2015年10月31日
今日は1日ケップを満喫する予定。天気晴朗波静か也。
朝食所はクラブマーケットに行って探すしかありません。
朝7時過ぎというと、まだまだ開いてない店が多く、
特にレストランは観光客相手ですから10時過ぎくらいでないとやっていません。
まだ準備中ではありますが、ローカルレストランらしき店で、「入っていいか?」と問うと、
ちょっと躊躇ったあと首を縦に振りました。
「クイッテウ(カンボジアの代表的な麺料理)」と言うと、OKが出ました。
麺らしきものが店先にあったので、これなら大丈夫だろうとの予想通りでした。
2ドルと、若干高い料金でしたが、朝食を抜くよりはましです。
カンボジアに限らず、東南アジアの麺料理はまずハズレはありません。
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腹くちて宿に帰り、バイクを借りることにします。
1日6ドル(ガソリン代込み)で、ホテルで手配してくれます。
今回は用心のために国際免許証を持参しました。
カンボジアは、日本同様ウィーン条約加盟国なのです。ま、免許証がなくても、全然OKなんですけどね。
車種はスクーターで、オートマティックでないとギアの踏み方がよく分からないのです。
カンボジアではオートマのバイクは1~2割くらいでしょうか。
へにゃへにゃのヘルメットを被って、颯爽と出かけます。
最初は、ミニバンでケップに来るとき通った道を戻り、ケップマーケットに行ってみます。
地元のローカル市場です。大まかな地図はグーグルで調べてプリントしてあります。
宿から10キロはありません。車の通行量はたまに通るくらいで、楽勝です。
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海の中のモニュメント。ケップ=蟹
市場には、肉・魚・野菜・果物・日用品等々、だいたいのものは揃うようです。
ここに来るまで、ほかに店らしきものはなかったので、みんな市場で買うんでしょうね。
クラブマーケットはカニを始めとした海産物だけで、
観光客が主な対象なので、少々お高い設定ではないかと思います。
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ケップマーケット
果物のランブータンを1キロ1ドルで購入。
こんな片田舎の小さな市場でも、外国人と見ると、料金をドルで言ってきます。
「ブオンポアン?」と言うと、売り子の娘さんが嬉しそうに頷いてくれました。
「4,000リエル」と、カンボジア語の数字を言ったからでしょう。
これより先には行かないので、帰りは何かありそうな所に寄りながら帰ります。
結構無駄な公共事業と思われる建造物があります。
どこの国でも一緒ですな。
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ケップ博物館だそうです。人影はありませんでした。
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プノンペンの独立記念塔と全く一緒では?
いろいろ寄って、それでも10:30にはビーチに帰ってしまった。
広場にある食堂で茶でもしようかと行くと、昨日のトゥクトゥクの兄ちゃんに会いました。
「明日10時に行くから」と言うので、
「このバイクでカンポットに行くことにしたから、来なくていい」と言うと、
えらく悲しそうな顔になって、言葉も出ない状態です。
「ジョークだよ、明日待っているから」と言うと、破顔一笑。
広場にある食堂で、アイスコーヒーwithミルクを飲むことに。
暑くなってきた時間帯には、このベトナム風アイスコーヒーは堪えられません。
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これで1時間は暇つぶしできます。
ポリス2人も含んだ隣のテーブルの客たちは賑やかです。
こんな所でサボってていいの?って、いいに決まっているよね。カンボジアだし、おまけにケップだし。
昼にはまだ早いので、カンポットへ通じる道を北に行きます。
途中テントを張って、賑わっているところがあります。
「写真を撮っていいかと」聞くと、快くOKしてくれました。
何のイベントかと訊きますが、言葉がよく通じません。
あとで分かったことによると、法事の集まりのようです。
日本の法事と一緒で、初七日や四十九日等、何回かあるらしいです。
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故人に手向ける飾りでしょうか
さて、そろそろ昼です。クラブマーケットも賑わっている時間帯でしょう。
なるべく強突張りな感じでない女性を選んで、1キロ7ドルで購入。
できるだけ大きいのを選びましたが、ワタリガニなのでガラは小さいです。
カニを買うと、その場で食べるときはボイルするところに連れて行ってくれます。
タダじゃあありません。ボイル代1ドルです。
ボイルしたカニを持ち帰り、昨日飲み残した赤ワインで部屋食です。
生きたカニのボイルは新鮮です。足は小さいのであまり食べるところはないですが、
本体の身とカニ味噌は絶品です。
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市場ではアイルランド人の青年がサトウキビ汁を片手にカニを堪能していました。
アメージングなんて言いながらむしゃぶりついておりましたよ。
4:00頃から再びバイクで出かけますが、ケップは本当に何もないのです。
国立公園の山の方に行ったところ、途中からはトレッキングの道になっていて、
バイクでは行けません。おまけに入山料を取ります。
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ビーチと坊さん
引き返してまたぞろビーチまで行くものの、日陰でぼんやりしているのが関の山です。
無為こそ有益なれ。最近の旅行のスタイルです。
5時過ぎには宿に帰って、バイクを返し、5:30のサンセットを見て、そのまま昨日のキムリーレストランに行きます。
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追い込み漁でしょうか水面を叩いて回る漁師さん
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蟹籠と夕陽
イカの炒め物と焼きそば、アンコールビアで10.5ドルでした。
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ところで、今日の午後、クラブマーケットで写真を撮りましたが、
体の不自由そうな老人が物乞いをしておりました。
少額のリエルが数枚あったので、彼の前の茶碗に入れておきました。
そのとき思ったのです。
今まで、旅行中に物乞いの人に会うことは度々ありました。
そのとき、「この国の、こういう状況を解決するのはこの国の人なんだ」と考え、
「私が今取るに足りない金額を恵んだとしても何の解決にもならない」と思い、
私は彼らを見ないようにしてきました。これは一面の真実ではあります。
でもふと思ったのです。自分はなんと近視眼的な視野しか持っていないのだろうか。
確かにこの国の問題ではあるが、自分も住むこの世界の問題でもあるのだということ。
取るに足りない金額であっても、切羽詰まるほどの状況で毎日を暮らしている人には、
決して取るに足りなくはないんだということ。
彼らの人生をどうにかできるほどの金額を渡すことはできない。
だけど、今夜の家族の一食の足しくらいにはなるかもしれない。
それでいいじゃないか、1キロのカニを一度に食べられるほどの旅をしているじゃないか。
出会った人の不幸を見ぬふりをするのはもう止めよう・・・と。
今日は1日ケップを満喫する予定。天気晴朗波静か也。
朝食所はクラブマーケットに行って探すしかありません。
朝7時過ぎというと、まだまだ開いてない店が多く、
特にレストランは観光客相手ですから10時過ぎくらいでないとやっていません。
まだ準備中ではありますが、ローカルレストランらしき店で、「入っていいか?」と問うと、
ちょっと躊躇ったあと首を縦に振りました。
「クイッテウ(カンボジアの代表的な麺料理)」と言うと、OKが出ました。
麺らしきものが店先にあったので、これなら大丈夫だろうとの予想通りでした。
2ドルと、若干高い料金でしたが、朝食を抜くよりはましです。
カンボジアに限らず、東南アジアの麺料理はまずハズレはありません。
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腹くちて宿に帰り、バイクを借りることにします。
1日6ドル(ガソリン代込み)で、ホテルで手配してくれます。
今回は用心のために国際免許証を持参しました。
カンボジアは、日本同様ウィーン条約加盟国なのです。ま、免許証がなくても、全然OKなんですけどね。
車種はスクーターで、オートマティックでないとギアの踏み方がよく分からないのです。
カンボジアではオートマのバイクは1~2割くらいでしょうか。
へにゃへにゃのヘルメットを被って、颯爽と出かけます。
最初は、ミニバンでケップに来るとき通った道を戻り、ケップマーケットに行ってみます。
地元のローカル市場です。大まかな地図はグーグルで調べてプリントしてあります。
宿から10キロはありません。車の通行量はたまに通るくらいで、楽勝です。
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海の中のモニュメント。ケップ=蟹
市場には、肉・魚・野菜・果物・日用品等々、だいたいのものは揃うようです。
ここに来るまで、ほかに店らしきものはなかったので、みんな市場で買うんでしょうね。
クラブマーケットはカニを始めとした海産物だけで、
観光客が主な対象なので、少々お高い設定ではないかと思います。
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ケップマーケット
果物のランブータンを1キロ1ドルで購入。
こんな片田舎の小さな市場でも、外国人と見ると、料金をドルで言ってきます。
「ブオンポアン?」と言うと、売り子の娘さんが嬉しそうに頷いてくれました。
「4,000リエル」と、カンボジア語の数字を言ったからでしょう。
これより先には行かないので、帰りは何かありそうな所に寄りながら帰ります。
結構無駄な公共事業と思われる建造物があります。
どこの国でも一緒ですな。
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ケップ博物館だそうです。人影はありませんでした。
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プノンペンの独立記念塔と全く一緒では?
いろいろ寄って、それでも10:30にはビーチに帰ってしまった。
広場にある食堂で茶でもしようかと行くと、昨日のトゥクトゥクの兄ちゃんに会いました。
「明日10時に行くから」と言うので、
「このバイクでカンポットに行くことにしたから、来なくていい」と言うと、
えらく悲しそうな顔になって、言葉も出ない状態です。
「ジョークだよ、明日待っているから」と言うと、破顔一笑。
広場にある食堂で、アイスコーヒーwithミルクを飲むことに。
暑くなってきた時間帯には、このベトナム風アイスコーヒーは堪えられません。
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これで1時間は暇つぶしできます。
ポリス2人も含んだ隣のテーブルの客たちは賑やかです。
こんな所でサボってていいの?って、いいに決まっているよね。カンボジアだし、おまけにケップだし。
昼にはまだ早いので、カンポットへ通じる道を北に行きます。
途中テントを張って、賑わっているところがあります。
「写真を撮っていいかと」聞くと、快くOKしてくれました。
何のイベントかと訊きますが、言葉がよく通じません。
あとで分かったことによると、法事の集まりのようです。
日本の法事と一緒で、初七日や四十九日等、何回かあるらしいです。
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故人に手向ける飾りでしょうか
さて、そろそろ昼です。クラブマーケットも賑わっている時間帯でしょう。
なるべく強突張りな感じでない女性を選んで、1キロ7ドルで購入。
できるだけ大きいのを選びましたが、ワタリガニなのでガラは小さいです。
カニを買うと、その場で食べるときはボイルするところに連れて行ってくれます。
タダじゃあありません。ボイル代1ドルです。
ボイルしたカニを持ち帰り、昨日飲み残した赤ワインで部屋食です。
生きたカニのボイルは新鮮です。足は小さいのであまり食べるところはないですが、
本体の身とカニ味噌は絶品です。
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市場ではアイルランド人の青年がサトウキビ汁を片手にカニを堪能していました。
アメージングなんて言いながらむしゃぶりついておりましたよ。
4:00頃から再びバイクで出かけますが、ケップは本当に何もないのです。
国立公園の山の方に行ったところ、途中からはトレッキングの道になっていて、
バイクでは行けません。おまけに入山料を取ります。
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ビーチと坊さん
引き返してまたぞろビーチまで行くものの、日陰でぼんやりしているのが関の山です。
無為こそ有益なれ。最近の旅行のスタイルです。
5時過ぎには宿に帰って、バイクを返し、5:30のサンセットを見て、そのまま昨日のキムリーレストランに行きます。
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追い込み漁でしょうか水面を叩いて回る漁師さん
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蟹籠と夕陽
イカの炒め物と焼きそば、アンコールビアで10.5ドルでした。
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ところで、今日の午後、クラブマーケットで写真を撮りましたが、
体の不自由そうな老人が物乞いをしておりました。
少額のリエルが数枚あったので、彼の前の茶碗に入れておきました。
そのとき思ったのです。
今まで、旅行中に物乞いの人に会うことは度々ありました。
そのとき、「この国の、こういう状況を解決するのはこの国の人なんだ」と考え、
「私が今取るに足りない金額を恵んだとしても何の解決にもならない」と思い、
私は彼らを見ないようにしてきました。これは一面の真実ではあります。
でもふと思ったのです。自分はなんと近視眼的な視野しか持っていないのだろうか。
確かにこの国の問題ではあるが、自分も住むこの世界の問題でもあるのだということ。
取るに足りない金額であっても、切羽詰まるほどの状況で毎日を暮らしている人には、
決して取るに足りなくはないんだということ。
彼らの人生をどうにかできるほどの金額を渡すことはできない。
だけど、今夜の家族の一食の足しくらいにはなるかもしれない。
それでいいじゃないか、1キロのカニを一度に食べられるほどの旅をしているじゃないか。
出会った人の不幸を見ぬふりをするのはもう止めよう・・・と。
ホーチミンはまた行かれましたか。そろそろカンボジアにシフトされませんか。
シェムリアップなんかは絶好のドライブコースが沢山ありますよ。プノンペンはお勧めしませんが。
ではまたいつかお会いできるといいですね。
奥様にもよろしくお伝え下さい。