out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

社山 初登頂  - 歌ヶ浜~見晴らしの良い尾根まで -

2013年08月07日 00時45分26秒 | 山登り in 日光エリア

2013年8月4日(日)

 奥日光、中禅寺湖畔にそびえる標高1,826.6m の社山という山に登ってきました。 歩き始めの歌ヶ浜駐車場(1,270m)から標高差556.6m。 先日登った高山が登り始めの地点からの標高差 313m で多分それまでの最高標高差なので、今回はどれだけ思い切ったか、と言うのがお分かりいただけるでしょうか。
 もちろん登山は思い切ったなんて無理をしてはいけないものでしょう。 けれどなんだかとても登りたかった。 そしてそこには途中で無理だと思ったらいつでも引き返そう、という気持ちもあった。 登山も写真と同じで一回で上手くいくなんて思うことはない、となんだか自然に思えました。 


2012年3月3日




2012年12月23日




2013年4月29日

 今まで社山を見るたびに何度も登ってみたいと思っていました。 けれどそのピラミダルな美しい、険しい容姿から、下から見上げて写真に収めるだけでも満足、と思うことが多々ありました。 登れるわけがないと思っていたからね。
 けれど今回はいろいろなきっかけもあり、登ってみた。 登って良かった。



 さて。 歌ヶ浜駐車場(7:00)からまずは中禅寺湖畔を阿世潟まで行きます。 ここまでで約一時間。 
 7月からずっとお天気が良くなかったので、実は前の週にでも登りたかったのですがそれをヤメにしてこの日にしました。 そしてこの天気! 目の前には標高差 1,200m の男体山がそびえています。 まずはこちらを制覇しないとそちらには到底行けませんね。


 美しい阿世潟の風景もなんだかこの日は目に入らず、さっさと写真を撮って先を急ぎます。

    

 ここから阿世潟峠に向かって登ってゆきます。(8:05) なので7Dは持って来ましたが、ここでザックにしまいました。 あとはパワーショットで撮り、景色のよい所では休憩して 7D を出せばよいと思いました。 きっとそのくらいゆっくりでないと進めないでしょう。
 右写真のかわいい橋。 こんなに木漏れ日がきれいな穏やかな風景なのに、もうここまででヘトヘトです。 大した斜面に見えないのにどうしてだろう。 しかもこの先どんどん斜面は急になってゆきます。

    

 ようやく阿世潟峠に到着です。(8:35) ゆっくりだと思ったのですが、まぁいいペースの気がします。  そしてこの先からピラミッドの一辺をひたすら登るのでしょうか。 とにかく本当にずっと登りでした。

    

 遠くの山はどの辺なのか、あまりよくわかりません。 足尾の山が見えるらしいのですがここはきっと違うでしょう。 左写真のように足元が崩れたような場所もあれば、右写真のように笹に覆われた場所もあります。 とにかく登りです。 5歩進んでは立ち止まってハァハァしていました。 そんなペースです。 

    

 どうせそんなペースでしか進めないので、写真を撮るには好都合です。 しかし、こんな岩場の尾根も越えてゆきました。 向こう側は結構な登りです。 自分良くやった。。。
 それにしても一つ先のピークのその先が雲に隠れて見えなくなってきました。 雲がどんどん増えています。 天候も心配ですが、目的地が見えないのはやる気をそがれます。 「そこまで登ればいいの? 違うよねぇ。。。」みたいな。


 やっとのことで景色のよい所に出ました。 人様のブログなどでよく見たこの景色。 実はここまで来て帰っても良いと思っていました。 この地点まではもっと楽だと思っていたのに、本当に大変でした。 けれど、もう登れないかと言うとそうでもない。
 7Dを出してちょっとゆっくり写真を撮っていたらまだ先に進める気がしてきました。 残念ながら雲がだいぶ出てきて暗い写真になってしまいましたが、私の気分的には上々な写真です。


 木の中の白っぽいものはほとんどがリョウブの花です。


 向こうに男体山。 男体山も雲を被ってしまいました。 しかし、手前のツツジ。 もう紅葉なんですけど。


 もう少し歩くと戦場ヶ原が見えました。 中央に縦に白く見えるのは竜頭滝でしょうか。 すると中禅寺湖向こう岸に見える浜が菖蒲ヶ浜、岸沿い写真左に切れている山が先日登った高山でしょう。
 歩いている自分も雲に覆われてしまうほど雲が増えてきた中、この景色が見られたのはラッキーでした。

 つづく。