らんらんしましょ~心が楽になるために。

スピリチュアルセラピスト。チャネリング、タロット占い教室をしています。人の心に触れるたびに生きている意味を感じます。

やはり素晴しい場所です。

2006-09-25 16:45:51 | 楽しい~
しばらく神社さんのご挨拶が続いていました。

今朝は大好きなお寺に行くことにしました。

このお寺も私の不思議な体験が沢山あるお寺さんです。
必ず誰かに声をかけられる場所なのです。

初めて大阪に引越し、心細かった頃、このお寺さんの存在を知りました。
そして、初めてご挨拶に行ったとき、ある女性に声をかけられました。
「あなた、違うわね。頑張ってね」と。
そして女性はニッコリ笑って帰っていきました。

またある時は後ろから女性から声をかけられ、一緒にお茶をしてほしいといわれました。
聞くと「あなたは違う人だと思ったから」と。
その女性は娘さんが外国人と結婚したそうなのですが、どうしてもそれが許せなかったそうなのです。
ご先祖様に申し訳ない、と。
娘さんは「反対しているのはお父さんとお母さんだけなの。私は幸せなのにどうしてなの?」と言われるそうです。
でも、どうしても外国人の人とは・・許せない。
そんな自分が悲しかったそうです。
もちろんご主人も今だに反対です。

私は聞いていました。
「お二人とも娘さんの夫が外国人なのが許せないのですよね?」
「はい、国が違うし、言葉も考え方も違います。外国人の孫なんて・・・」
「そうですか・・では、ここの観音様はそれに対してどう思われていると思います?」
「そんな風に考えてはいけないと言われていると思います。私達の考えが小さいと思うのですが・・でも、外国人の子供ですよ」
ふるらんは野に咲いているタンポポを指差しました。
「あのタンポポを見てどう思います?」
「綺麗で可愛いと思います。子供の頃あれでいろんなことをしました」
「そうですよね。あれ、実は西洋たんぽぽなんです」
「え?日本のじゃないのですか?」
「はい、日本のタンポポは少ないのです」
「え・・・」
「でも可愛いでしょ?」
「はい。」
「娘さんの産むお孫さんもきっと可愛いですよ。半分は外国の人の血だけど、もう半分は日本の血だということを忘れないでくださいね。あのタンポポは西洋の種だけど、日本の土の上に育ってるハーフさんですから」
「あ・・そうですね。そうなんですよね。こだわってるのは私達夫婦だけなのだから・・」

お寺の中でその女性とお別れしました。
帰りの顔は笑顔でした。
そして「おばちゃんの顔、また見たら声をかけてくださいね」と言われました。

今日、本堂で観音様にご挨拶をしていると、後ろから
「あのぉ・・」とご年配の方に声をかけられました。
「はい?」と聞くと、
「あの白い風呂敷きの包みは何ですか?」と聞かれましたので
「腹帯だと思いますよ、たぶん、これから使われるのか、使われたものの御礼なのかはわかりませんがお炊き上げか、お経をあげられるのかもしれませんね」と答えると
「あ・・腹帯ね、それはおめでたいものですね」と笑顔でした。
そして観音様に「ありがたや・・ありがたや」と手を合わせて帰っていきました。

さすがにこの年代の方はおまいりをきちんとされています。
「ありがたや」は感謝の言葉です。
久しぶりのご年配の方の透明なこころの声にふるらんはじわぁ~~と目に涙が溜まりました。
後ろ姿に「元気で長生きしてくださいね」と祈るのみです。

健康で生まれてきたこと、無事に毎日過ごしていること、それが幸せなのですから。