今朝未明から久しぶりに雨が降った。
今週は、大根の種まきをした関係で、毎夕畑に水撒きに行った。
相当長い期間雨が降らずに、畑地は乾ききっていて、
モロッコの土漠のような状態になっていた。
知り合いのクリーニング屋さんの工場に、自噴している水場があり、
その噴出量は生半可でなく、トラックに積んだ樽に水を入れるのだが、
10分ほどで満タンになるほどの量が出ている。
おかげで水道水を使わずに心置きなく水撒きできるのだ。
昨日は聖護院大根の芽がいくつか出ていて、
毎夕の労苦が報われたと、一緒に畑をやっている4人で喜んだものだ。
悲惨なのは里芋で、長雨で今までにないほど大きくなった茎が、
このところの乾燥日照りで、クタッと萎れたものがかなりある。
聞くところによると、最近の日照りで、里芋が全滅したところもあるとか。
里芋は湿気を好むので、さもありなんと思われる。
この2日間、里芋にも相当量の水をやり、
今朝方の降雨で一息ついたと思われる。
10月の収穫時に、しっかり実が入っていてくれることを祈るばかり。
40年も昔、アフリカはタンザニアやケニアにいたことがあり、
特にタンザニアの中央部、現在首都の置かれているドドマあたりは、
年間降雨量が500mm前後で、乾季には乾ききった大地になり、
バオバブの巨大な木の影が、ゆらゆらと陽炎のように舞う。
この乾燥した土地で、何とか作物を継続的に収穫できないかと取り組んでいる人がいる。
熊本は宇土の出身で、寺尾さんという方だ。
年のうち数ヶ月をタンザニアで過ごし、農業の指導をしているという。
電気も水道もない土地での生活は大変だが、これを楽しめるというのは凄い。
40年前、私が滞在したタンザニアの奥地にも電気水道がなく、
水は近くの小川から汲んできて、バケツにしばらく置いて、上澄みを沸騰させて飲食に使う。
勿論ペットボトルの水など望むべくもなく、身体を洗うのもそこの水だ。
雨期になると、雨が降り始めたら裸になり、
身体に石けん、頭にシャンプーを掛けて、雨の中に飛び出して洗い流すこともしばしば。
シャンプーで洗っている途中に雨が止んだりという笑い話も時にあって、
仕方なく近くの小川まで行って洗い流すのだ。
肉は月に1回、それも保存できないので、3日ほどで食べてしまう。
後はジャガイモとタマネギ、これをトマトと塩で味付けしたもの。
それさえもなくなって、そこら辺に生えている雑草(現地の人はほうれん草と言っていたが絶対違う)を、
カレー粉を溶かしたスープで煮ただけの日が数日間あったりと、
よく栄養失調にならなかったものだ。
こんな生活を半年以上して、これでどんなところでも生きていけると思った。
それから幾星霜。
精神的にも肉体的にも、あのような生活をする自信は全くなく、
毎日ダラダラと、それを晴耕雨読などと、自己弁護しながら過ごしている。
今週は、大根の種まきをした関係で、毎夕畑に水撒きに行った。
相当長い期間雨が降らずに、畑地は乾ききっていて、
モロッコの土漠のような状態になっていた。
知り合いのクリーニング屋さんの工場に、自噴している水場があり、
その噴出量は生半可でなく、トラックに積んだ樽に水を入れるのだが、
10分ほどで満タンになるほどの量が出ている。
おかげで水道水を使わずに心置きなく水撒きできるのだ。
昨日は聖護院大根の芽がいくつか出ていて、
毎夕の労苦が報われたと、一緒に畑をやっている4人で喜んだものだ。
悲惨なのは里芋で、長雨で今までにないほど大きくなった茎が、
このところの乾燥日照りで、クタッと萎れたものがかなりある。
聞くところによると、最近の日照りで、里芋が全滅したところもあるとか。
里芋は湿気を好むので、さもありなんと思われる。
この2日間、里芋にも相当量の水をやり、
今朝方の降雨で一息ついたと思われる。
10月の収穫時に、しっかり実が入っていてくれることを祈るばかり。
40年も昔、アフリカはタンザニアやケニアにいたことがあり、
特にタンザニアの中央部、現在首都の置かれているドドマあたりは、
年間降雨量が500mm前後で、乾季には乾ききった大地になり、
バオバブの巨大な木の影が、ゆらゆらと陽炎のように舞う。
この乾燥した土地で、何とか作物を継続的に収穫できないかと取り組んでいる人がいる。
熊本は宇土の出身で、寺尾さんという方だ。
年のうち数ヶ月をタンザニアで過ごし、農業の指導をしているという。
電気も水道もない土地での生活は大変だが、これを楽しめるというのは凄い。
40年前、私が滞在したタンザニアの奥地にも電気水道がなく、
水は近くの小川から汲んできて、バケツにしばらく置いて、上澄みを沸騰させて飲食に使う。
勿論ペットボトルの水など望むべくもなく、身体を洗うのもそこの水だ。
雨期になると、雨が降り始めたら裸になり、
身体に石けん、頭にシャンプーを掛けて、雨の中に飛び出して洗い流すこともしばしば。
シャンプーで洗っている途中に雨が止んだりという笑い話も時にあって、
仕方なく近くの小川まで行って洗い流すのだ。
肉は月に1回、それも保存できないので、3日ほどで食べてしまう。
後はジャガイモとタマネギ、これをトマトと塩で味付けしたもの。
それさえもなくなって、そこら辺に生えている雑草(現地の人はほうれん草と言っていたが絶対違う)を、
カレー粉を溶かしたスープで煮ただけの日が数日間あったりと、
よく栄養失調にならなかったものだ。
こんな生活を半年以上して、これでどんなところでも生きていけると思った。
それから幾星霜。
精神的にも肉体的にも、あのような生活をする自信は全くなく、
毎日ダラダラと、それを晴耕雨読などと、自己弁護しながら過ごしている。