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三菱商事「非資源」深掘り 社長に垣内氏、2位からの船出 農業、生産も視野

2015年12月19日 | 企業研究
ビジネスTODAY 三菱商事「非資源」深掘り
社長に垣内氏、2位からの船出 農業、生産も視野
2015/12/19 3:30 日経朝刊

 三菱商事は18日、2016年4月1日付で垣内威彦常務執行役員(60)が社長に昇格し、小林健社長(66)が会長に就く人事を発表した。資源分野の低迷で16年3月期の純利益は伊藤忠商事に抜かれる見通し。業界首位奪還を託されるトップ交代となる。出身分野である食糧では農作物の生産を自社で手掛けることも視野に入れるなど「非資源」の深掘りを目指す。併せて、収益の足を引っ張る資源をどう立て直すか手腕が試される。






 「注目したのは自分の信念、言葉で組織を動かせる能力」。小林社長は垣内氏を後継に選んだ理由をこう語った。
 13年に食糧や食品、小売り・流通、衣料品などを束ねる「生活産業グループ」のトップに就任。商品ごとに張り付けていた人員・組織を「原料調達」「中間流通」「小売り」の機能別に割り振る大規模な組織改編を実施した。狙いは1つの商品や企業にしがみつく「たこつぼ型」ビジネスモデルからの脱却だった。
 商社はモノの取引を仲介するトレーディングから、企業への出資とともに人材を送り込み、稼ぎ出した収益を分かち合う「事業投資」へと経営の軸足を移している。生活産業グループが関わる業界は競争が激しい。組織再編をテコに衣料品のファーストリテイリング、小売りのローソンやライフコーポレーション、食品の伊藤ハムや日清食品といった有力企業をパートナーに育てた。
 13年3月期に675億円だった生活産業グループの純利益はこの2年でほぼ倍増。その手腕が小林社長の目に留まり、社内外でも後継の本命と目されていた。
 米穀物メジャーのガビロンを買収した丸紅、ブラジルの穀物集荷会社マルチグレインに投資した三井物産が苦境にあえぐなか、出身部門の食糧では攻めの投資を断行。直近2年間にシャケマス養殖大手セルマック(ノルウェー)、コーヒー豆やカカオ・ナッツなどを手掛けるオラム(シンガポール)などに総額3000億円を投じた。
 将来的にはオラムの地盤であるアフリカなど新興国での農業生産参入も視野に入れる。ライバルが尻込みする食糧・食品を中心に「非資源」分野の収益強化を狙う。
 課題は資源分野の収益力の改善だ。資源価格の低迷で15年3月期までの2年間に1200億円を上回る減損を計上した。結果として、16年3月期は15年間守ってきた純利益額業界首位を伊藤忠に譲る見通しだ。
 小林社長は自身が進めてきた非資源分野の強化で「基礎収益として年間3500億円の最終利益をコンスタントに出せる経営基盤構築にメドが立った」と話す。資源価格が持ち直せば、さらに利益の上積みが期待できる格好だ。しかし、資源分野の過去の実績については「10年、20年といった長期的視点で腰を据えて投資した案件は少ない」(大和証券の五百旗頭治郎シニアアナリスト)との指摘は多い。
 トップを引き継ぐ垣内氏は「当面、非資源分野で資源分野の穴を埋める状態は続く」と厳しい船出を覚悟する。投資に対する配当などのリターンを求める市場の声が日増しに強まるなか、「局面局面の対応と事業の継続性の両立」(小林社長)をどう打ち立てるか。垣内氏の見極める力が問われる。
(藤本秀文)

心肺蘇生法訓練キット「スクーマン2」の ご紹介

2015年12月17日 | 未来予測研究会
当社がAmazonで販売しております心肺蘇生法訓練キット「スクーマン2」
ご紹介をさせて頂きます。


本製品は、心肺蘇生法の訓練キットとして開発された商品です。(日本製)
学校で職場で是非ご活用ください。 


以下に製品の概要をまとめましたので、是非、ご覧ください。

                    (外 観)

 



              (蓋を開けた写真)
 


スクーマンは、心肺蘇生法における胸骨圧迫の『正しい位置』『正しい強さ』 
『正しい深さ』を身に着けるための訓練キットです。 


特 長 

特長1. 正しい位置が分かる 

 模擬胸部の下にある土台には、心臓および肝臓が模られており、 
 臓器の仕組みから胸骨圧迫の正しい位置を理解できます。 
      

特長2. 正しい強さが分かる 

 胸骨圧迫は、成人の場合胸骨が少なくとも5㎝沈むようにしっかり圧迫しなければなりません。 
 スクーマンは、正しく圧迫できた場合には「パチン!」と音が鳴るので、力加減などを体得できます。 
 また、生体に近い硬さで作られています。 
     

特長3. 正しい深さが分かる 
 
 胸骨圧迫後、胸を元の高さまで戻し充分に圧迫を解除することが重要です。 
 スクーマンは、箱の内側の赤色が見えなくなるまで胸部模型を戻すことで簡単に
 圧迫解除ができているか確認できます。 

     

  

特長4. いつでもすぐに使える 

 組み立てなどの必要はなく、箱を開ければすぐに使用でき、また持ち運びに
 便利な取っ手がついています。 
 何度も使えるので、講習会等のあとでも各自で繰り返し訓練することができます。 


使用方法

1.箱のふたに描かれた顔の絵が、訓練者の右側または左側に来るように箱を置きます。
  箱の横にひざまずき、青いスポンジの部分に重ねた手の付け根を置きます。 
     

2.両ひじをまっすぐに伸ばし、真上から上半身の体重をかけて、胸骨が少なくとも
  5㎝(成人の場合)沈むようしっかり圧迫します。 
  正しい深さと強さで圧迫すると「パチン」と音が鳴ります。 
 
     

3.圧迫後は箱の内側の赤色が見えなくなるまで模擬胸部の高さを戻すようにしましょう。 
  ※しっかりと胸を元の高さに戻すことを「圧迫解除」と言います。 


      


製品概要 
 セット内容 
  本体(箱) 
  模擬胸部 
  土台および模擬心臓部 
  模擬AED・パッド 
  救命ハンドブック 

 サイズ 
  収納時 W340mm × H92mm × D238mm 
  使用時 W340㎜ × H92㎜ × D560㎜ 
  重さ 850g 
   製造元  アテナ工業株式会社

 販売代理店  MAトラスト株式会社 メディカル事業部
           tel:03-5298-7772  mail: info@ma-trust.jp 

 

  本商品は、MAトラストのネット通販でお買い求め頂けます。
 学校、職場などで大量される場合は、下記までご連絡ください。
       MAトラスト株式会社 メディカル事業部
           tel:03-5298-7772  mail: info@ma-trust.jp 

 

 

 


      


未来予測研究会 平成28年度会員募集中!!

2015年12月16日 | 未来予測研究会

 

未来予想研究会平成28年度会員募集要項が出来ましたのでアップ致します。
ご一読下さい。
尚、
HPもございますのでご覧いただけると有難いです。
http://mirai-yosoku.jimdo.com/


入会にご興味のある方は、下記までご連絡下さい。

未来予測研究会事務局  
電話:03-5298-7772
FAX:03-6687-5275

 

 


 


SOS救急笛の周波数は人間の耳に最も聞こえやすい3.5キロヘルツ。

2015年12月16日 | 健康診断

 

当社のロングセラー商品SOS救急笛の特徴について解説したいと思います。

このグラフは、SOS救急笛を実際に吹いたときの周波特性のグラフです。

下図の上側の黒い部分の図がSOS救急笛の周波数特性です。
ご覧のようにホイッスルの周波数は、ちょうど約3.5kHzのところで
ピークとなっています。

下図の下側のグラフは、人間の聴感周波数特性フレッチャー&マンソンの
ラウドネス曲線図といいます。

このグラフの見方は、例えば40ホンの曲線を見て下さい。
X軸の100Hzの部分と1KHzがY軸の音圧では
100Hzが60dB、1KHzが40dBを示しています。100Hzが1KHzと同じ音圧を
得るには20dBも余計に必要ということが言えます。

このグラフの特徴は、曲線が上にあるほど感度が悪く、下向きに
なっているところは感度が良いということになります。

下の図で、3.5kHzは人間の聴感周波数特性(フレッチャーマンソン曲線)と
ほぼ一致していることがお分かり頂けると思います。
SOS救急笛は、聞え易い周波数であるために、遠く離れていても
音が届くのです。

人間の耳は、大きい音では周波数による影響は少ないのですが、
音が小さくなる、すなわち遠く離れるほど周波数の影響が大きくなるという
性質があります。
フレッチャー&マンソンの等ラウドネス曲線が示すように、3.5KHzは最も
よく聞こえる笛に設計されています。

 

 

            SOS救急笛のスペクトル分析結果とフレッチャー&マンソン曲線

 

 

 【PR】 SOS救急笛は、Amazonでご購入いただけます。
      25色からお好きな色をお選びくださいね~

  

     

 

     

 

 

 


首都圏マンション 24年ぶり6000万円超

2015年12月15日 | 経済
首都圏マンション 24年ぶり6000万円超
11月、平均21%上昇
2015/12/15 3:30 日経朝刊

 不動産経済研究所(東京・新宿)が14日まとめた11月の首都圏の新築マンション市場動向で、1戸あたりの平均価格が24年ぶりに6千万円を超えた。建設費の高止まりで販売価格が上昇傾向にあるうえ、都心を中心に高額物件の売れ行きは好調だったためで、11月の平均価格は6328万円と前年同月より21.1%高くなった。
 東京都区部の平均価格は8244万円と前年同月比29.1%上昇した。港区や文京区では平均価格が1億円を超える物件が売れた。埼玉県は5084万円と31.8%上昇、千葉県も4543万円と13.2%上がった。
 首都圏全体の月間契約率は82.1%と、好不調の分かれ目を示す70%を3カ月ぶりに超えた。松田忠司主任研究員は「デベロッパーは高額物件が目立つ都心の需要が旺盛だとみて開発の軸足を都心へ移している」とみている。
 首都圏の発売戸数は前年同月比4.8%増の3496戸と3カ月ぶりに前年実績を上回った。横浜市のマンション傾斜問題の影響もあり10月は前年実績を下回った。

東芝、最大7000人削減

2015年12月15日 | 企業研究
東芝、最大7000人削減
家電部門 青梅事業所を縮小 TV開発から撤退も
2015/12/15 3:30 日経朝刊

 東芝は14日、白物家電やテレビ事業で最大7000人程度を希望退職などで削減する方向で最終調整に入った。テレビやパソコンの開発拠点がある青梅事業所(東京都青梅市)は大幅に縮小。テレビ事業は開発からの撤退を検討する。東芝は会計不祥事をきっかけに、最大の懸案だった家電やテレビ事業の見直しを進めると同時に人員面でも抜本的なリストラに踏み切る。



 東芝は不適切会計により長年の低収益体質が覆い隠されていたが、9月の新体制発足後にリストラに着手。画像センサー事業からの撤退や医療機器大手トプコン株の売却を決めている。
 家電などライフスタイル事業の2015年3月期の売上高は1兆1637億円(全体の2割弱)で前の期比では約1割減。営業損益は1097億円の赤字だった。
 主要部門で最も業績の足を引っ張っており、リストラの最重要課題だった。
 14日までにライフスタイル事業を中心に6千~7千人を削減するリストラ案をまとめた。2015年3月末時点で同部門は国内外に2万4000人強を抱える。早期優遇退職を募集するほか、事業統合による移籍などを見込む。他部門への配置転換も進める。
 1967年に電算機専門工場として設立した青梅事業所は現在、テレビやパソコンの開発拠点のほか家電子会社の本社を置いている。開発機能の見直しや家電子会社の移転に伴い、大幅に縮小する方針だ。将来は閉鎖する可能性がある。
 赤字が続くテレビ事業は自社開発をやめる検討に入った。最新の4Kテレビの開発を残すかどうかは調整している。テレビは「レグザ」のブランドで普及を進めていたが、世界販売台数は14年度に約533万台と、直近のピークの4割弱の水準に落ち込んでいた。
 高単価の4Kテレビは比較的堅調なものの、低価格品では競争が激化し、収益を圧迫。主要販路である国内家電量販店を通じた販売は縮小する方針。国内で系列の地域販売店向けなどに絞る。
 テレビ事業は海外でブランド供与ビジネスに切り替える方針をかねて示している。インドネシアのテレビ工場は中国や台湾企業に売却する調整を進めている。一連のリストラ案は月内に発表する方針だ。
 東芝は今後、原子力や火力発電など発電機器事業のほか昇降機、業務用空調など安定した業績が見込めるインフラ部門に経営資源を集中。スマートフォンなどに使うNAND型フラッシュメモリーも成長事業と位置付けて投資を続ける方針だ。

ホンダ、米セスナに挑む 米でジェット承認、量産へ

2015年12月11日 | 企業研究
ビジネスTODAY ホンダ、米セスナに挑む
米でジェット承認、量産へ 居住性、飛躍のカギ
2015/12/11 3:30 日経朝刊

 ホンダは小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の量産に入る。10日(米国時間9日)、米連邦航空局(FAA)から安全性のお墨付きとなる型式認証を取得したと発表した。1986年に開発を始めてから30年、先行する米セスナやブラジルのエンブラエルに挑む。速度、高度、居住性での優位性を実現した独自の設計と技術。その底流には今も創業者のこだわりが息づく。



 米ノースカロライナ州グリーンズボロにあるホンダジェットの工場。型式認証取得の記念式典が開かれた会場は熱気に包まれていた。航空機事業を担うホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長が登壇すると、2000人を超す出席者が総立ちで拍手を送った。
 「歴史的なマイルストーンだ」という藤野社長のあいさつに関係者から歓声が上がる。ビジネススーツや白い作業着が入り交じる会場では30年に及ぶ開発の成果を各人がかみしめていた。
 全米航空機製造者協会(GAMA)によると、2014年の世界のビジネスジェット機市場は約220億ドル(約2兆6800億円)と13年比で4.5%伸びた。リーマン・ショック後に落ち込んだものの、経済の回復とともに北米を中心に需要は拡大。航空電子部品大手の米ハネウェル・インターナショナルは25年までに世界で新たに9200機、2700億ドルの需要があると予測する。
 乗員を含む7人乗りのホンダジェットは超小型機「ベリーライト」に分類される。ライバルはセスナの「サイテーション・マスタング」やエンブラエルの「フェノム100」だ。3機の航続距離はニューヨーク―シカゴやロンドン―ローマの片道運航が可能な2200キロメートル前後で拮抗する。
 価格は1機450万ドルでホンダジェットが最も高くなるものの、ベリーライトのクラス平均を2割近く上回る燃費性能では群を抜く。最大時速、機体の安定につながる最高巡航高度もクラス最高水準に位置し、藤野社長は「機内の静かさや広さなども総合的にみれば、競争力はある」と自信をのぞかせる。
 08~14年の販売実績はサイテーション・マスタングが408機、フェノム100は318機。実績ゼロにもかかわらず、ホンダジェットはすでに100機以上の受注を獲得している。年内にも1号機を北米の顧客に納入し、16年は年間50機を生産する。17年以降の早い段階で年間最大100機まで引き上げる。航空機事業としては5年後の単年度黒字を目指し、中古機の整備会社などを対象にエンジンの外販も検討する。
 藤野社長はホンダジェットについて、「新しいモデルというよりも新しい技術で新しい価値を生む飛行機をつくった」と胸を張る。その根本にあるのはホンダのDNAとなっている創業者、本田宗一郎氏のものづくりへのこだわりだ。
 最大の特徴である居住性の高さには「人間部分は最大限に広く、機械部分は小さく」というホンダの哲学「マン・マキシマム、メカ・ミニマム」が見て取れる。対面式の乗客スペースは向かい合う座席の背もたれの間が2メートル18センチと競合機よりも15~20%広く、大人4人がゆったり座れる。ベリーライトでは珍しい個室トイレも備えた。
 そもそも機内に広い空間を捻出した主翼の上にエンジンを配置する独自設計も「世の中にないモノを作る」という創業者の哲学を受け継ぐ常識破りのたまものだった。
 型式認証の取得は航空機事業のスタートラインであり、「ベリーライトでシェア30%以上」の目標達成には納入後の顧客の満足度と運航の実績が問われる。ライバルのセスナはすでに世界中に整備拠点を設け、緊急時の補修や運航管理の支援などノウハウ蓄積でも先行する。ホンダジェットは一気に巡航高度に到達できるのか。運航のコンサルティングや整備、部品供給といったサービスの構築が課題になる。
(工藤正晃、グリーンズボロ=中西豊紀)

レアアース再び下落 モーター磁石向け、中国で安値売り

2015年12月11日 | 資源・エネルギー
レアアース再び下落
モーター磁石向け、中国で安値売り
2015/12/11 3:30 日経朝刊




 主にハイブリッド(HV)車のモーター磁石に使うレアアース(希土類)の国際スポット(随時契約)価格の上昇が一服し、再び下落傾向が強まった。12月上旬時点で、ネオジムが1キロ50~51ドルと前月上旬比9%安い。ほぼ同じ用途のジスプロシウムは同280~283ドル前後と前月上旬と比べて1~2%下がった。
 ネオジムは高性能磁石に欠かせない金属素材で、同じ希土類金属のジスプロシウムを加えると、耐熱性が増す。
 世界供給の8割以上を占める中国で、販売量を確保しようとする生産者の安値売りが加速した。最大の需要国でもある中国では、同国の景気減速で設備投資などが減少し「産業機械向けのモーター磁石の需要が振るわない」(国内の磁石メーカー)との声も聞かれる。
 11月には中国政府が備蓄するとの観測が国際市場に広がり、国際価格は10月と比べて15%前後上昇した。だが実需が弱く、上昇の勢いは続かなかった。備蓄予定に関する中国の公式見解表明は現時点ではない。「備蓄購入の価格交渉が難航しているようだ」(大手商社)との見方もある。

トランプ氏発言に批判噴出 「イスラム教徒入国禁止を」

2015年12月09日 | 国際政治
トランプ氏発言に批判噴出 「イスラム教徒入国禁止を」
「国にとって有害」「不快」 大戦時の日系人権利制限挙げ反論
2015/12/9 15:30 日経夕刊

 【ワシントン=芦塚智子】米共和党の大統領候補指名争いで首位に立つ不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が、カリフォルニア州でのテロなどを受けてイスラム教徒の米入国の全面禁止を提案したことを巡り、党派を超えて批判が高まっている。トランプ氏は8日、米メディアのインタビューで、提案について第2次世界大戦中の日系人らの権利制限と比較し「他に選択肢はない」などと反論。一歩も引かない構えを見せている。







 アーネスト大統領報道官は8日の記者会見で、トランプ氏の発言について「国にとって有害だ」と非難。大統領が就任する際には米憲法を守ることを宣誓すると指摘し「昨日の発言により、トランプ氏は大統領になる資格がなくなった」と指摘した。宗教を理由にした差別が憲法に反するとの見方を示唆した。
 大統領報道官が他党の大統領候補指名争いに口を挟むのは異例。アーネスト氏は、共和党はトランプ氏が指名を獲得しても支持しないと明言すべきだと主張した。
 国防総省のクック報道官は記者会見で、トランプ氏の発言への直接的な論評は避けた上で「過激派組織『イスラム国』(IS=Islamic State)の主張を補強し、米国をイスラム教と対立させるような言動は、米国の価値観だけでなく国家安全保障にも反する」と警告した。
 こうした非難に対し、トランプ氏は8日、ABCテレビのインタビューで「私がやっていることはルーズベルト元大統領と変わらない」と語り、イスラム教徒の入国禁止を、同大統領が日米開戦直後に指示した日系人やドイツ系住民らの権利制限と比較して反論した。
 ただ、共和党からも厳しい声が噴出している。同党のライアン下院議長は、トランプ氏の提案は「共和党を代表するものでも、米国を代表するものでもない」と強調。他の同党大統領候補も「トランプ氏は錯乱している」(ブッシュ元フロリダ州知事)、「彼の不快で奇妙な発言をする癖は米国を団結しない」(ルビオ上院議員)など一斉に発言。タカ派として知られるチェイニー前副大統領もラジオ番組で「我々が信じる全てのものに反する」と批判した。