きょうも暑い。
台風がすぎると空気が変わって秋になるって誰が言った。
温度が下がらないから、次の台風もできてきちゃってるし。
なんか買ったままで積みっぱなしなってる古本の中から、
おもしろそうなのをひっぱり出して読んでみる。
外側はきれいなのに読んでるうちに、
けっこう主張の強い書き込みが出てきてうんざり。
好きな作家さんの好きな感じの本なのにうっとうしい。
自分の本に書き込みするのは勝手だけど、書きこんだら売らないでほしい。
がんばって消しゴムで消すけど。
鉛筆なのに筆圧強くてなかなか消えないし、跡まで残りそうなのが腹立つ。
また新しい言葉を知った。
環境少女。
ちらっと聞いたTVのニュースでも、ラジオでもべた褒め。
でも、どれだけ”正しい”ことを言っていても、
言葉の選び方と態度では伝わらないものもあるんだなあ、と。
ああいう言い方と表情では憎悪しか感じとれない。
絶賛しているマスコミの方々にお聞きしたい。
もし、あの剣幕であの形相で、会社の上層部に対して面と向かって、
一方的な批判をするインターンの学生がいたとしたら、
その学生を採用しますか。
そして、環境問題は複雑に絡み合っていて、
白と黒にはっきり分けられるものでもないし、
ある時点で正しいと思って始めたことが、
軌道に乗り始めた段階でそうとも言えないことがわかってきたりもする。
莫大なコストがかかることで方針を転換するのは簡単ではない。
いま進めていることはどうなるのか、
そこで働いている人の雇用はどうなるのか。
だれも言わないことがあるのだとしたら、
それはだれも言えないことなのかもしれない。
問題を批判するのは簡単。でも、解決することは簡単じゃない。
演説することは難しくないけれど、解決方法を見つけるのは簡単じゃない。
「あなたたち」とはだれなのか。
「わたしたち」とはだれなのか。
ゆるさず、みのがさず、一線をひいたらどうなるのか。
原始時代の生活に戻る覚悟はあるのか。
他人を批判することができるのは責任をとる覚悟のある人だけ。
この人はなにをどうしようとしているんだろうか。
「成熟していない」と言う大人たちのかわりになにができるというのか。
彼女が自分の意志でこの活動をしているのかどうかわからないけれど、
批判を受けにくい人を前面に押し立てることで、
一方的な正義の名のもとに憎しみをまき散らすことが目的の人たちが、
裏で糸を引いているのだとしたら、そんなにおぞましいことはない。
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