パナマ最終日、12月5日は、早起きしてコスタリカに帰るだけの1日だった。朝7時発のアルミランテ行きボートに乗るつもりが、ボート屋に言われるままフィンカ60行きのボートに乗せられ、行きと同じ経路で帰ることになった。行きはサンホセからボカス・デルトーロまで合計8時間だったのに、帰りはもっと長く、つらかった。
チャンギノーラのバスターミナルで2時間待ちになったとはいえ、アルゼンチン人、スペイン語を話す米国人カップル(一般的に米国人は、外国人とはなるべく英語で通そうとする)と一緒になり、コスタリカ入国に必要な用紙に記入したり、朝食をとったりして時間をつぶした。
陸路の国境は一度経験したので心配なかったが、帰りは人が多く、行列が長かった。ここで初めて「帰りのチケット」の提示を求められるが、無事コスタリカに再入国。
コスタリカのイミグレーション
私はさっさとバスを降りて手続きをすませ、みんなが並んでいる間に右側の入り口を入りトイレに行った。水が流れなかった(汗)が、前日のスノーケル・ツアーで訪れた島でも水が流れなかったので、この時はもう「穴と壁さえあればいい」的な心境になっていた。
国境を越えてから、立て続けに3回も警察の検問があった。3回目はご丁寧に荷物チェックまであり、乗客のほとんどは内心切れていたと思う。アルゼンチン人は、「あのバスは検査済みだからパスしろとか、次の検問に電話で連絡すれば良いのに」と怒っていた。
行きはヨイヨイ、帰りはコワイ。
帰りは風景を楽しむ気分じゃなかった。バナナ・プランテーションを見ても、「あー、またバナナね」という感じである。行きと同じく、リモンの SODA(簡易食堂)で15分休憩があったのセが、先に数台のバスが到着しており、トイレは長蛇の列。食事よりトイレのほうが大事だったので、袋菓子を買って済ます。
本当に、帰りは長かった。待ち時間を含めるとボカス・デル・トーロから合計10時間。チャンギノーラからサンホセまでの直行バスだけで7時間かかっている。前日のボート・ツアーの後遺症もあり、骨に響くような旅であった。しかしながら、コスタリカ滞在あと90日というスタンプを手に入れることができ、出国旅行の任務は終了したのだった。
完。
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