80年代の名曲を、カバーやネタ使いとともに振り返りませう。（112）

今回は、カバー編です。

まずはオリジナル。
このバンドのファンだけではなく、ハードロックファンなら、
知らない方はおられないと思われる、この名曲です。



Motley Crueの"Home Sweet Home"ですね。
カバー曲でしたが、"Smokin' In The Boys Room"のヒットを生んだ、
85年リリースのアルバム"Theatre of Pain"からの2ndカットで、
ちょっと意外な感じがするのですが、Hot100での最高位は89位でした。

ただこの曲、91年に、ベストアルバム"Decade of Decadence 81-91"に、
Remixされたナンバーが再収録されて、再びカットされ、
そのときは、Top40入りを果たして、37位まで上がっていたようです。

で、この曲、ハードロックファン以外からも人気が高くて、
カバーバージョンも多く、記憶に新しいところでは、
2009年に、Carrie Underwoodがカバーして、ヒットさせておりましたが、
今回は、同じ、カントリーアーティストによるカバーで、
アーカンソー州出身のシンガー、Justin Mooreによる"Home Sweet Home"にしました。



なんと、Vince Neil本人を迎えたカバーとなっていて、
2014年にシングルカットもされて、カントリーチャートで、
最高位28位を記録していたようです。

なおこの曲、カントリーのアーティストたちが集結して、
Motleyのヒットナンバーをカバーした曲を集めたアルバム
"Nashville Outlaws: A Tribute to Mötley Crüe"に収録されたナンバーで、
他には、Rascal Flattsが"Kickstart My Heart"を、
近年人気の、Florida Georgia Lineが、"If I Die Tomorrow"を歌ったりしております。