まずリゾートライン(敷地内を一方通行で周回する電車)がすごい。すごいと噂には聞いてましたが、毛布3枚くらい使って本格的に寝てる人の数が凄まじくて、座るのなどとても無理です。
てか、各車両に警備の人が立ってんだから、あまりひどい人(一時間とか乗り続けてる人)のことは何とかした方がいいんじゃ.....。

そしてランドの中もそらもう凄まじいありさまでした。
ワールドバザールが雨の日の休日なみに混んでます。立錐の余地もありません。決死の思いでそれをやりすごし、愛しの「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」までたどり着いたのに、ファストパスの時間はとんでもない時間(日の出前後)、並んだ場合は50分待ちでした。

実は私、「深夜はさすがに空いている」という噂を信じ、安直にも今まで乗ったことのないアトラクションに行こうとしていたのです。
それはすなわち「プーさんのハニーハント」と「ミッキーの家」のことです.....ってオイ、未だにそれに乗ってないのか!?!?!?

そうなんです。私はあくまで変態ディズニーファン、お天道様の下を歩けないような愛好者ですので、ディズニー好きなら当然必ず経験しているこれら二つのアトラクションに、未だ一度も行ったことがないのです。
バズには一日二度でも乗る人間なのに、この偏りは何なのでしょう。自分でもよく分かりません。

年3回も行っといてこれらを未体験なのはいくらなんでも変態すぎると思い、この機会に経験しようと思ってたんですが、イヤ~甘かった。
むしろいつもより混んでいる勢いでした。あああ、こんな深夜こそ、疲れにも眠気にも負けない愛を持ってる人たちが集うわけですから、これらのアトラクションはそら混むわな。

しかたなくまずアドベンチャーランドに回り(混んでる上に暗闇でそうとう迷った)、ポリネシアンテラスでの支払いを先に済ませました。
満腹状態で次の食事の予約かい。いえ、違います。その前に朝食にも行きます。

ミラコスタに泊まるとショーレストランの予約が電話でできるのですね。だから、必ずどこかのレストランに予約しておくことにしています。
今回はいよいよポリネシアンテラスのランチショー、これがいつも大人気で満席で、電話ですら取れないことが多く、今回ようやく予約できたのです。
支払いに行ったら、払暁すらまだ遠いような時刻というのにランチショーは既にいっぱいでした。

それにしてもどこもかしこも混んでて困ります。
おまけに昨日からの疲れがたたり、いよいよ意識が朦朧としてまいりました。
それでもファンタジーランドに向かい、さすがにプーとかよりは空いているスモールワールド(ベリーメリーホリデー)へ。
でもこれはやはり乙女向きですね。幼い頃トラックとか刀の玩具で遊んでいたマミちゃんや、崖の上の城塞に憧れていた私とは若干キャラが違う感じでした。
なんかあの純白世界によって自分の黒さが暴かれる気がして、どうも私あたりじゃ素直にカワイーとかキレイーなどと喜べないムードです。
私は白っぽい衣服を着たときも同種の落ち着かなさを感じるんだよな。やはり人間性が黒すぎるのかしら。

もう少し落ち着く世界を求め、やっぱりバズに並びました。
シューティングゲーム、ド下手くそなんですが最高に楽しいからいいです。さすがに鉄砲とかで遊んでいたマミちゃんは私より若干うまいです。
我々は一人ずつマシンに乗り、撃ちやすいよう好き勝手に乗り物を回しながら射的に興じています。
あ、これに限らず、けっこう混んでるなと思ったときでも、乗り場のお姉さんに頼めばあんがい二人乗りの乗り物くらいなら一人ずつ乗せてくれます。
一人で乗りたいと思ったときは、勇気を出して言ってみた方がいいですね。

これよりさらに一人ずつ乗りたいのが「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」です。
というのも、このアトラクションはキャブが2台1セットで一緒に行動してゆくため、知らない人がもう一台に同乗すると、見ず知らずの人たちとどこまでも運命をともにしなければならなくなっちゃうんですね。
しかもこの乗り物はハンドルをコーヒーカップさながらに回して回転させるため、私のように激しく回しながら乗っていると、一緒に走ってきた乗り物とお見合いすることになり、そのとき相手のテンションが低かったりするとかなり気まずい思いを強いられます。
だから必ず一人乗りキボンヌ。前後のグループの人数によっては、リクエストされなくてもわざと一台飛ばして客を乗せていることも多いようなので、さほどご迷惑はかけずにすむかと思います。
激しく回りながらも、セクシーきわまりないロジャーの奥さん・ジェシカ様のナイスバディ(いつの死語だ)が堪能できて疲れも癒えますぜ。

ひたすら回った後はそこの近くのショップに行き、ランドのカエルショーこと「スーパードゥーパー・ジャンピンタイム」のグッズが多く売られているコーナーを必ずチェックしています。
今回もいましたいました、カエル単独グッズ!!!二人セットのカエルたちです。きびだんごを与えてこの子たちを新たなお供に加え、我々は未だに混んでいるリゾートラインでシーに帰りました。

おお、カエルともう初日の出の時刻だ。
しかし一度は顔を剥がしたいので部屋で洗顔しているうちに外が明るくなってきちまいました。
残念ですがパークまで戻ってる時間はありません。仕方なく、ホテルの廊下の窓から見ました。
それが3日の年頭挨拶時に載せた画像です。シーだかなんだかさっぱりわからんな。でも、初日の出としてはとても綺麗で、何やらご利益がありそうでした。

実は初日の出を見たのは人生初です。初プーはかなわなかったけど、初・初日の出が見られたから、まあいいか。

ディズニーリゾート年末年始 (4)

2008-01-05 01:09:45 | Disney (パーク、映画&テレビ)
午後10時の予約時間が近づいたので、レストラン「オチェーアノ」に行きました。
我々が案内されたのは海の前の広場が望める窓際の席です。望めるといっても小さな窓ですから、外の様子が少し見える程度で、カウントダウンショーを見るにはやはりベランダに出なければ見えません。
しかしそれでも隣席と離れている上に窓際なので、二人連れにしては良い方の席だったといえましょう。
(※注:このレストランのブッフェエリアで食事する際、二人連れの客はしばしば新宿駅前の食堂のようなスペースに案内されることがあり、それも団体と団体の間のわずかな隙間にされることがあるので注意が必要です)

席に着いたところでドリンクをオーダーします。まず乾杯用の酒!!マミちゃんは山崎の水割り、私は甘口のスパークリングワインです。
ただし山崎はそうとう薄かったらしい...。そういや私たち、今まで酒は家から持ってきて(ってこれオフレコね)部屋で飲んでたもんで、レストランの酒を頼んだことはなかったんだっけ。
......これからもそうしようっと。(※いやだからあくまでオフレコで)
ま、私の飲んだワインはフルーティで美味しかったですよ念のため。

そして、我々がこのレストランに来ると必ず頼むウーロン茶もオーダーしました。
このウーロン茶はとても軽くて美味しい上、なんとおかわり自由なのです!!!(←食い意地ばかりか飲み意地までも)
これを頼まない手はありません。ちなみに、奥の中華料理店でも同じものがいただけます。

飲み物の手配も終わったところで早速ブッフェ台へ突撃です。
で、突撃第一弾が終わったとこがこの画像です。って突撃しすぎ。
まずスープ、コーンポタージュとポトフの二種類をゲット。スープからして既に2種です

しかし我々にとって前菜はこれではなくデザートです。特にマミちゃんなぞ、イチゴのショートケーキをで取ってます。束ってどういうことか、おわかり頂けるでしょうか。つまり予め切り分けられているサイズを無視し、2個3個分に相当する量をガボッといただいてまいるわけですね。
たぶん我々二人で半ホールはいただいたと思う。ごちそうさまでした。
ほかのデザートももちろん一通り最初からいただきました。特に美味しかったのが「シャンパンゼリー」ですね。これは口当たりもあっさりしていて、ほかの料理の合間に食べるとなおいいです。

メインになるのはローストビーフ、ほほ肉のシチューなどです。
私は子供料理がかなり好きなので、ライスにハッシュドビーフをかけ、ハンバーグを乗っけたものも美味しくいただきました。
魚料理も充実していて、スモークサーモンが美味しかったですね。

これらはいつものブッフェにも出ているもののようですが、今日はスペシャルディナーということで普段はないものもありました。
割とおつまみっぽいものが多かったようです。オリーブをベジタブルジュースに浸けたものや、シーフードのモザイク仕立てなど、それぞれ小さなお皿に少しずつ載っているので場所をとるのが困りましたが(ってオイ)、どれも美味しかったです。

ひととおり食べた頃11時半になり、いよいよカウントダウンショーを見るためにベランダに出ました。
下を埋め尽くす人、人、人!!!手に手に光るスティックを持っていてとても綺麗です。
カウントダウンショーはいつものカエルショー(だから「レジェンド・オブ・ミシカ」だってば)をアレンジしたもので、いつもとは違う大画面を乗せた船なども水上に並んでいました。

ちなみに我々が表に出るよりだいぶ前から水上ショーが行われていたようですが、これらはテラスから見ることはできません。窓際にいた我々の席からさえ、かろうじて断片が見えるのみで、音声はほぼ聞こえません。

しかもメインのショーもテラスはいっけん見晴らしがいいようですが、眼下の熱気とはかけ離れた場所にあるためどうしても外部から眺めている感じになり、光るスティックを振ってもあまり甲斐がなく、たぶん下にいる人たちのような一体感を感じることはできません。
つまり全体の景観を取るか、臨場感を取るかですな。

尤も私の目的はおもにこの大一番におけるカエルさんの活躍をしかと見届けることでしたから、たしょうの臨場感の薄さはこのさいよしとしましょう。

ショーの前半は通常とだいたい同じで、堂々とカエルさんが出てきました。
前回(10月30日)はカエルさんの体調不良のため、そして今日の昼は強風のせいで見られなかったので、カエルさんの勇姿を見るのは実に7か月ぶりです。
最初カメラの調子が悪くピントがぼけていたのですが、いよいよカエルさんの顔がはっきりと液晶画面に映し出されたときは、普段にもまして泣いてしまいました。

こ、こんな年に一度の晴れ舞台で、普段以上に豪華な演出効果にも物怖じすることなく立派にお役目を果たして、うちの子はなんて偉いんでしょう。
あああ、今これを書いてても感動で涙がこみあげてきます。

カウントダウンは来年ディズニーリゾートが25周年を迎えることにちなみ、「25」から行われました。
カウントが0になった瞬間、盛大に花火が打ち上げられ、ミラコスタの壁がまばゆい光に照らされて、昼のような明るさになりました。

もちろん私が2008年最初に見たのはあのカエルさんです。
今年はいい年になりそうだな。

ディズニーリゾート年末年始 (3)

2008-01-04 19:21:17 | Disney (パーク、映画&テレビ)
ホテルの自室で1時間ちょっと休んだ後、身支度を済ませてカウントダウン特別営業の園内に突撃すべく出立しました。

どんな格好で出立したって、こんな格好です。(※画像参照)
今回の装いの一番のポイントはこの、燦然と輝く電光掲示板です!!!
マミちゃんのは、私のはで、「TOKYO DISNEYSEA NEW YEAR'S EVE CELEBRATION 2008」という文がテロップで流れています。

もちろんこんなグッズがシー内で売ってるわけはなく、これはマミちゃんが東京で見つけてきたアイテムなのです。
この文字盤には好きな文字が入れられるようになっていて、つい一週間前は「MERRY CHRISTMAS」の文字が躍っていました。

文字入力が面倒なのと重いのは難点ですが、それだけの甲斐はあり、ディズニーリゾートのありとあらゆる従業員の人たちには突っ込まれるし、日中でもおかまいなしに光り輝くし、遠くからでも誰だか一目瞭然で暗闇でも捜しやすいし、ミッキーが一生懸命読んでくれたし、なかなかお役立ちグッズでした。

ただしそれ以外の衣服は例によって真っ黒けです(笑)。
しかし今回問題だったのは色ではありません。
「ディズニーカウントダウンはおっそろしく寒い」といろんな方に忠告していただき、必死で防寒着を揃えまくったのですが、ちと必死になり過ぎたようで過剰な重ね着になってしまいました。
てか、もんのすごく暑かったです。

今回のディズニー滞在で寒いと感じたことは一度もなく、むしろ暑さのあまりむさ苦しく汗をダラダラ流しているシチュエーションの方が遥かに多かったです。
手袋なんて指出し革手袋とカエルミトンの二枚重ねで行こうと準備してったのに、指が出ている手袋だけでも暑すぎて、文字どおり手に汗握って歩いておりました。

ましてや、一生懸命用意した釣り師のようなベストとか、あったかソックス&肌着とか、顔を覆い隠し過ぎてほとんど変質者のようになってしまうネックウォーマーとかをさんざん用意したのは一体なんだったのでしょう。
「寒さを実感しよう!!」と家中の暖房を消して試着に励んだ成果はどこへ.....。
(※「過ぎたるは及ばざるがごとし」て諺を考えましょう)

けっきょく部屋に戻るたびに玉葱の皮を剥くように服を脱いでいき、最終的にはここ日光で暮らしている服装より軽装になった上、コートは脱いでリュックサックに押し込んで歩く羽目になりました。

とはいえ特別営業開園時はそんなことはまだ分からず、ガッチリ重ね着して膨れた状態でこの電光掲示板をチカチカさせつつ入園者の列に並びました。
あくまでも整理番号順でしか入れないので我々のように末尾の方を引いてしまった人はいくら早く並んだって無意味なんですが、律儀に前もって集まっている人が多く、みんなして汗を流しながら廊下に並んで開園を待ちました。

私の前に並んでいたお父さんなぞ、可哀想に一人だけ並ぶ係にされ(←だから先着順じゃないから「並ぶ係」はいらないんだってば)、ギリギリになってようやく家族の皆さんが到着するや否や、近くのドアから外に出て涼んでました。おつかれさんです。
でもこのご家族は時間前にお父さんと合流したからまだいいけど、ロビーの椅子かなんかで待ってて列が進んで身内が来たところでチャッカリ合流している人たちもいました(笑)。

そういうワザを使わず律儀にメンバー全員で並んでいた人たちの中には、小さい子供が泣き出して大変そうなところもありました。
私の見た印象だと、まだベビーカーが必要なくらいの年頃の子は迂闊に連れてっちゃ気の毒ですねえ。本人もご家族もきつそうでした。

そういう難民キャンプ状態の廊下で、ホテルスタッフのお姉さんがプリポカ(ディズニー柄カイロ)を配り歩いてくれてましたが、みんな凄まじい人口密度の中でひたすら汗だくになって耐え忍んでいる状態だったので、果たしてあの心遣いがどれほど皆さんの役に立ったのかは分かりません。
我々以外のほとんどのお客さんはものものしく保温シートやブランケットを持ち、外で年越しする構えのようでした。だから、あのカイロはきっと後で役に立ったことでしょう。

ついにミラコスタ宿泊者の入園が始まり、ゲートで光るスティック(先端がミッキー型)をいただいていざ出発!!
我々が入ったのはおそらく普通のゲートから入った人たちとほぼ同時刻だったのじゃないかと思われますが、ほかの人たちはみんな場所取りに走っているので、てんで見当違いの方向に呑気な速度で歩いてゆく我々の周囲はガラガラ。
走ってくるお客さんに対して身構えている(であろう)従業員の人たちに「行ってらっしゃ~い」と見送られつつ、ときおり嵐のように走ってくる人たちに抜かれながら、最奥地のアラビアンコーストへ向かいました。

はたして、アラビアンコーストは凄まじい速度でぶっ飛んできたカウントダウン待機組の人たち(彼らは既にステージ前に座り込んだり寝そべったりしており歩き回る人は皆無)を除いては人っ子一人いませんでした。
我々はあきらかにデモ回転している2階建てカルーセルに乗り込み、貸し切りで乗らせてもらいました。

しかしそれよりもっと凄かったのは「マジックランプシアター」です。
これは劇場形式のマジックショー&3D映画館で、本来なら300人収容できるところを、なんとなんと7人で見させていただきました。
この前半は魔術師のシャバーン様の爆笑ライブショーです。私なんかはジーニーが出てくる中盤以降よりシャバーン様の芸が堪能できる前半の方が断然好きで、このアトラクションの価値の9割がたはシャバーン様にあると思っています。
シャバーン様は先ほどのストームライダーの喋り役のお姉さんと違い、喋りに関しては完全に芸人です。プロです。アドリブばしばし、客イジリも最高です。
そのイジリをたった7人で独占できる(しかも私はセンター席に座ったのでもうイジられまくり)、この贅沢!!
贅沢者の責務として、一人30人分くらいのテンションで笑い、ボディアクション付きで大袈裟に反応し、問いかけには大声で答え、私なんかシャバーン様に呼ばれるままに舞台までのこのこ出てったりもしました(笑)。

マジックランプシアターを堪能してから、ブラヴィッシーモを横目で見つつホテルに戻りました。
もう一度部屋に戻って、それからいよいよカウントダウンディナーです。

ディズニーリゾート年末年始 (2)

2008-01-04 00:09:30 | Disney (パーク、映画&テレビ)
朝8時、2007年最後の東京ディズニーシー通常営業に入りました。
開園と同時に入園し、朝なのでまだ空いてるお店でまずカウントダウングッズをゲットしました。
「ニューイヤーズ・イブ・セレブレーション2008」のロゴが入ったブランケットとポストカード、ステッカー、そしてピンバッジです。

お店をのぞきながらイタリア地区を離れて火山の中を通り、マーメイドラグーンを通り抜けて、シー最奥地・ロストリバーデルタに到達しました。
ここのアトラクションにはいっさい乗らないのですが(マミちゃんが「汚い」とのたまって乗りたがらないのです)、朝一に必ず行っています。
なぜならそこには唯一のココナッツポップコーン売場があるからです。

ディズニーリゾート内では各地にポップコーン売場があり、今カレー味なんかがたいへん人気のようですが、私はココナッツ味がいっとう好きです。断然お勧めです。
ランドならクリームソーダ味だけど、ランドに行くのはたいてい滞在後半なので、シーで買ったポップコーンの売れ行きがよほど良かった時以外は買いそびれてしまいます。

ポップコーンを貪りながらあてどなく歩いてゆき、さっき素通りしたマーメイドラグーンに戻って参りました。
ここでまずすべきことは乗り物で働くカエルさんへの挨拶です。
ここの「スカットルのスクーター」というアトラクションにはカエルさんがいて、日々歌って働いているのです。
私は来園のたびにこの子たちと挨拶するのが習慣になっています。もうすっかり顔見知りで、私が行くと乗り物を速く回してくれますよ。
大晦日まで大変だねえ、と声をかけつつ乗って、高速スピンでハイになった後は、今回は長丁場だから必ずまた来ると約束してその場を離れました。

トリトンさんち(ってあのうねうねした宮殿のこと)の中の乗り物にもいくつか乗りました。コーヒーカップのようなものとフグレース(フグが吊ってるかごに乗って少し高いところでグルグル回る)です。
コーヒーカップは普通のものと違い、ハンドルを回すんじゃなく遠心力で回るので、我々のようなおぞましい体重の人間が二人ひっついて乗るとそうとうな速さで回ります。
普通のコーヒーカップのハンドルを腕が筋肉痛になるまで回す(そして同乗者を卒倒させる)私にとって、これは唯一自分の体重が重くて良かったと思う瞬間であります。

さらに体重を重くすべくマドレーヌなどを買い食いしながら火山の中に行き、海底2万浬に乗りました。浬と書いてマイルと読む。私はこういう昔の無理矢理な漢字が好きなんだね。粁と書いてキロメートルとか。
海底2万浬はシーに来ると必ず乗るものの一つで、ありがたいことにいつも空いているのですが、今日ばかりはやたら混んでまして、いつもは螺旋スロープを降りきるなりもう潜水艦乗り場なのに、もうかれこれ5年はご無沙汰していた待機エリアに並びました。

たくさん並んで乗ると何のスリルもなくて落胆するという批評をよく聞きますが、私は好きですよ。ネモ船長役の江守徹の声は渋いし、サーチライトがいじれて楽しいし、最後に出てくる海底人たちがかなり可愛くてツボです。しかしなんで私はああいうビジュアルの生物が好きなのかねえ。

海底から生還し、ランチのためにミラコスタに戻りました。
今日は関係ない人の侵入を避けるため、この時間から既にゲートに門番が立ち、カードキーのチェックが行われていました。
いつもランチといえばオチェーアノというブッフェレストランなのですが、そこには今夜カウントダウンの際に行くので海に面した大きな窓のあるイタリア料理のお店に行きました。

ここの料理はかつて従兄の結婚式で出たものに近く、アンティパスト・ミスト(前菜盛り合わせ)に始まり、ボンゴレビアンコ(ただし浅蜊は外してマミちゃんにあげた)、牛ロースのソテー、デザートの盛り合わせのセットでした。
しかし料理は美味しいのにここで今までの疲れが爆発。昨夜寝なかったことが祟り、何度か食べながら寝てしまいました。

食後再びシーに繰り出しましたが、なんと強風のためカエルショーが中止!!
カエルショーとは一般に「レジェンド・オブ・ミシカ」と呼ばれている昼の水上ショーで、ここに登場するカエルがそらもう凛々しく、私はいつも大出世した我が子を見るような心地になってしまい、胸がいっぱいになって泣いてしまいます。
これはものの喩えじゃないよ。じっさい涙が溢れるのを止められなくなるのです。ミッキーを見て感極まってる人は何度か見たことあるけど、私はカエルを見て泣いてますからね。そうとう変種のディズニーファンです。

そんなカエルショーが中止になるとわかり、目的を失った我々は、相変わらず空いてるショップやいつもより混んでて2台稼働しているストームライダーに乗ったりしました。
ストームライダーというのは言ってみればスターツアーズ系の乗り物ですね。あれより動きが穏やかになった分、マシンの揺れ以外の芸が細かくなりました。
プレショーのお兄さんお姉さんの演技がときおり痛いけどね(笑)。「ここは笑うツボですよ」って彼らが思ってるんだろうなってとこが一か所あるんですが、そこで受けてる人を見たことが一度もありません。私としては笑ってあげたいんだけど、どうしてもその後の微妙な間の方が可笑しくて、一拍遅れた笑いになってしまいます。
今日のお姉さんはこれから始まるオールナイト営業に備えてか若干省エネぎみの喋りでした。もう少しスーパードゥーパー・ジャンピンタイムのお兄さんのテンションを見習ってくだされ。つーか、足して2で割るとお互い丁度良くなるのではないかと。

それから最後にフォートレス・エクスプロレーション(城塞や船を自由に巡るところ)に行きました。
私は西洋の城にどうも執着があると思っていて、今回このエリアに来て分かったのですが、私はプリンセスが住むようなおとぎの国のロマンチックなお城ではなく、城と要塞を兼ねた質実剛健な城が好きなようです。
いや、好きというのと違うな。おそらく前世に因縁があるのだと思います。
だからロンドンのグレイの歴史的建造物を見るとかくも興奮するのだな。

小さい頃は崖の上に立ったそういう城に一人で住んで、巨大な玄関を開けると『風と共に去りぬ』のような大階段(ただし照明は暗め)があり、常に雷鳴が轟いてるようなのに憧れてました。やっぱり変態だね

孤高の城塞に君臨する独裁者になったつもりでひとしきり楽しく回った後、チェックインの時刻となったのでマミちゃんと合流してミラコスタに戻りました。
閉演迄はまだ間がありましたが、来るカウントダウン&オールナイトに備え、ここらでひとまず休憩することにして、部屋に引っ込みました。

ディズニーリゾート年末年始 (1)

2008-01-03 12:43:10 | Disney (パーク、映画&テレビ)
我々が夜明け前に到着したとき、ミラコスタ宴会場前にズラズラと並べられた椅子には、まだ男性が一人しか座っていませんでした。
おお、それでは我々は2番目!!ずいぶん早く着いたのねと喜んだわけですが、それは甘かったです。
なんと我々の前には昨晩からの徹夜組がワンサといました。
う~、やっぱり。てか、そこまで早く来ていったい何の意味が。

ミラコスタ宿泊者は、もれなくカウントダウンパスポートが買えて、なおかつシーには優先的に入場できるという特典があります。
優先入場できるんだからそれでええじゃないかという気がしますが、なんでもそのミラコスタの宿泊客内でも、熾烈な先頭争いがあるのだとか...。す、凄い世界だ。
で、先着順でその順位が決まるってんなら徹夜する気持も分かりますが、入場順は籤で決まるのになぜか早々と籤を引きたがる人が後をたたないそうです。
だから宿泊客の抽選は30日のうちから始まるとのことです。つまり、今日の徹夜組よりさらなる強者がいたというわけですね。いや~、こりゃシャッポを脱ぐしかないな。

7時になってまずその徹夜組が案内された後、我々朝から待機組が宴会場内に案内されました。
その頃には一列にズラッと並べられた椅子もほぼ埋まってました。
宴会場内にも同じように椅子が並んでおり、ちゃんと外で待っていた順に案内してもらえるようになってます。
椅子の列と向かい合う向きでテーブルが何台か並べられ、その上にコンピュータを置いて臨時チェックインカウンターとなっていました。

我々の順番がきてチェックインをすると、「カウントダウンのパスポートは購入されますか?」と訊かれました。
パスポートを買うブースはさらに別に設けられており、チェックインカウンターでパスポートを購入する旨を伝えると、抽選に必要な引換券を発行してくれます。
これを持って抽選箱の前に行き、担当の従業員の人に渡すと、一団体一回のみ例の優先入場の順番を決める籤を引きます。
私は「優先入場できるんだからさらに先を争わなくても」的なテンションだったため引いた籤が本当にかなり後ろの方になり、普通に入場する人たちと殆ど変わらないんじゃないかという番号が当たりました(笑)。
ま、別にカウントダウンのチケットはちゃんと手に入ったので、入場順なんてそんなの関係ねー。

そして上の画像が「東京ディズニーシー・ニューイヤーズ・イブ・セレブレーション2008」のチケットとケースです。
右下の金色っぽい物体がミラコスタのカードキーで、一枚ずつ持ち主の名前が書いてあるのですね。
ミラコスタのキーはしょっちゅう色が変わります。ピンクだったりほかの関連グッズに多い大理石みたいな色だったり。
私はこんな金色のような色に当たったのは初めてで、正月なので特殊な絵柄にしたのかと思ったら、柄はいつもと同じだったのでたんに今がこの色だってだけなのかもしれません。

チェックインが済んだら宴会場の片隅でアイスコーヒーをいただき、開園時間になるのを待って通常営業のシーに繰り出しました。

ディズニーリゾート年末年始

2008-01-03 01:32:33 | Disney (パーク、映画&テレビ)
昨年の大晦日から1月2日にかけて、東京ディズニーリゾートに行って参りました。
そこで年の初めのためしとて、正月休みを利用してその顛末をちょっとずつ書いていきたいと思います。


実をいえば私、数時間前に冒険とイマジネーションの海から生還してきたばかりです。
な、長い旅だった.....。

なんたって出発したのは31日の午前4時前ですもん。
そのためには午前2時に起きなければいけなかったわけで、これは普段なら我々の就寝時間に相当します。
てか、ばりばり起きてますね普通は。テレビ見たりしてると普通にこういう時間になります。1時代に寝た日は今日はずいぶん早寝だなあという気すらします。

だから12時に寝たのなんて小学生の頃以来で、その小学生の頃もイベント前日でもなければ日付変更線を超える前に寝ることはまずなかったものですから、明日のために寝ようと思ってもまったく眠れませんでした。
当然です。昼寝(もう最近そんな贅沢とはとんと無縁ですが)をするには遅すぎる時間だし、本格的に寝るには3時間ばかし早いし、つまり一日のうち最も冴え渡っている時間に寝ようってんだからどだい無理な話です。

なおかつ、私は来るディズニー行きに向けてコーフンしきってました
どのくらいコーフンしてたって、画像のようなオリジナルスケジュールブックを製作してしまったほどです。
この冊子は14ページからなり、3日間のスケジュールや2パークのマップ、メモ欄(のくせに調子に乗って飾りたてすぎて何も書き込めなくなった代物)などが詰まっています。

こんなものを作って遠足に行く子供のように(って私ゃほんとの遠足ではひとっつもコーフンしなかったが)はしゃいでいたため、前の晩はただでさえ少ない睡眠時間なのに一切寝られませんでした。
うとうとすることもできず、身体は「なに寝てんのさ!!今はアクティブに動く時間だろーがァァァァ!!!!」と訴えているため、発熱で寝込んでいるときのように汗だくになってしまいました。

そういう厳しい状態のまま朝というか起床時間を迎え、夜逃げ状態でそそくさと出発。
流石真夜中だけあって道路はガラガラ。高速に乗るまでの間、ほとんど他車とすれ違わず、乗ってからもたまに対向車があるくらいで道路貸切り状態で疾走しました。

しかしディズニーリゾートが近づいてくると明らかに様相が変わってまいりました。
回りにやったら急いでる車がチラホラ見受けられるようになってきたのです。それもそのはず、リゾート内に入ったら、まだ夜明け前というのに既に多くの人が焦りぎみに歩道を歩いて目的のパークに急いでいる様子でした。
おそらくこの時間から(通常営業時間帯をすっ飛ばして)カウントダウンのそのために並ぶ覚悟なのだと思います。


ご存じの方も多いかと思いますが、大晦日のディズニーリゾートはシーもランドも6時まで(つまりいつもより4時間ばかり早仕舞いで)通常営業を行います。
これは誰でも通常チケットで入れます。入場制限すらかかってなかったので、当日いきなり行っても入れました。
そのあと客全員が一旦外に出され、8時から新年カウントダウンを含む特別営業時間帯がスタートします。
カウントダウンをいい場所で見たい場合、通常営業時間のうちからゲート外に並び、特別営業時間になって入場が始まると同時にダッシュ!!!という方法が用いられます。

夜明け前に着いたのが幸いし、ホテルミラコスタ駐車場はまだ空きがたくさんありました。
ホテルの人に頼んで台車を持ってきてもらい、2泊分の泊まりグッズや防寒具によって大量に膨れ上がった荷物をホテルまで運ぶのを手伝っていただきました。

そのときのホテルはまだ噂に聞いていたような難民キャンプ状態ではなく、BGMもかかっておらず人影もまばらで、普通のホテルの深夜の静寂に包まれていました。
しかし臨時チェックイン会場となる宴会場の前には健康診断のようにズラ~~~ッと夥しい数の椅子が並べられ、大勢の従業員がものものしく待機し、この束の間の静寂がもうまもなく終わることを予感させるような光景でありました。

Hau'oli Makahiki Hou

2008-01-02 23:50:29 | 徒然話
新年あけましておめでとうございます!!

旧年中は大変お世話になりました。
また、いつも当ブログにお越しくださいまして、本当にありがとうございます。
本年もゴーイングマイウェイで書いてゆく所存でおりますので、何卒宜しくお願いいたします。

本年が皆様にとって良い年になりますよう。

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