
2012年7月9日
7月9日、アヤメを見に小田代原へ行った続きです。
小田代原周辺を歩いていると既にたくさんのアザミがつぼみをつけていました。 見事に咲いているものもありましたが、ほとんどがつぼみでした。
小田代原のアザミと言えばワタスゲのようにたくさん花をつけたアザミの向こうに貴婦人が立っている写真を見たことがありますが、今年の小田代原にはそれほどのアザミは咲かなかったようです。 先日8月5日にも小田代原を歩いてきましたが、あまりアザミの花は見られませんでした。
小田代原は昨年台風の大雨の影響で湖になってしまいました。 結局水深は1メートル以上になったようです。 それはそれで美しかったのですが、植物たちにとっては大きな環境の変化ですよね。 例年通りという訳にはいかないでしょう。
また、今年春以降、雪解け後水は既に見られませんでしたが、地中は飽和状態になっていたと思われます。 小田代原ではカラマツの根ぐされらしき物も見られ、7月の大雨ではとうとう再び小さな湖が出来てしまい今でも水をたたえています。
全てが自然のなすことですからいいとも悪いとも言えませんし、どうも出来ないのでしょうが、木が枯れたりお花が咲かないのは少しさびしですね。

上の写真は7月9日のものですが、8月5日もこのような感じでした。 ところどころ茶色くなってしまった木も見えますね。
さて、話をアザミに戻しますが、一枚目の写真。 アザミのつぼみってきれいだなぁ、と。 まるでツイードの生地か何かのようです。 そしてこのピンと張ったトゲのある葉。 凛としていますね。

こんなのもいいかとアップにしてみました。 波動砲エネルギー充填70%くらいですか?w

不思議なアブか何かが。
他にも昆虫を見ました。

ハラビロトンボのオスでしょうか。 木道上が好きみたいです。 ずっと道案内をするように飛んでは停まり、飛んでは停まり。 田んぼで見た時は稲の上をメスを追いかけて飛びまわっていたと思うのですが。

イブキトラノオとトンボ。

良く咲いているイブキトラノオとコチャバネセセリ(?)。
イブキトラノオには大抵たくさんのチョウやそのほかの昆虫が停まっています。 よっぽど美味しい蜜があるのだろうか、と思います。 それもあるのかもしれませんが、イブキトラノオが昆虫を引き寄せるのは Old Socks とも呼ばれる芳しきかほりです。w ラフレシアなどがそういうことで有名ですよね。w

私の手にフタスジチョウが停まっています。 ほとんど逃げようとしません。 とてもかわいらしいです。 しかし。。。

イブキトラノオの事を考えると、こうしてチョウが停まることを素直には喜べません。 私ってそういうかほり?w

最後にズミの実です。 あんなに咲いていたズミも今はこのような感じです。 秋には黄色や赤色になるそうですが、このズミの実は何色になるのでしょう。