ちょっとカゼ気味かも。
早めに寝よう。
読みかけの本をどんどん作っていく種族。
「ゴリラの森、言葉の森」
山極さんと小川洋子さんの対談の本。
ヒトはある方向に「進化」した結果、全地球上に広がり、
ゴリラは別の方向に「進化」した結果、アフリカのせまい地域に追いやられた。
「だから人間は…」という話の流れになりそうなところを、
単に種の違いとして冷静にあくまでも相対的にとらえていこうとする、
山極さんはやっぱりすごい方なのだなあと思う。
人間の話に置き換えるのはよくないことだけど、
中国大陸の中原の争いから逃れた人たちが東の海を超えたり西や南の辺境に逃れて、
ひっそりと生き残ってきたことが思い浮かんだ。
でも、チンパンジーもオランウータンもゴリラもヒトも、
それぞれにいいところがある、というだけの話。
違いを語るのはおもしろいけれど、まぜこぜに語る必要はない。
言葉を持たず、時間の概念もない。食べものも共有し、むだに争わない。
それはただ、森で暮らすには必要なかったということだけなのかもしれないし。
日本人が天変地異に苦しめられ続けたことで持った考え方もあれば、
中国人には大陸で生き抜くために培ったものもあるし、
朝鮮半島の人は大陸の大国のそばで押しつぶされないためのいろんな策を得た。
それぞれの長い歴史ではぐくまれた文化の違いは、
そう簡単にはひとつにはならないし、お互いに理解することも難しいはず。
違いを違いとして認めることからはじめないと。
やっぱりヒトと動物を分けて考えるのは難しいかも。
あと、動物園についていろんな考え方があるけれど、
身近に動物がいて自分の目で見ることができるというのはすごく大きいことだと思う。
それこそ二酸化炭素をいっぱい使って飛行機で旅行なんて、
言いやすい国に向かって理想的なメッセージを押しつけようとする、
たくさんのファンを持って物販でもお金を稼げる方とか、
まして、飛行機でなければヨットで行こう、とかなんて、
いろんなバックアップがある”著名人”でないとできないことなんだし。
また、こんな記事。
『安倍首相が代表の選挙区支部 「桜を見る会」に旅費支出の疑い』
中身を読むと『地元事務所の秘書やスタッフ』が『上京した際の旅費だったとみられる』とか。
これがなにか大きな悪事につながってるのかはよくわからない。
解説している”教授”は、こういう疑惑のときによく目にする方だし。
そして問題なのはこの見出しだけを見るとまるで参加者の旅費を払ったようにとれること。
後追いの記事があるのかもしれないけれど、この記事の内容だけではそうは断定できないのでは。
ひと昔前なら、新聞広告やら電車の中づり広告で、
この見出しだけを見る人に対して「疑惑を深める」ことができたのかもしれないけど、
こうやってネットで記事まで読めてしまうと「え、だから?」ってなってしまうような。
この「89万710円」をまた国会で1日何億円もかけて取り上げるんだろうか。
もうそろそろ週刊誌ネタというだけでうんざりしてきたかも。
週刊誌の記者の方たちにはそういう危機感ってないんだろうか。
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