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資生堂、37年ぶり国内新工場 アジアで日本製需要 日用品各社、相次ぎ増産

2016年02月03日 | 企業研究
資生堂、37年ぶり国内新工場
アジアで日本製需要 日用品各社、相次ぎ増産
2016/2/3 3:30 日経朝刊

 資生堂は37年ぶりに国内工場を新設する。大阪府で約400億円を投じ、
基幹商品である基礎化粧品の生産能力を5割高める。最新のロボット技術
を取り入れ、価格競争力のある商品を国内外で売り出す。主力市場のアジア
は中間層が膨らんでいる。化粧品に加え、薬や日用品といった幅広い分野で
「日本製人気」が広がっており、生活関連各社が国内で高品質な商品を増産
する動きが相次いでいる。


 新工場は大阪府茨木市に建設する。2018年に着工し、20年の稼働をめざす。
敷地は新工場の稼働にあわせて閉鎖する大阪工場(大阪市)の2倍にあたる
約7万2000平方メートル。海外でも人気のある高級品から普及価格帯の化粧水
や乳液などを生産する。
 資生堂が国内に工場を設けるのは1983年の久喜工場(埼玉県久喜市)以来に
なる。同社はベトナムや中国・上海でも基礎化粧品を手がけるが、新工場を世界
の基幹工場に位置づける。
 日本の労働力人口は高齢化で減少が見込まれる。より人間に近い仕事ができる
双腕型などの最先端のロボット技術を生産ラインに取り入れ効率化を図る。
 新工場には大阪工場で働く900人が異動する予定だ。人員を増やさずに生産能力
を5割増の年間1億個に引き上げる。物流施設も併設し、1週間ほどかかっていた
ドラッグストアなどへの配送日数を1日に縮める。
 化粧品に加え、生活に密着した日用品も海外で日本製のブランド力が高まっている。
安心や安全に配慮した信頼性や肌触りの良さといった高級感が受けている。
アジア各国・地域の所得水準の上昇により富裕層だけでなく中間層にも需要が広がり、
インターネット通販でも人気が高い。
 このため化粧品や日用品など生活関連メーカーは、相次ぎ増産投資に乗り出し
ている。花王が国内外を含め紙おむつ工場などに2~3年で毎年300億円程度を
投資するほか、コーセーも17年までに約60億円を投じて群馬工場で高級化粧品
などを増産。同工場の生産能力を約8割高める。
 このほかライオンも中高級クラスの歯ブラシの生産を国内工場で増やす。
小林製薬も4月、中国人観光客らに人気が高く「神薬」と呼ばれている消炎鎮痛剤
や液体ばんそうこうの品ぞろえを増やす方針だ。
 貿易統計によると、15年の化粧品の輸出額は前年に比べ35%増え、1675億円と
過去最高を更新した。中国をはじめとするアジアを中心に需要が伸びている。訪日
外国人(インバウンド)が日本で購入した商品を帰国後も買い求め続ける「リピーター」
需要が押し上げている。資生堂は国内首位の化粧品メーカーだが、顧客の高齢化と
国内市場の縮小への対応を迫られている。

→ 嬉しいニュースである。当社も海外向け通販サイトに出店しているが
日本製というのはブランド力抜群である。
ここで話題になっているには大手メーカーである。中小零細企業も負けずに
頑張るべし。