
2013年11月10日(日)

photo by βさん

photo by βさん
いやいや。 ほんと、勉強になりました。 普段のツアーでも結構ルート見ながら歩いているつもりだったのですが、なんて節穴。w
自分でもビックリ w(°0°)w
今回は地図を読みながら自分たちで目的地「庵滝」を往復する、というミッションでした。(ぇw) 企画元は晴れさん&晴れ夫さん。 私また割り込みました。w ガイドはもちろん毎度お馴染みべー太さんです。 皆さま1日ありがとうございました。m(__)m
ということで、ミッションも何も私は既に2回庵滝に行ったことがあります。 けど、1回目は本当に連れられてたどり着ければ御の字くらいの初心者でしたし、2回目はスノーシューでバテバテの心ここにあらずなツアーでしたから、ルートなんてまったく覚えていない。(^o^;
で、ようやく地図を読みながら自分で庵滝に行けるようになりたい!、と思えるようになってきて、今回参加させていただいたという訳です。
この日は基本的にべー太さんは私たちの後方支援。 まぁ、上にはあのように書きましたが、やっぱり支援が多すぎたかな?w


などなど、遊び方、歩き方だけでなく、もちろん地図の読み方も習ったんですよ。w 本当に今回は結構一生懸命聞いて、しっかり勉強してきたつもり。(`・ω・´)
でも春まで行かないとまた忘れちゃいそうだなぁ。 雪が降るとまた景色が変わりそうだし。。。



けれど結局この日は天気予報で言っていたほどのひどい空にはならず、最後まで地図を出しておけるほどの天気。 良かったです。(^O^)
庵滝の周りは花も紅葉もありませんでしたが、この景色に感無量。 来年は一人でダイモンジソウを撮りにくるぞーっ!w

ヤマブドウのターザンもブタの丸焼きもやったし、モフモフした色んな種類の苔を見てなでたりつついたりもして。 倒木の高い所に座ってお菓子も食べたし。 お茶もおやつもありがとうございました。
一人で山登りも達成感がありますが、みんなで歩く森も楽しいなぁ、と改めて感じました。(*^o^*)
そしてもちろん今回は地形図読みという大きな目標がありました。 隊長になった晴れさん、お疲れ様でした。 私はお気楽に着いて行ったり、「こっちでいいよ。」なんて言ってましたが、隊長はやっぱりすごく疲れちゃったみたい。 ごめんねぇ~m(__)m
さて、その肝心な地形図読みですが。
今年は何度か山に登ってみました。 ベー太さんが「フィールドを歩く時には 1/25,000の地図を必ず持ち歩くように。」とおっしゃるのでとりあえずいつも地図は持ち歩きます。 特に一人で初めての山(ほとんど初めてですから)に入る時には登山ルートやコースタイムの書いてある地図(私が持っているものは 1/50,000) と 1/25,000 の地図を自分の歩くであろう範囲を拡大コピーして持って行きます。
私の場合多くの人が登る山にしか登ったことが無いので、大抵の場合登山道も明瞭で、道標もしっかり立っており、たまに分岐がある場合に登山地図で確認する程度です。 持って行った地図もそれほど使うことはなくそれは「地図を使わなければならない大事が起きずに良かったのだ。」と思っていました。
また、1/25,000の地図で等高線(主曲線)の間隔は10m。(1/50,000 では20m) そもそも2mもよじ登れない自分が 10m間隔でしか示されていない地図で安全に目的地まで行ったり、いざという時に身を守ることができるのかしら? それ、役に立つの? 何か考え方が間違っているかしら? というのが最大の疑問でした。
じゃ、自分にとって「地図って何なのか」ということを考えた時、地図と言うのは「目的地に最短時間、もしくは一番効率の良い方法で、わかりやすく安全に到達できるよう示されたもの」だったのだということがわかりました。
日頃市街地の地図しか見ることのない自分には目的地に到達するのに曲がる角にはコンビニがある、信号何個目、など確実にわかります。 車のナビにいたっては到着予定時刻、渋滞予測までしてくれて、音声で案内をしてくれる。 ググルで見れば航空写真、ストリートビューまで示され、駐車場にはどちらの方面から来た方が入りやすい、まで実際の映像でわかってしまう。
それに比べて山での地図って。。。GPSでも使えなきゃ、自分のいる場所さえ分からない。。。だって目印ないんだもん。 みたいな。w
で、今回とりあえずわかったことは。
まず自分のいる現在地が地図上でわかるようにならなくてはダメ。(ぇw それにはもっと地図を活用して慣れることが必要。 周囲の地形や植生などで判断しなければならないのだけれど。。。
一応地図上の等高線が何を表し、谷や尾根があるだろう、ここは川だ、というようなことはわかります。 けど自分の位置から見える景色が、読みとったものと全く違っていたりする。 要は目の前に山が見えるのに地図には山はなかったり。w
そんなことがあるので、今後一人で山を歩いている時には安全な登山道上に居る間に時折地図を広げ、今ここにいる、この方角にこれが見える、この山みたいのは尾根の一部だ、など、考えたり確認しながら歩いて行くべきだなぁ、と思いました。 実際そうしなければ、いざ遭難した時に自分がどこにいるかまったくわからない。 遭難した時に初めて地図を広げるようじゃまったくダメだということが分かったのも進歩でしょ?(えーっ!!?w
そして目的地までのルート取りですが。 普段の生活では基本道路を進むわけですから、そこを通ればいい。 というかむしろそこしか通れない。 けど登山道などがハッキリしていない山や森では自分でルートを考えて進まなければいけない。 言ってみればどこを通っても目的地に到達出来ればいい。
けれど市街地の地図での考え方の通り、なるべく早く、効率よく、安全に進めるに越したことはない。 というか、そうしなければ山や森には市街地より危険がいっぱいなのだから。
私は地形図を見ていると目的地までの一本の道が見えるようになるのかと思っていたのですが、おそらく進んでも良い範囲のようなものが見えてくるのかな、と今は思っています。
もちろん地図上で安全に見える範囲でも前に言ったように10m以下の落差は 1/25,000の地図では表示されないので「あ。やっぱり行けない。」ということもあるのでしょう。 そして地図に表示されない大岩が行く手をふさいでいたり、歩いて進むには困難すぎる岩岩だったり、倒木があったり、地滑りの残骸があったり、なんてことは当たり前のようにあるのでしょう。
そんな地図に示されていない障害はどうするの?、と言ったら。 それはなんとなく市街地の地図でも「信号は青になったら渡りましょう。」と記されていないのと同じかな、という気がしています。
3mの落差がある。 何らかの方法で乗り越える技を身につけるか、違うルートを探してゆく賢さを身につけるか、きっとそれは経験かなぁ、とか。
と、一人で考えたり悩んだりすることはとても大切。 それをした上でツアーや講習会で地形図読み、更には歩き方を教えていただけば、なお一層効果的に身に着くだろう、というのが結論です。
どうでしょ? まだるっこしかった?www
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。 何かご教授いただければ幸いです。m(__)m