嫌な女 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2010-12-16
今日読み終わった本は桂望実『嫌な女』である。 帯びに 「男をその気にさせる天才」とあり、その下に小さく、 「すべての女を敵にまわして、自由に、奔放に、したたかに生きる」 嫌な女が主人公だとおもいきや もうひとつの人生が描かれている。 遠縁の弁護士である。 どちらかといえば、弁護士さんが主人公で詐欺師は 振り回し役なのではないかと思う。 ただ、この女詐欺師が面白い、なるほど、騙されてしまう あるいは、騙されているのは薄々分かっているけどねぇって 詐欺だけでなく自分自信の人生を振り返って 楽しかった事や楽しい頃を思い出させてくれるのだ。 その手口は、自分で今度使ってみようかと思っている。 いやいや、詐欺師の方ではなく弁護士さんの言葉だ。 後半はちょっと泣けますな。 そして、自分を振り返る。自分の周りを見る。 そういう作品です。 なかなかのお薦め作品です。
2週間かかって読みました。 最後のところは今日だったんですけど ホロリとしましたね。良い土曜日の朝となりました。
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