ピクトリアルだけに今月号は資料性が高く、キハ８１用として製造されたキロ８０は水タンクが屋根上に増設されなかったことやキハ８２の両渡などの記述があります。
丸屋根広窓、オハ３５系列以降の車両が中心になります。 しかし合理化でモノクラス化したのが国鉄末期、しかし民営化して細分化、繰り返すんでしょうね。
自分が好きなのはオロフ３３で一度乗りたかった車両です。
飛行機の場合大まかにファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスと３等級に分かれます、それぞれに１等・２等・３等にあらるのでしょうか。 並ロは戦前の２等車にあたりますが戦前純粋な「１等車」は展望車がほとんどだったようです。
今は姿を消した２等車の貴重な資料です。
古い二条駅の写真が多数掲載されてます。 山陰線は１９８４年に「山陰」のオハネフ１２の撮影で３回通いました。
用途に応じて車両の変化が記事になってます。 模型ネタでは楽しい内容でした。
「この機関車が一番強い機関車や。」と言って５０年以上前に父が言いました。 その当時はＥＦ９０と呼ばれて試作の段階でした。 レサ１００００がフグや牡蠣を下関や広島から輸送するのに開発され優先ダイヤが組まれてました。
「最強の機関車」は貨物用でした、６０－３改正でブルートレインの牽引の抜擢されたときは残念に思いましたが鉄道貨物輸送の効率の悪さゆえに、ブルートレインの定数が上がったためでした。 以降「あさかぜ１号」「みずほ」「さくら」「あかつき」と思い出をはこんでくれました。
先日、日立製作所（株）の最初のモーターが記念物になりました。 しかしＥＦ６６の主電動機ＭＴ５６は三菱電機（株）が開発しました。 三菱電機（株）といえばダイヤトーンＰ－６１０を思い出します。 鉄道事業は尼崎市にありますが「伊丹製作所」ですが塚口駅に専用線が引かれてました。 そこで使ってた機関車が本物ですがいかにも「模型」のような機関車で工場に入ろうとしたら守衛に注意されました。
最後までブルートレインを引いた輝かしい機関車ですが貨物輸送を中心にした内容は貨車好きには楽しい本です。
模型店オリジナルの資料です。 冊子の製本は発刊数が少ないものに多く模型店発行の資料や大学の教諭が授業用として編集するのによく見られます。 学校の教科書を売ってる店に「〇〇先生の本」といえばそこの学生ということで購入できます。
資料としては深い内容ですが往年の列車で再発見するのも多く客車ファンには楽しい資料です。
関西～九州間の優等列車は戦後の「かもめ」の50-3改正までと言っても過言ではないでしょう。 翌年Ｌ特急に返り咲き長崎に定住することになります。 このあたりのキハ80系の運転は調べてましたが新しい発見がありました。 66～67頁の1列車「かもめ」です。
「かもめ」に使われたキハ82系は山陰線の特急「あさしお」に転用されることが決まってました。 時刻表では最終日の「かもめ」は関門海峡を渡らず下関で運転を打ち切りでした。 翌日から大阪～博多の「まつかぜ」に化けるべく「かもめ」の筋で下関に持ってきたわけです。 最終日に食堂車が欠車だったのは時刻表に記されてませんでした。 貴重な記録を見ることができました。
今月のピクトリアルの記事は新しい発見が多いです。 ７９頁の左上の画像です。 模型の完成品は屋根と同じ色に塗装ですが改造当初は屋根と違う色です。 クーラーがメーカーからの出荷時には明るめの灰色で塗装されていたことがわかります。
表紙が原型のナハネ10です。 最初の「ハネ」のスハネ30（初代）から今の「ハネ」（サンライズ）までこと細かく掲載され、特にスハネ30の詳細が参考になります。
懐かしい画像です。 86頁の東舞鶴は小浜線の客車やオハユニ61の屋根上の様子がよくわかります。 そして120頁の和歌山駅周辺はお城こそ写ってませんが南海本線の端や当時住んでいた家が見えます。
興味のある車輛があります。 オロ1130です。 オロ11は角型のクーラーですが唯一丸形の車両です。 134頁にありました。 また76頁の「高千穂」が大淀川を渡る写真が参考になります。 172頁の「雲仙2号」の編成を見てると在来型の客車を12系に置き換えて編成したり、それも一端がオハ12でスハフやオハフでない編成も珍しい画像です。 12系は紀勢線で夏場に各駅停車の基本編成を在来型に置き換えた画像がありますがこの「雲仙2号」編成は10月なので珍しい画像です。
ピクトリアルが最古の資料になるのでしょうか、1000号をお祝いします。 メインラインの東海道本線が特集です。
「高千穂」の写真に惹かれます。 この画像の時は宮崎から甲子園に引越して間もないころでした。
「国鉄ひょうきん電車」ともう40年近く前の鉄道ファンの特集を思い出しました。 しかし内容は気動車や私鉄電車にも及んでます。 編成を短くして列車本数を増やすためですが、当時カツミがクモハ485とクロ480を製品化しました。
当時一番かわいそうだった車両が583/581系で「新幹線連絡」が新幹線網の進展で近郊型に改造されましたが、夜は特急ですが昼は向かい合わせの急行型で思えば中途半端な車輛でした。 お高い車両でしたので廃車にもできず二条駅や西灘貨物駅（今の摩耶駅）に留置されてました。
「車掌車」でいつも話題になるのがヨ5000の「たから」色ですが、それにこだわらず緩急車まで、そして私鉄車両まで網羅されてます。 ワフは父に言わせれば「代用客車」で旧制中学に通った話とかです。 中には電車になったワフもあるようですが、父の転勤で舞鶴に行ったとき貨物列車に車掌車が連結されてなかったので、駅に聞きに行ったら「舞鶴線・小浜線・宮津線は緩急車連結省略区間」と駅で教えてもらいましたが、その数年後に車掌車は見られなくなりました。 今も添乗用としてみることができますがヨ8000くらいです。 古い国鉄時代の思い出です。
