風邪の山はまだ越えてはいなかったようだ。
今日朝の体温は36度5分だった。私としては若干高めであるが
普通の平熱である。38度を越えた場合は休み。
ただし、絶対に出なければならない仕事がある場合は
そもそも、体温計で熱を測らない事にしている。
今日は、といえば、絶対は付かないけど
休んじゃうわけにはいかない仕事があった。
症状としては咳が出ているが、『ウルサイ!』って
思われる頻度ではないけど、『げっぼっ』って赤ちゃんなら
吐いてしまうような咳がたまに出る。
ようはひき初めなのである。今日も早く寝ることにしよう。
栄養ドリンクを何気に置いてくれる仲間のいる私は
早めに風邪にさよならを言わなければと思うのだ。
今日読み終わった本は野上照代『母(かぁ)べぇ』である。
山田洋次監督吉永小百合主演で今年1月に映画となった作品だ。
時代は太平洋戦争前夜という感じであるが
戦争は前面に出していない、思想犯として捕まった父べぇと家族の
書簡のやりとりを中心とした、ユーモアもあり
『気遣う愛情』たっぷりの少し前の日本の姿だ。
物とかは無い時代だったけど、その分、心のふれあいがあった。
120頁も無い作品だけど、心に残る作品だ。
母べえ 価格:¥ 1,155(税込) 発売日:2007-12 |