寒いのか寒くないのかわからないのが、いちばんむずかしい。
油断するとカゼひくんだけどねえ。
あーだこーだ言ってるうちに、
イタリアでもフランスでも韓国でも休校。
クルーズ船といい、日本の対処ってそうまちがってはいないのでは。
不安をあおるだけで検証しないマスコミにはうんざり。
あと、個人ブログで書かれていたことでなるほどと思ったのは、
ウイルスが拡散しているのはその国の文化にも関係あるのでは、という意見。
イタリアなど欧米はハグとか握手とか接触が多いし、
イランは宗教的に大勢が密集する機会が多いとか。
日本と中国・韓国との決定的な違いは取り箸じゃないか、とも。
本気がどうか知らないけど、
アメリカ人の方がこれからは握手じゃなくてお辞儀をするべきだ、と書いてたり。
やっぱり大事なのは、マスク・手洗い・うがい。
でもまあ、日本人の接触を避ける文化って感染症対策だったりするのかも。
「100分de名著」今月はおもしろい。
今週は「太陽系最後の日」
たぶん、予備校に行ってるころに読んだはず。
なんば球場の古本屋さんでいっぱい買ったっけ。
人に貸して帰ってこなかったのもある。
だいたいは段ボールに入れて倉庫にあると思うんだけど、
気に入ったのから貸してたような気がするから、なかったら悲しいな。
短編集が気に入ってたんだけど、今でも手に入るんだろうかな。
世代間宇宙船っていうのがいい。
「宇宙のランデブー」のラーマにつながっていくんだろう。
「マクロス」とか「シドニア」とかも好き。
だいたいのあらすじは覚えてたけど、最後の会話は忘れてた。
これ、書かれた年代から考えたら、
欧米とは関係ないところで独自の文明を築いていたのが、
あっという間に肩を並べるまで成長し、
そのうち真っ向から戦いを挑んできた東洋の島国のことも念頭にありそうな気もする。
その時は戦争でやっつけたけど…っていうのも。
「人類スゲー小説」っていうのもおもしろい。
日本スゴイ、に絡める人もいそうだけど、
たぶん、そういう話ではない。
瀬名さんがデビューするまえに、SFっていうせまい世界の中でも、
科学的な裏付けがあるものしか認めない、みたいな、
ハードSF派っていう人たちがいて、
わかる人しか認めない、わかる自分たちはスゴイ、みたいな感じで、
スペースオペラみたいなものを幼稚なものとして、
排除しようとしてたような感じがあった。
まあ、そうやってジャンル分けが進んでいくと、
もとのジャンル自体の衰退につながっていくんだけど、
しまいに「売れてるものはぜんぶSF」とか言い出す人もでるくらい、
日本のSF自体がしぼみ始めたなあっていう時に、
本物の理系の人が「売れるSF」でデビューしたっていうのが、瀬名さんだったはず。
その瀬名さん自体がそういう「選民思想」みたいなのを肯定してないのが、
なんか、おもしろいなあと思った。