シェン トウ ミャオ タン ショウ ドゥオ ドゥオ
原題 神偷妙探手多多 Itchy Fingers
『ザ・ポップマン』
公開日 1979/1/26(金) ゴールデン・ハーベスト作品
4,086,632HK$ 1979年度第3位
スタッフ&キャスト
監督 梁普智 (レオン・ポーチ)
出演 呉耀漢 (リチャード・ウン)
喬宏 (ロイ・チャオ)
繆騫人 (コラ・ミャオ)
馮潤泉 (フェン・ヨーチュエン)
解説
幼なじみの2人が泥棒と警官になって敵対するが、結局は協力して盗まれた宝石を取り戻す姿を描くコメディ。製作はレイモンド・チョウ。監督はレオン・ポーチ。脚本をリチャード・ウン、レオン・ポーチとバリー・ウォン(王晶)が担当。1980年、東宝東和配給で日本でも劇場公開している。
ストーリー
トンマ(喬宏)とチンケ(呉耀漢)は幼なじみ。彼らはいつもケンカばかり。成長してトンマは警官になり、チンケは泥棒となった。チンケはデパートの金庫を狙うが失敗して刑務所に。釈放されるとマフィアのボス・ルン(馮潤泉)から有名なダイヤモンド、”南海の星”を盗む計画を依頼される。しかし、これはルンのワナだった。宝石商の娘・ティナ(繆騫人)の魅力に取り付かれて仕事を引き受けてしまうが、ボスのルンはをチンケの犯行に見せかけて保険会社から保険金を騙し取る作戦だった。チンケは店に行き宝石を見ているとワナにかかってしまった。そしてチンケはトンマに逮捕されてしまう。しかし、警察署長から盗んだのは別人と言われてしまったトンマはミスして捜査から外された。トンマは止む無くチンケと協力して”南海の星”奪回作戦を開始する。社交界パーティにアラブ人に変装して侵入する2人。やがて厳重な警備で部屋の奥に隠された“南海の星”を発見。そこでチンケとトンマの2人は警備を潜り抜けまんまとダイヤを盗み出す事に成功する。晴れて、チンケは保険金3500万ドルを手に入れてティナを連れてパリへ高飛びするのだった。
主題曲 知己同心 (作詞:鄭國江 作曲:馮添枝)關菊英 主唱
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『ザ・ポップマン』1984/5/4(金)フジ深夜26:00~
何度か取り上げてはいますが、また忘れているのでもう一度思い出しながらいくつかの気になる点に迫ってみたい。
リチャード・ウンの役名はオリジナルではリチャード(または錢細)だが、オンエア版では”チンケ”なのであった。(これが『五福星』他、福星シリーズにつながっているのは自然の成り行きか)不思議だがリチャード・ウンの演技は自然であって福星シリーズの1シーンを見ているかの様なのである。
もちろんこの作品が日本で最初に紹介されたリチャード・ウンの映画でこれ以前にも彼の作品は存在しているが、今見てもとても面白い映画だ。(『五福星』以前に彼のスタイルは既に完成している。ロイ・チャオの警官姿も実によく似合っていたなぁ(笑)。)
これが初主演ではないが、この『ザ・ポップマン』は香港コメディー映画史には欠かせない作品であると思う。
そうそう、巨匠ジョン・ウーがゲスト出演していたんだった。(ボスの子分役で火星もいますけどね・・)
終始笑っているだけなのだが、きっと単なる俳優としての参加ではないはずである。
これも思い出してみると、そんな事実があったことに再度驚かされる。
そうだ!『トプカピ』の香港公開時のタイトルは何であったか?これは以前からの研究課題であった。
また、今回パンフを読んでみて分かったのが、製作プロがゴールデン・ハーベストと
もう一つ、アドバンス・フィルムズが共同で製作した・・という点。
(そんな情報は他では見られない。)これも今後の研究課題としていきたいと思う。
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