(先日、オイラ的にかなりツボにハマル嬉しいお客様が来てくれたので、本人の了解の上
書きました)
割と若い男姓なのですが、その日、特にうれしい事があったそうで、
自分自身にお祝いをするため飲みに来てくれました。
「祝い事なのでワインが飲みたいのだが、ワインの事はほとんど分からないので
相談に乗ってもらっていいですか?」ということでしたので、
もちろん喜んで彼の好みを聞き、数本をチョイスして説明しながら最終的に本人に
1本選んでもらいました。とても美味しかったそうで良かったです。
ワイン選びは難しいと思っていたそうで、とても分りやすく答えやすい聞き方で
好みを聞いてくれたのがとても嬉しかったそうです。(私的にも嬉しい限りです)
そして、ツボにハマったのが、祝い飲みにライオンミドリを選んでくれた理由で、
彼は忌野清志郎さんが大好きだそうで、以前に私がブログに書いた清志郎さんの
記事を読み、いつか絶対にあの店に行こうと思ってくれていたそうです。
(確かに、清志郎さん絡みの記事を読み、飲みに来てくれた男子は多いです)
震災の後、忌野さんが生きていたらどのようなメッセージを発したのだろうか?
という新聞記事を読んだ彼は、「ラブ・ミー・テンダー」や「サマータイムブルース」を聴き
衝撃を受け、ほぼ全作を聴きこんだそうです。
で、You Tubeで見つけた「FM東京(事件)」の映像を見て、素性を隠さずに堂々と主張する
その姿勢に感動し決定的にファンになったそうです。
私的には、その時本当に久々に「FM東京事件」という言葉を聞き、その当時の様々な
想い出がアタマをよぎりました。
「FM東京事件」というのは、清志郎さんが、1989年10月13日にフジテレビで生放送された
音楽番組にタイマーズというバンドで出演した際に、4曲をメドレー形式で演奏したのですが、
1曲目と3.4曲目は予定通りの曲を演奏しましたが、(その当時、FM東京が
RCサクセションの「サマータイムブルース」や、清志郎さんが作詞しコーラスで参加した、
TEARDROPSというバンドの「谷間のうた」という曲を、放送禁止としたため)、
2曲目をリハーサルとは全く違う、放送禁止用語を満載したFM東京に対する
メーセージの曲にすり替え、見事に全国に放送させてしまった件をさします。
私の場合は、その日の深夜、私の仕事が終わった頃、今は清志郎さんと同じ世界に
逝ってしまった盟友、磯部哲男から「凄かった、録画したビデオをポストに入れておくから
帰りに取っていけ」と連絡をもらい、明け方に磯部家のポストからビデオをピックアップして
早朝に見ました。全曲完奏できたうえ、司会の古舘さんから受けたインタビューも
ちゃんと放送されていた、ある意味朗らかでいい時代でした。
ひさびさに「FM東京」の映像を観ましたが、気持ちや身体から余分な力が抜け、
スッキリしております。
ちなみに彼には、「FM東京事件」の数年前に、「チューインガム事件」というのがあった事を
教えてあげました。