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BSE、国産牛肉について考えた

2005年03月31日 | 私しゃ、こう思う!
そこで私しゃ脳みそを振り絞って考えましたよ、しかし悲しいかな脳みそが既にスポンジ状態なもんで・・・(泣)、まあ、理解できた範囲で書いてみましょう。

HOOPさまに国産牛肉の問題点 ちゃんと資料は公開されているのですTB頂きまして、いろいろ参考になりました。
日本生活協同組合連合会から食品安全委員会へ出されたBSEのリスク評価についての要請書です。
食品安全委員会の資料です。

此は日本の現状です、資料に細かく出ていますが、この資料を極々簡単に言うと、

BSEの原因は、牛の神経組織などに存在するプリオン蛋白と呼ばれる蛋白質が異常化する為に起こる。牛がプリオン(異常型プリオン蛋白)を摂取すると元々体内に存在する正常型プリオン蛋白を異常化さる。

と云うことで、牛に動物性のタンパク質を食べさせては駄目。
しかし、現在はエサの検査は充分ではない。

プリオンはSRM(特定危険部位)と呼ばれる部分に集中しています。
それ以外の肉は食べても安全だと言われています。

しかし、と畜解体の段階でプリオンが肉に付着するのを完全に防げてないようです。

SRM(特定危険部位)はすべての牛の頭部(舌及び頬肉を除く)頭蓋・脳・三叉神経節・眼・扁桃、脊髄、脊柱、背根神経節、回腸遠位部、となって居ますが、現在は舌(タン)の扁桃は全て除去出来て居ないようです。

SRM(特定危険部位)のうち、頭部(舌及び頬肉を除く)、脊髄、回腸遠位部はと畜場で除去されますが、脊柱は枝肉を支える役割があり、と畜場では除去できません。背根神経節をと畜場で除去する方法も検討されましたが、背根神経節は1頭あたり32対、64個もあり、注意深く除去しても6~8割程度しか除去できないということです。

したがって、枝肉から部分肉にカットしていく食肉加工場など、脊柱から食肉を分離する場所で、脊柱を除去するしかありません。脊柱を食品に利用することは食品衛生法違反になりますが、脊柱の処分方法などは定められていません。食品産業に携わる人すべてが、食の安全を守る責任を自覚し、確実な分別と処理を徹底する必要があります。

此はスープのだしにも遣っては駄目と云うことです。

飼料業者、畜産農家、食肉加工業者、食肉販売業者、全ての段階での安全基準の確立と遵守が求められます。

食肉の流通過程でプリオンを完全に除去出来れば全頭検査は必要なくなりますが、その場合はトレサビリティー(履歴)を完璧にしなければならないでしょう。
何しろ直ぐ手を抜いて、少しでも儲けようと企む輩が居りますので。

輸入については、米国は20ヶ月齢までならBSEに感染していても検査では解らないので、検査に引っかかる前に売りさばきたいってことでしょう。

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海老名誠が以前BSEについてを考えたブログです。