…といっても
自分自身の体験談ではありませn(笑)。
明日最終回を迎える、フジ系列のドラマの話です。
1月期のドラマが軒並最終回を迎えてますね~。
我々が見ていたのはこの『最高の離婚』と、火曜日に放映されていた『サキ』の二本でした。
やたら本数が少ないのは、最近
ディズニーチャンネルになっていることが多いからですね。
それでも、たとえ2歳児に泣き叫ばれようと、この二本の放映中はテレビのチャンネルを死守して観続けました。
『サキ』は昨日で終わってしまいました。
ご覧にならなかった方のために説明すると、美貌のヒロイン「サキ」が5人の男達に次々と近づき、彼らを破滅に陥れてゆくという物語です。
サキは決して直接手を下したりせず、意味深な言動によって、男達が自ら進んで破滅へと向かって行くように仕向けます。
なぜそんな事をするのか最後の最後まで明かされぬまま、サキは着々と一人ずつ仕留めてゆき、一人完了するごとに彼の生まれ年のワインを空け、冷凍庫に保管されている極上の肉を一枚ずつステーキにして味わうのです…。
仲間由紀恵さん演じるサキは悪女として出ていた訳ですが、終盤~最終回で彼女のおこなった事の理由が判明したところ、彼女ときたら余りにも可哀想すぎて、とても憎めません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_cry.gif)
むしろ、彼女に陥れられた男達の方が余程悪くて、どいつもこいつもああいう目に遭わされて当然だったと思ったくらいです。
最後のシーンは数年前に放映された『美しい隣人』に繋がる=結局二つのドラマの「サキ」は同一人物だったという事なのでしょうが、そうだとするとこのサキさんにはこの後さらに辛い運命が待ち構えている訳で、彼女に同情こそすれ、彼女を悪者扱いするのは私にはとても無理です。
いくら建前上はやっちゃいけないとされてる事をやっててもね。
悪者に同情して被害者になんの憐憫も覚えさせないこのドラマ、いったいどうなんでしょうか(笑)。
まあ、面白かったから良いってことで。
そして明日終わる『最高の離婚』。
この
あまりにも最高なタイトルに惹かれて観始めました(笑)。
タイトルどおり一組の夫婦の離婚から始まる、恋愛色多めのヒューマンドラマです。
素敵なタイトルのわりに序盤は余りパッとせず、アメリカのドラマ的なジェットコースター展開を好む我々としては、いささか退屈に感じながら(ぶっちゃけ時々寝ながら)観ていました。
しかし、しばらく観て行くうちに、噛めば噛むほど味が出るスルメのごとく、じょじょにこのドラマの面白さも分ってまいりました。
ドラマのメインキャストは4人。二組のカップルです。
一組目(主人公の方)は第一話ラストでいきなり離婚します。つまりほぼ離婚からのスタートです。
この「元」夫婦は、色々いちいち細かくてめんどくさい男と、何かと大雑把な女の組合せです。
離婚したにも関わらず、彼らはズルズルと同居を続けます。
その時点で感情移入100%ムリ!!!
私なんて結婚している頃から相手との同居が生理的に無理だったのに何なんだこの人達は(←ドサクサに紛れて自分の異常性を暴露してますが)。
ともかく、感情シンクロ率0%なのを我慢しつつ辛抱強く彼らを見守っていると、どうも二人の印象が当初感じたそれとは変わってきます。
細かくてめんどくさいとばかり思っていた男の方は、実は結構ニブいところがあり、元・奥さんの気持をほとんど推し量れてなかった事が明らかになってきます。
その一方で、思いがけず彼の人間的な魅力も分ってきます。意外と柔軟性もあり、面倒見の良い男なんですね。
逆に女の方は、サッパリしていてガサツなキャラだと思いきや、意外と繊細なガラスのハートの持主である事が分ってゆきます。
というのも、彼女は元・旦那にかなり惚れていて、思いっきり好きなまま別れてしまったのですね。
それなのに、離婚届を出しちゃったのは彼女の方なんですから、女心って複雑。
空回りなほど明るく振る舞っているけれど、彼の事が気になって仕方ないし、新たな女が出てくると嫉妬を隠せません。
彼らと絡んできて、事態をよりいっそうややこしくするのが、もう一組のカップル。
彼らはもっと複雑で、女の方は自分達が結婚していると思い込んでいましたが、実は男が婚姻届を出すのをウッカリしてしまったまま今に至るため、戸籍上は他人の二人です。
その事が明るみに出て一悶着あった結果、やっと本当に届を出す流れになったのに、それも男がアホな事をやらかしたせいでまた頓挫。
そうです。こっちのカップルはとにかく男がアホ。
もうアホすぎて同情の余地がありません。
婚姻届を出さないままほっぽっといて、相手にその事を隠したまま、他所の女との関係もズルズルとつづけているという、
是非サキさんのターゲットにして頂きたかった最悪なパターンの男です。
って、このアホは多分サキさんみたいな心理攻撃が効かないタイプかもね。どんなに心の弱点を突かれても、どっかの女に泣きついてすり寄って慰めてもらったらコロッと忘れそうだ。
しかし、前回の話までだったら、こいつはただのアホ男ってだけだったから良かった。
前回の話で、私にとってこの男は決定的に憎むべき対象になりました。
さんざん揉めたあげくほとんど別れた状態になっていた二人でしたが、なんと女がpregnantである事が発覚!
(英語なのは私が使いたくないあの言葉だからだ!そう、個人的放送禁止用語のアレだ!分らないときはウェブ辞書で調べよう!)
女がせっかく郷里に戻るなりして一人で生み育てようとしているのに、あのバカメガネ(※編集部注:最初に紹介した一組目のカップルの男の方)がわざわざアホ男にそれをバラしてしまったのです
あああ、バカバカ、バカメガネのバカ。
せっかく私がキャラクター紹介で「意外といい所も
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart_pink.gif)
」とか持ち上げてやったばかりなのに、なんて余計なおせっかいをしやがるんだ。
驚き呆れているうちに、事態は急展開。
というより、アホ男が予想の斜め上をいく
超絶アホ男に豹変しました。
アホ男、この衝撃の告白の際、これまた自分のアホのせいで入院していたのですが、パジャマとスリッパ姿のまま病院を脱走し彼女の家へ直行。
いきなり
気持の悪い敬語になり、
自分も家族にしてくださいとかぬかしやがったのです
ボエ~~~~~
(注:あまりの胃部不快感により、ジャイアンの自慢の歌声を耳元でぶちかまされた時と同じような症状が発生している)
……ううっ、危うく気絶するところでした。
はぁはぁ、何とか無事に危機から脱出したところで真面目にいうぞ。
この期に及んでそんな事ほざく男は最低です。
今までずっとチャランポランを通してきたくせに、そんなに突然性格や態度が180度変るものか。
たとえどんな事があってもだ。
ちなみに念のため申し上げておくと、私自身がこういう男の被害に遭った訳ではありません(笑)。
私は個人的に、結婚と子供を結びつけて考える事を決してしないので、こういう気持の悪い事をいわれたら速攻で逃げます。
ああそうか。逆に、相手がこういう男だったら結婚前に逃げおおせたのか(笑)。
ついでにいうと、そんな私が過ちを犯して(=結婚して)しまったのは、ちょうど
映画館で上映前にやってる映画泥棒のCMのような感じで、瀬戸際まで追いつめられて逃げられなくなってしまったためです。
私にとっての白旗が、婚姻届だった訳です。婚姻届を出しに行った時、市役所は寒く暗く絶望しか無い場所に思えました。
そりゃあ、ここまで追いつめて捕えた側は、さぞ満足だったでしょう。
しかし
窮鼠猫を噛むと申します。
追いつめられた側の忍耐が切れたとき、あるいは呪縛が解けたとき、全力の報復が待っていますから、チカラ技で結婚に持ち込んだという方は、それを覚悟しておいた方がよろしいでしょう。
まあマジレスはこのくらいにして(笑)。
前回の話は、アホ男が超絶アホ男へと驚愕の進化を遂げたあと、さらに驚くべき事に彼女の方も結婚をOKしたところで終わりました。
おいおいおい、マジかよ。「愛はもう無い」とか言ってたけど、いいのかそれで。
いいのかってもちろん、愛はないって部分ではなく、結婚する事に対してですよ。
あなた、超絶アホ男が乗り込んできたとき、確かに
「めんどくさ」って呟いてましたよね。
そういう相手と結婚すると本気でお先真っ暗ですよ。
めんどくさいからと言って結婚したとたん、めんどくさい奴はさらにめんどくさくなります。
ちなみにこれは私自身の体験談だ(爆)。
ちなみに、この彼女に関しては特に語るべき事はありません。
犬も歩けば棒に当たるくらいの確率で世の中に存在するタイプの女です。
ただ演じているのは
真木よう子さんなので、とりあえず観ていれば癒されます(笑)。
いやあ、まさか自分が滝川クリステル様以外のショートカットの女性にこんなに癒されるとは思わなんだ。
そんなわけで、色々私情を挟んでムダに長くなってしまいましたが、最終回の見所としては、
(1) 主人公カップルはヨリを戻しちゃうのか!?
(2) アホ男カップルは本当にこのままで良いのか!?!?
…ってところですね。
アホ男の展開があまりにもアレ過ぎて失念してましたが、主人公の方も彼らを見て何か独り身の寂しさとか、元・奥さんに対する未練とか、いろんなものが押し寄せちゃったみたいです。
そして元・奥さんの方も、二人で暮らした家は出てみたけれど、それもどっちかというと主人公への未練を断ち切るためだし、という事は未だに思いっきり好きなわけだし、復縁フラグがばんばん立っている状態なのであります。
何かとカップルに冷ややかな私でさえも、「せっかく離婚したのに!」という私情を挟まなければ、「もういいよお前らくっついちゃえよ」と、ラブコメの主人公の親友役みたいな心境だったりします。
んで、問題のアホ男。どうすんでしょうねホント。
アホ男も、キャラ的にはつまらなくてもせっかく見た目は真木よう子さんなんだから、もっと最初から大切にしといてくれりゃあ応援する気にもなったけど、何たって前回超絶アホ男へと進化しちゃいましたからね。
ちょっと応援したくないよね正直。
私の理想の展開としては、真木さんの方が「やっぱアホ男はあくまでもアホ」って事に気づき、今までのツマラナイ女キャラから一変して強いオンナとなり、アホ男を完膚なきまでに捨て去るのがいいと思いますよもちろん。
真木さんのヴィジュアル的にもそっちの方がずっと合ってる気がするんですが、果たして一体どうなる事やら。
明日の夜10時は、四代目がめちゃくちゃ楽しみにしている(
そして振付を覚えている)エンディングも含めて、最終回に期待してテレビの前に正座したいと思います。