![]() | 漆の実のみのる国〈下〉文芸春秋このアイテムの詳細を見る |
粗衣粗食(木綿の着物・一汁一菜)で隠居後も貧しい藩政の先頭に立ち殖産進行を行った姿を描いています。
伝国の辞
一、国家は先祖より子孫へ伝候国家にして我私すべき物にはこれ無く候
一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれ無く候
一、国家人民の為に立たる君にて君の為に立たる国家人民にはこれ無く候
これは、家督を十代藩主「治広」に譲る時に君主の心得として与えたものです。
封建時代の藩主でありながら、国家は人民のものだと言っています。
ケネディやクリントンが尊敬する日本人と言った事にも頷けます。
因みに、エイブラハム・リンカーンが、南北戦争の激戦地となったゲティスバーグでの「人民の人民による人民のための政治」演説は1863年11月19日のことでした。
鷹山没(1822年)後になって、漸く藩政改革の成果が結実したそうです。
没後45年後に明治元年と改元されます。
ブログランキングに参加中、気に入ったらクリックお願いします。
